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第一章 原始共同体の時間意識
一 「聖と俗」 - 意味としての過去
二 共同時間性・対・共通時間性
三 ザマニの解体 - 意味としての未来
第二章 古代日本の時間意識
一 神話の時間と歴史の時間
二 氏族の時間と国家の時間
三 世間の時間と実存の時間
第三章 時間意識の四つの形態
一 時間意識の四つの形態
二 ヘレニズム - 数量性としての時間
三 ヘブライズム - 不可逆性としての時間
第四章 近代社会の時間意識 - (I)時間への疎外
一 〈失われた時〉 - カルヴァンの地獄
二 〈見出された時〉 - 自我の神話
三 時間への疎外と時間からの疎外
第五章 近代社会の時間意識 - (II)時間の物象化
一 内的な合唱と外的な合唱
二 時計化された生 - 時間の物神化
三 時間のニヒリズム - 時間意識の疎外と物象化
結章 ニヒリズムからの解放
あとがき
(同時代ライブラリー版への後記)
