ちかごろの気流舎




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Sun, 23 Feb 2014

第21回 養生と自然療法

12月半ばから先月末まで、アイスランドのアート・シンポジウムに参加していました。その報告会をかねて、久しぶりにお灸のワークショップをしましょう。

アイスランドのことを日本で知る人は少ないと思います。ぼくは今回3回目の滞在になります。3年前に始まったFRESH WINDSというアート・シンポジウムに参加したのが最初でした。そこから戻って、ひと月半後にフクシマがありました。ぼくのなかでは、フクシマとアイスランドは深く結びついています。

FEASH WINDSが行なわれる場所は、アイスランドのもっとも西に位置するGARUDURというところです。人口が1500人ほどの小さな街です。この3年のなかでぼくはここに通算すると4ヶ月滞在していることになります。3年前のFRESH WINDSでわたしが制作した作品、HIROSHIMA66はいまもそこにあります。

今年はF-3というタイトルの写真の作品をつくりました。




This work is made up of 69 pieces portraits. 69 years ago, the atomic bomb was dropped on Hiroshima and Nagasaki. We are living in Nuclear Age 69 years.
People of portrait are making the sign of 3 with fingers. This year is three years from the accident of Fukushima's Nuclear power plants. This accident has not restored. Fukushima’s Nuclear power plants still continues pouring nuclear contaminated water to the sea and land. Fukushima and Hiroshima and Nagasaki are connected in this work.
I did a performance count 69 pieces of tin in opening day of the exhibition. Nuclear Free Future!

アイスランドは人口30万あまりの小さな国ですが、そこで出会った人々や、このシンポジウムに参加したアーテストは、みんなフクシマのことを他人事にせずに、この作品に参加してくれました。

フクシマを無視するような日本政府の政策には怒りと悲しみを覚えます。

寒い日が続きますが、お灸をして元気を取り戻しましょう。


川崎三木男(鍼灸師・美術家・数寄者)

日時:2014年2月27日(木)19時〜
会費:無料(+投げ銭/コピー代)
※1ドリンクオーダーお願いします。


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3月の『うさぎ!』を読む会




今回は、パレスチナ紛争を主題に、平和だと思わされていること、
あいまいなイメージで敵と思わされていること、などについて書か
れた第15話を読みます。

遠い国で戦争が起こります。パレスチナ紛争だけでなく、今も、昔
も、戦争や紛争は起こり続けています。そんな中で私たちは、「う
ちの国は平和だ」「戦争がない限り、平和なのです」と、思わされ
ていると感じることはありませんか?
また戦争や紛争が起こることを、「難しい問題だ」と、本質を見る
ことを避けるようにされていたり、ぼんやりとした「敵のイメージ」
を持たされていると、感じることはないでしょうか?

この回では、戦略や誘導によって、
私たちがどうあることにされているのかを見つめ、
”戦う”ことについてや、”平和”についても、
想いを巡らしていけたらと思います。

今回もピットさんの美味しい軽食の準備もあります。

14話まで読んでいなくてもじゅうぶん楽しめるので、初めての方も
どうぞお気軽にいらしてください。


・・・・・・・・・・・

季刊誌「子どもと昔話」で2005年10月から連載がスタートした、
小沢健二さんによる『うさぎ!』。

3人の少年少女が「灰色」に立ち向かっていくという寓話を通して、
グローバリゼーション、戦争、自然破壊、
食べもの、先住民、心のケア、など、
いまの世界に起きている問題を多岐にわたってとりあげています。

この会では、みんなで少しずつ『うさぎ!』を朗読して、
そのあと、感じたこと、考えたことを、のんびりゆったり、話していこうと思います。
あるテーマについて議論するというより、
テーマと出会って、個人としてどう思ったか、考えたか、
自分の日々の生活や暮らす社会との関連などを
ひとりひとりが話し、聴く場にできたらと思っています。
月1回ペースで開催し、幅広くさまざまなテーマから、
“これからの私たちの世界のこと”を話していく場になれたらと思います。


日時:2014年3月1日(土)18:00~
会費:無料
※1ドリンクオーダーお願いします。
※おやつ、軽食は有料(スライディング・スケール制)

★第15話を読みます。『うさぎ!』を持っている方はご持参ください。
持っていない方には、コピーを用意しておきます。(コピー代実費負担お願いします)

★内容に関連する資料や本の紹介、歓迎!


主催:「気流舎『うさぎ!』を読む会」


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Fri, 14 Feb 2014

もっと知りたい胡椒の話 ー インドネシア・カリマンタン島の胡椒 ー




食料品店のスパイスコーナーにいつでも並んでいる胡椒。季節に関係なく買える胡椒、熱帯地方で1年中作られているイメージがあるけれど、胡椒の旬は1年に1度、収穫は1ヶ月間くらいの期間に行われています。

店頭の棚で売られてる胡椒には黒胡椒と白胡椒がありますが、どちらも同じ種類の植物から作られていること知っていますか? 胡椒って木ってどんな形?、胡椒の花はあるの? 実はほとんど知られていない胡椒のこと。白胡椒のあの白い粒、どうやって作られるのか見たことがありますか?

今回は白胡椒が出来るまでを現地の画像を交えながらお話します。
(仙人Spice 高橋仙人)


日時:2014年2月16日(日)19時〜
会費:無料(+投げ銭)
※1ドリンクオーダーお願いします。

Food:話の中に登場するカリマンタン産の白胡椒と純胡椒を使ったfoodを用意します。
純胡椒おにぎり:生の胡椒の食感と風味を楽しめるおにぎり
ピンチョス  :白胡椒に合う食材をセレクトしたもの


高橋仙人 仙人Spice(胡椒屋)
昨年、『純胡椒』という生の胡椒を塩漬けにした商品を輸入しました。インドネシアにて収穫から輸入まで携わり、一から十まで全て独自生産というスパイス。「現地をそのままに」をコンセプトに房のままの胡椒を楽しむことができます。
元々はCryptocoryne(クリプトコリネ)という水生植物を調査・研究のため、インドネシアの各地のジャングルを周ってきました。訪れたローカルの地域で出会うスパイスを食べるうちに、特別な風味を持つものがあり、風土に生かされたスパイスがあることに着目。中でも特に印象深かったカリマンタン産の胡椒を日本へ届ける仕事をスタートしました。


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Sun, 02 Feb 2014

SOMAトークVol.3 「高祖岩三郎さんと語る、現在各地でアナキズムが直面してる情勢について」



『気流舎通信 SOMA』出版記念トーク第三弾(ラスト!)のゲストは、
ニューヨーク在住の批評家/翻訳家の高祖岩三郎さん。
実際にオキュパイ・ウォールストリート運動などの現場に
関わってこられた高祖さんを囲んで、現在各地で「アナキズム」が
直面してる情勢についてみんなで自由におしゃべりをしたいと思います。
(ハーポ部長)


日時:2014年2月7日(金)19時半〜
会費:無料(+投げ銭)
※1ドリンクオーダーお願いします。


高祖岩三郎
批評家/翻訳家
1980年以降ニューヨーク在住。画廊スタッフ、グラフィックデザイナーを経て、
翻訳/執筆活動に従事。著書に『ニューヨーク列伝』『流体都市を構築せよ!』(青土社)、
『新しいアナキズムの系譜学』(河出書房新社)、主な訳書に
D・グレーバー『アナーキスト人類学のための断章』
『資本主義後の世界のために(新しいアナーキズムの視座)』(以文社)、
ジョン・ホロウェイ『革命---資本主義に亀裂をいれる』(河出書房新社)など。


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