[新ZINE入荷]『介助/赤ちゃん/神と死者』

新しいZINE入荷しました。以前は、東京にいて気流舎にも通ってくれた茂木くん、震災後に関西に移住、今は奈良に落ち着き、介助の仕事をし、家族と新しい命を得て、ZINEを作ったとのことで、気流舎でも取り扱うことになりました。関東では、気流舎だけで販売しています。気になる方、ぜひ手に取って、読んでみてください。

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『介助/赤ちゃん/神と死者』(人文と生活おしゃべり会叢書)
編著:茂木秀之 500円

https://mogikenomise.base.shop/items/8802176

《推薦コメント》
介護の仕事、子育てなどの日常から立ち上がった思考と、様々な時代・分野の人文知を類い稀なセンスでまとめ上げた傑作。繊細な筆致だが中身はラディカル。読み切れる分量も丁度いい。
− 宗教社会学者 白波瀬達也

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介助/介護やさまざまなケアの行為、あるいはもっと広く身体にはたらきかけること、そして子どもと暮らすこと。それを現代の価値観から遠い所で考えたいと思いました。民俗学や人類学や宗教学の知恵を借りて、一緒に考えてくれる人たちと話し合いながら、一冊の本をつくりました。

かつては一体であった呪術や霊性とケアとを、現代と切り結びながら研究・実践する「現代魔女」汐月陽子さんと、大阪の障害者の生活を支える活動の中枢にいる団体「パーティ・パーティ」で活躍しながら、常に"生活"や"存在"を問い続けている椎名保友さんに、執筆・協力をいただいています。

現代から遠く離れるほど、現代の成り立ちや、日々の実践で心がけるといいことが、見えてくるように思います。

茂木秀之/
1983年埼玉県生まれ。東京で演劇、障害者支援、コミュニティスペース運営などに関わる。2011年から西日本を転々とするなかで、アートNPO「ココルーム」(NPO法人こえとことばとこころの部屋)スタッフ、京都国際部隊芸術祭 KYOTO EXPERIMENT フリンジ企画「使えるプログラム2014」プロジェクトメンバーなどを経験。現在は大阪で「パーティ・パーティ」(NPO法人日常生活支援ネットワーク)のスタッフとして障害者支援の仕事をしながら、妻と一児と共に奈良県生駒市の山中で暮らしている。