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2005年07月20日

夜行列車

ジョグジャカルタからジャカルタへの夜行列車に乗ったのですが、
それがちょっと(というか、かなり)へヴィな体験で、
たぶん僕の人生にも大きな影を落とし続けるのではないか
というくらいのものでした。

乗ったのは二等列車。
といっても等級は二つしかなく、
つまり、地元の人が使う安いほう。
もちろんエアコンなし。
寝台ではなくビニールシート。

薄暗い蛍光灯、あふれるゴミ、
トイレから床に流れる水、
そこに新聞紙をひいて寝る人。
通路や座席の間にあふれる人々…。
旅行客は僕ひとりで車掌さんも含めて
英語はまったく通じず。

ひっきりなしにやってくる物売り。
水、カップラーメン、ごはん、おかし、
めがね、おもちゃ、ウクレレの流し、
いきなり大音量で歌う人…
とにかくあらゆるものを売ろうとします。
そのたびに断るだけでも一苦労。

そして、物売りよりつらいのが
さまざまな物乞いの人たち。
眼の見えない人、足のない人、
子供をつれた母親…。

電車が止まるたびにこれらの人たちが
大量に押し寄せて手を伸ばすのです。

そんななかで12時間。
正直かなりつからった。
寝れるわけもなくただひたすら
夜明けを待っているような
そんな感じ。

投稿者 bonga : 2005年07月20日 16:55

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