ちかごろの気流舎




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・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画


Sun, 30 May 2004

テスト用エントリー

あぁー、本日は晴天なり。
あちぃよ。
いろいろ改造中。
表示がヘンかも。
機能もヘンかも。
しばらく許して。

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Sat, 29 May 2004

そのあまりにあけすけな

東京R不動産

祝!中央線進出。
西荻窪で見つけたこの物件。

西荻! 屋上! 8万円!
おおぉ。いいんでないかい、この物件。
しかーし…
ち、近い。近すぎるってば。

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新しい世界

自分が変わることと世界が変わることはたぶん、区別がつかない。だから、 BOOKS FOR NEW WORLD は世界を変えてゆく本でもあるし、世界観を変えてゆく本でもあるのだと思う。人生を変えるほどの本という言葉は、変わらなかった人生を前提しているようでうまくない。変化が常態ならば、どう転んだって変わることなんかできないと言ってもいいし、一冊の本でだって世界は変わると言ってもいい。

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Mon, 24 May 2004

貯金ビンボー大豆を喰らう

べつに隠すことでもないので言ってしまいますがー。僕の全財産は右に書いてある「貯めたお金」と一ヶ月分の生活費だけで、ほかにはなんにもありません。部屋にある古本とレコードを売り払えば少しはお金になるかもしれないけど、さすがにそれはできない。開店資金には手をつけないと誓っているので、今月みたいに旅行に行ったりしてしまうともう大変。給料日を前にして納豆ともやしばっかり食べてます。親子丼。だって1袋29円ですよ! 考えてみれば豆腐のみそ汁もみんな大豆だ。すごいな、大豆。サンキュー、大豆。とりあえず、将来は米と大豆は作ろうと思う。

大豆ホームページ
大豆を作ろう
日本一の大豆リンク集

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Sun, 23 May 2004

カッコの問題

本を紹介するときにこのサイトでは、

著者名「本の題名」出版社

という書き方をしてます。でも学術論文の世界では、

著者名「論文名」『論文をおさめた本の題名』出版社

というのがフツーです。他にも出版年や引用ページの書き方もあるけどここでは省略。問題は、『←このかっこ→』。どうも好きではないんですよね『←これ→』。だって日本語では「会話のなかの『会話』」っていう使い方のはずだし、なにより記号として美しくない。デザイナーとしてはイマイチ賛同しかねる慣習です。で、「」で統一してましたが… やめました。なんとなく、慣習というのは好きとか嫌いとかじゃないだろう、と改めて思ってしまったので。そんなわけでこれからは『』で書こうかと。

文献の書き方に関しては↓とか参照。
小林泰夫 ほか『知の技法』東京大学出版会

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ラブ&ピース&フリーダム!

“KALI-FLOWER ”開店30周年記念パーティー

日本にヒッピームーブメントを!東京にフラワーチルドレンを!──今から30年前の1974年5月24日、そんな夢と希望を持って吉祥寺に自然食ライブハウス“KALI-FLOWER”がOPENした。
5月24日(月)@LOFT/PLUS ONE
【出演】ドクターセブン、ヒトキ、タシ、アリ、ケン佐々木、梶田イフ、内田ボブ、シャーナントシ、サカキナナオ、ポン(山田塊也)、他ゲスト多数
【映画】花まつり(監督 藤枝静樹)
【ビデオ】諏訪之瀬第4世界(監督 上野圭一)
Open/18:00 All Night
¥3,000(記念品付き)予定

もう明日ですけど。行けたら行こうかな。
そう、今は70年代の30年後、60年代の40年後の未来なんだよね。

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イベントふたつ

PCCJ :: デヴィッド・ホルムグレン初来日記念講演

パーマカルチャーの創始者の一人デヴィッド・ホルムグレンを招いて、氏の30年間にわたるパーマカルチャーの理論と実践、及びサステナビリティ概念を越えたパーマカルチャーデザインの意義を語ってもらう。そして、持続可能な未来社会構築のために、今、我々が何をなすべきなのかを聴衆の皆さんと語りたい。
国際的なパーマカルチャー運動のなかで、ホルムグレンは現実的なプロジェクトを通じて、パーマカルチャーの考えを広めてきた功績で尊敬されている。個人的な経験をとおし、持続可能な生活スタイルは十分可能なもので、消費漬け社会への強力な対抗策だと教える。

さっそく申込み。デヴィッド・ホルムグレンは、ビル・モリソンとともにパーマカルチャーの創始者とされるお方。以前書いた「オーストラリア楽農パラダイス」に彼のインタビューが載ってます。

追記:
ホルムグレンの講演は、全国ツアーなんですね。
詳しくは、こちら。東京以外もいろいろありあますよ。


ナナオサカキの第一詩集が復刊。
「新装 犬も歩けば」野草社刊(発売 新泉社)
んで、《ななおさかき Tokyo Tour 2004》
があるそうです。→詳細はこちら

r さん、新泉社さん情報サンクス!

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Mon, 17 May 2004

風と古本

早大正門の青空古本掘り出し市に。この古本市は好きで毎年楽しみにしてます。なんでだろうとふと考えてみたら、外だからだ。青空市だからだ。なんでこんなことに気づかなかったのだろう。風が、気持ちいいんだ。

ついでに早稲田界隈の古本屋さんと BIGBOX 古書感謝市にもよって計17册購入。「気流の鳴る音」函入り300円。自己最低記録更新。

中沢新一「虹の階梯」平河出版社
_「ゾクチェン・ニンティクの集会樹」画付。こんなの付いてたんだ。
ぬで島次郎「神の比較社会学」弘文堂
_見田宗介が緒言を書いてます。(ぬでは、木+勝)
赤瀬川原平「東京ミキサー計画」パルコ出版
_高校時代の僕にありったけの勇気と勘違いをくれた本。

ハロルド・ガーフィンケル「エスノメソドロジー」せりか書房
ウィリアム・ドムホフ「夢の秘法 セノイの夢理論とユートピア」岩波書店
スネルグローヴ 他「チベット文化史」春秋社
G・バタイユ「内的体験」現代思潮新社
モリス・バーマン「デカルトからベイトソンへ」国文社
芹沢高志「この惑星を遊動する」岩波書店
加藤則芳「森の聖者 自然保護の父 ジョン・ミューア」山と渓谷社
山尾三省「原郷への道」野草社
などなど。

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マ ジ ス カ!

OH! MY SHOPユトレヒトの江口さんが載ってました。

広さ・席数:11坪
平均来客数:30人/1日
平均客単価:2000円
売り上げ:500万円/月
経費:50万円(人件費、家賃、光熱費含む)
仕入れ:200万〜250万円/月

すみません、こんな数字ばっかとりあげて。
古本屋を目指すものとしては一番気になるとこだったので。
しかし、500マンエン!! まじすか。
なんだかワタクシ根本的に経営規模を勘違いしてたかも。
気流舎なんて50万円も危ういかと思ってるんですけど…。
そりゃあなた、オサレなユトレヒトと比べちゃいけませんよ
つーツッコミもあるかと思うが、どーなのさ。
まさに OH! MY SHOP。ちょっとびっくり。

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Sat, 15 May 2004

貸してくれぃ

ap bank

ap bankは市民が主体となってする自然エネルギー、省エネルギー、環境をテーマとしたプロジェクトに融資します。

古本屋はダメすかね。

ネタ元になった未来バンクは僕も組合員になってます。組合員になって出資することが融資の条件とのことで、10万円を出資。出資額の10倍までの額を融資してくれる仕組みなのでもう少し増しときたいところ。事業報告を見ると個人にも結構融資してるみたいなので期待。でも金利3%固定はちと高いよね。

その点、市民バンクの金利は長期プライムレートと同率(4月現在1.7%)で魅力的。しかも審査は「夢の作文」。がんばって書きますよー。

今日の知ったかぶり:プライムレート
最優遇貸出金利。銀行が優良企業に貸し出す際の利率の低い金利。一年以上のものを長期、未満のものを短期という。らしい。

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Mon, 10 May 2004

人はガイアの子宮で何を想い踊るのか

洞窟に入った瞬間、まがいようもない神聖さを感じてしまった。理性はその感情に冷静さを求めたかもしれないけれど、あの感覚を素直に認めれば、やはり「神聖さ」だったのだと思う。

洞窟は太古より聖なる場として祀られ、
人々は集い、祈り、踊りを捧げてきた。

中沢新一「神の発明」講談社選書メチエ

神はしばしば天空の高いところにいるというイメージがありますが、スピリットはむしろ洞窟や祠や岩の割れ目や森の中の木のウロのような、光がさんさんと射し込んでくることのない、薄暗い密閉された空間を好むようです。(中略)さらに、スピリットが住処としている中空の空間はまた、さまざまな「増殖」のおこなわれる空間でもあります。富や食べ物や高い価値をもったものが、そこからやってくると考えられています。
スピリットは森の中や洞窟を住処にすると言われますが、来訪神はその森や洞窟を「通路」として、遠くの他界から人間の世界に出現してきます。

スピリットへの敬意は、今も変わってはいない。
洞窟は海に口を開けていて、砂のフロアは波に洗われていた。踊っている間も潮の満ち引きに応じて波の位置が変わり、僕らはその度に波に見とれた。パーティを支配していたのはサウンドシステムの音ではなく、波の音だった。電球の明かりではなく、闇の暗さだった。人々は軽い昂揚を笑顔で隠してステップを捧げる。ろうそくの炎が黒い波をやわらかく照らす。こんな時空間を体験したことはいままでになかった。

シタール、ジャンべ、ディジュリドゥ。
旋律と鼓動、倍音の聖性。

月食は満月の夜に起こる。太陽と地球と月が一直線に並ぶからだが、光だけでなく重力も重ね合わされて、その日、海は大潮を迎える。雲が月の光を鈍く隠したとしても、重力を遮ることはできない。海も大地も身体もすべて、その支配下にある。深夜、高くなりゆく波に追われてスピーカーとDJブースは移動を余儀なくされた。音が止まる。波だけが響く。恐れは畏怖の念として僕らの言葉を失わせる。

満月の夜のあのどことなく場違いな明るさを持った空が白みはじめて、厚い雲の奥に太陽が昇ったことを知る。待ちわびた光の到来だ。心のすみに小さく抱え込んでいた恐怖が光のなかへ溶け込んでゆく。昂奮しているのか、深く安らいでいるのか。逆光の波をもう一時間も見つづけている。

調和。

すべての調和を体感するために人は踊るのだろうか。
いや、人が踊っているのではない。ガイアだ。
僕たちのステップはその胎動のほんの一部分にしかすぎない。

真夜中のムーンダンス

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真夜中のムーンダンス

彗星と皆既月食にみちびかれて
4泊5日伊豆半島一周レイヴトラベル。

5月1日
家 → HEAVENS DOOR
朝、東京発。友人が遅れて行くことになったので一人で電車に。
東京 — 熱海 — 三島 — 修善寺。バスで宇久須へ。
三共食堂で小あじ鮨&かさご汁堪能。ウマ!
牧場の家キャンプ場は駿河湾を見下ろす絶好のロケーション。
テントを張って、音が鳴るまで読書。こーゆう時間が好き。
夜は強風、極寒。でも踊る。今年初なのでなんだかうずうず。
トラブルで時間がずれて strobo は体験できず。

5月2日
HEAVENS DOOR
朝は恒例のお散歩。仁科峠までの山道を見つけてトレッキング。
昼間は寝たり、食べたり、本を読んだり。
ジャンべのジャムでゆらゆらしたり。こーゆう時間が好き。
夜は dachambo で始まって、izzy のチルで逝く。
天気はイマイチで彗星は観れず。

5月3日
HEAVENS DOOR → 某パーティ(一応内緒?)
朝から雨。でもみんな踊る。
惜しみつつ移動に備えて早めにテント撤収。
同じく下田のパーティに行くという外人さんたちと合流。
やっと呼べたタクシーに相乗りして堂ヶ島温泉へ寄ることに。
沢田公園露天風呂最高!! ジェフ、ナイスチョイスだ!
バスで松崎から下田へ。さらに近くの海岸へ。

夜に友人と合流。こんなところで会うのもヘン。
会場はなんと海に口を開けた洞窟。すごい!
友人の言葉を借りれば、「入った瞬間に持ってかれた」
こんなパーティは初めて。その異空間に圧倒される。

5月4日
某パーティ
朝はお散歩。3つ先の湾まで行ってみる。
波打ち際で読書。じっと波の音を聴く。
事件発生。隣のファミリーからやきそばの材料6人分をいただく。
あの、僕ら2人なんですけど…。鉄板もないんですけど…。
いろいろ奮闘して6時間かけてやきそばを平らげる。
近くのコーヒーショップで読書。月食の原理について議論。雨。
洞窟にはゆったりとした幻想的な時間が流れる。感嘆。すばらしい。
ディジュの女の娘すごー。自然に感謝。主催者にリスペクト!

5月5日
某パーティ → 家
方角と天候によって、皆既月食は観れず。
でも白んでゆく空、洞窟に射し込む光、輝く波頭、
すべてを理解してる。溢れる想いは言葉にはならない。
雨の中テントをたたむ。疲労困ぱい。
1日3本のバスに合わせて下田へ。
下田 — 伊東 — 熱海 — 東京。


とりあえずご報告。
洞窟に関してはあまりにもよかったのでもう少し書きたい。

書いてみた↓
人はガイアの子宮で何を想い踊るのか

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Sun, 09 May 2004

踊りつかれた朝には

外で踊るのは好きだけど、自然の息吹を感じる方法としては、いささか乱暴な気がしてしまう。レイヴに行った時にもできるだけ、近くの山々に足を踏み入れて静かにゆっくりと自然を感じられる時間をつくるようにしている。

今回もキャンプ場から峠へ抜ける山道を見つけて歩いてみた。荒れた人工林のなか、わずか1時間のショートトレイル。それでも感覚を澄ませばそこかしこに生命の脈動を感じることができる。丸太橋を渡って沢で顔を洗い、鳥の鳴き声をまね、羽アリの身づくろいを眺めたり、切り株の示す方位を SUUNTO の磁針と比べてみたり。倒されてなお芽吹かんとする木々の生命力に深く感心しているときにはもう、心は自然の一部となり自他の区別はなくなっていた。

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