なかなかことばにできずにいたのだけど、やっぱり書いておこうかと思う。世界グラフィックデザイン会議に参加して(したんですよ)感じたこと。なかなか興味深いセッションもありました。
「傷つきやすい世界とブランディング」
(アムリック・カルシ、カレン・ブリンコー)
「グローバリゼーション時代に意味あるデザインを問う」
(後藤繁雄、ジョナサン・バーンブルック)
「デザイン・フォー・ザ・ワールド」
(ロバート・ピータース)
などなど。社会にかかわることがデザインの条件である以上、デザインを評価するときにはそのかかわり方も問われるわけで、カップラーメンを売ることがデザインと広告の仕事ではないと思う。問題解決もデザインを成り立たせる重要な要素のひとつだけれども、デザイナーの問題解決能力には「もっと価値のある使い道」(FTF2000)があるはずなのだ。(幸い、世界には解決を待つ問題が山積みだ!)会議全体をとおして感じたことは、これからのデザインの潮流(のひとつ)としてこの見方は広まっているし、広まってほしいとも思う。
というが僕の公式見解。
でもね…
実はもう少し深いところで僕はデザインに失望してしまったのでした。
つづく
0 writebacks | category: /design | permalink

