!!気流舎共同運営への呼びかけ!!
・最新情報は twitter(@kiryuusha)をご利用ください。
・勝手に休んでいたり時間通りに開いていなかったりもします。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画」

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気流舎でスピノザ研究会の第二回目を開催したいと思います。
僕たちにとってスピノザの哲学―もしくはドゥルーズによって解されたそれ―がなぜ重要なのでしょうか。この本の第一章で、ドゥルーズはスピノザの生きかた、その哲学について簡潔にこのように記しています。
「どのようなかたちで生きようと、また思惟しようと、つねにスピノザは積極的・肯定的な生のイメージをかかげ、ひとびとが甘んじて生きている見せかけだけの生に反対しつづけた。彼等はたんにそれに甘んじているというにとどまらない。生を憎悪する人間、生を恥じている人間、死の礼賛をはびこらせる自己破壊的な人間がそこにはいて、圧制者・奴隷・聖職者・裁判官・軍人の神聖同盟をかたちづくり、たえずこの生を追いつめては、それをさいなみ、じわじわとなぶり殺しにかかり、法や掟、所有権、義務、権威をもってそれを塗り込めよう、窒息させようとしている。まさしく世界におけるそうした兆候をこそ、そうした全自然や人間そのものに対する裏切りをこそ、スピノザは診断したのだった。」
ジル・ドゥルーズ『スピノザ―実践の哲学』(平凡社ライブラリー)p.27
ここで述べられている見せかけだけの生、それに付随してくる憎悪や恥辱の感情、自己破壊的な衝動を絶えず生産し続けている機制を解体するための戦略を提示すること、これこそドゥルーズやガタリ、あるいは彼等に影響を受けたネグリやハートが試みてきた哲学のプログラムでした。ネグリ=ハートがその主著『〈帝国〉』でスピノザについて言及している箇所をすこしだけ引用してみましょう。
「スピノザは言う、『自由な人間は何よりも死について考えることがない。そして彼の知恵は、死についての省察ではなくて、生についての省察である』、と。」
ネグリ=ハート『〈帝国〉グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』(以文社)p.110
スピノザが有していたと思われる問いを私たちなりに短くまとめるなら、次のように表現できるかもしれません。死ではなく生の力能を、悲しみでなく喜びの感情を、如何にして高めていくことができるのか。善き出会いと関係性を組織化することを通して。
恐怖や不安、悲しみの感情で僕たちの生を委縮させて、諸個人の欲望を水路付け、資本の価値増殖に奉仕するような主体化(服従化)がなされるように環境整備をし、〈生〉が有する力能をまるごと労働力として捕獲し、残酷なものを再生産し続けるシステム。この残酷のシステムに絡め取られないために、強度を増していく喜びの感情とともに生きていくために、レンズ職人として生きたスピノザの哲学をドゥルーズが拵えてくれたレンズを通して皆でひも解いてみましょう。
UEKEN―気流舎コレクティブ
日時:2013年12月21日(土)19時30分~
会費:無料
※ワンドリンクオーダーお願いします。
※G・ドゥルーズ(鈴木雅大訳)『スピノザ―実践の哲学』(平凡社ライブラリー)を
参加者の皆さんは各自用意して頂き、可能であれば第二章の部分を通読しておいて下さい。
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【音画】
標題音楽の一。自然現象や風景などを音によって絵画的に表現した楽曲。
* サルテリー(ペルシア・動画上)
* クラリネット(欧州)
* ケチャピ(インドネシア・動画下)
Take
旅の中で聴く様々な音楽にひきつけられ、中世古楽器サルテリーを旅演奏に使い始める。
近年は毎年インドネシアへ渡り、現地ミュージシャン,ダンサー等とコラボレーションしつつ自分の音を模索中。
東京では様々なアーティストとイベントギャラリー,橋,廃墟,自然の中でパフォーマンスを展開している。
http://www.youtube.com/user/takebothfaces
kiek
映像、サウンドアート、コラージュなど様々な表現を追求し、クラリネットの他、ダンバウ(ベトナムの一弦琴)や
コンピュータなどの複数の楽器や電子機器と組み合わせて主に実験的な作品制作をしている。
日時:2013年12月15日(日) 19時半~
会費:無料(+投げ銭)
※1ドリンクオーダーお願いします。
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この世界のバランスがくずれるとき、あの世とこの世の境目が曖昧になり、死者・精霊たちがこの世におとずれると考えられていました。
死者・精霊たちは恐怖や死をもたらす存在でしたが、同時に豊穣や生命を運んでくれもしました。かつては恐ろしい「鞭打ちじいさん」と呼ばれることもあった「サンタクロース」が靴下の中にプレゼントを入れてくれるのはこの古い習俗の名残です。人々は死者・精霊たちと同じように贈与・プレゼントの交換をして祭りをおこない、そうすることで太陽はふたたび力を取り戻して、世界は生まれ直すと信じられていたそうです。
日本列島でもこの時期に様々な芸能、お祭りがおこなわれました。そこでは、死者・精霊は「鬼」として現れ、人々の健康や幸運を願っていました。
神楽や能や狂言の中にもクリスマス・冬至におこなわれた贈与の思想が存在します。聖なる夜に、各地の祭りや芸能者の言葉をたどってみることで、贈与・プレゼントについて考えてみたいと思います。
「生と死の精霊たちとクリスマス」
2012年12月24日(火)20時から
講師:坂本大三郎(山伏)
入場無料(ドリンクオーダー)/投げ銭歓迎
当日は下北沢周辺の18店舗が集まって
店頭にキャンドルを灯す「小径のノエル」開催中です。
ぐるぐる巡ってみてくださいな。
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トーク&座談会《社会×表現×沖縄ー『沖縄』に表現はどう向いあうか》

社会や政治の問題に直面したとき、音楽やアート、そして表現はどう向かい合うのか。
音楽家として沖縄県東村高江に在住の石原岳さんをゲストとしてお迎えし、
沖縄県東村高江区の現状や問題について伺いながら、ゲストを交え、
沖縄の現状、そしてアートや音楽、表現の可能性について広く話しあいます。
お気軽にご参加ください。
日時:2013年12月18日(水)19:00 ~ 21:00
会費:無料(+投げ銭)
※1ドリンクオーダーお願いします。
ゲスト
石原岳(音楽家・沖縄県東村高江)
毛利嘉孝(社会学者・文化研究)
川田淳(美術家)
柳井信乃(美術家)
企画:居原田遥(東京芸術大学大学院)
協力:ゆんたく高江
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日本のヒッピー・ムーブメントを振り返るー『アイアムヒッピー』出版記念

日本のヒッピー・ムーブメントを振り返る
ー山田塊也著『アイアムヒッピー 日本のヒッピー・ムーブメント史’60-’90』(増補改訂版)出版記念
1990年に第三書館より刊行され、長らく絶版だった名著『アイアムヒッピー 日本のヒッピー・ムーブメント史’60-’90』が23年の時を経て、森と出版から増補改訂版として刊行されました。
この本は、著者の故山田塊也、通称ポンさんの強烈な個人史でありながら、同時に「新宿ビートニック」〜コミューン運動「部族」に至り、その後の様々な祭りや活動や騒動を記録した「日本のヒッピー・ムーブメント」の貴重な証言にもなっています。
さらに、今回の増補改訂版では、ポンさんと時代を共にした同志たちによる充実した注釈と巻末の「日本ヒッピー年表」が加わり、日本のヒッピー史に初めて触れる方にもとてもフレンドリーな構成に。そして特筆すべき特典として、ポンさんのサイケデリックアートが堪能できる伝説の『部族新聞』創刊号の部分復刻版付録!
対抗文化専門書店である気流舎では、この生まれ変わった『アイアムヒッピー』を祝し、カウンターカルチャーの希有な語り部ポンさんの言葉に導かれながら、トーク、映像、ポエトリー・リーディング、ライブで日本のヒッピー・ムーブメントを振り返りたいと思います。
日時:2013年12月8日(日)15時〜21時
(1部 15時〜 /2部 19時〜)
会費:無料(+投げ銭)
※1ドリンクオーダーお願いします。
【1部】トーク&映像上映(15時〜)
ゲスト:フーゲツのJUN、桝田屋昭子(森と出版)
休憩
【2部】歌&ポエトリー・リーディング(19時〜)
19:00〜 歌 CocoNut
19:30〜 ポエトリーリィディング 長内 蕾
20:00〜 歌 アリ(有田武生)
20:30〜 ポエトリー・リーディング フーゲツのJUN
【プロフィール】
フーゲツのJUN
詩人。元新宿フーテン族および新宿ビート!中上健次もいた『ジャズヴィレ』を卒業したのちは、毎日のように『新宿風月堂』に入り浸り、閉店までの日々を無為に見つめ続ける。そこで「部族」に出会い、都市コミューンの一員となる。ネット上に60年代風月堂に出入りした無名の若者たちを顕彰するサイト『電脳・風月堂』を1997年に立ち上げる。ビートニク・ポエトリーを基調としたオープンマイク・イベント「E.G.P.P.ノヴァ!」を共同主宰。毎月新宿区新大久保のライブハウスで吠えている。
長内 蕾
下北沢で此の夏まで40年「ぐ」&「ぐBEAT FACTORY」として玄米定食とライブ・スペースをしておりました。その時々のイベントで「詩」をゲリラ的に読みライブ・パフォーマンスに入りこみ、屋内外でポエトリーディング!あなたの心に種をまく 街を耕す 小さな 小さな種を集め風にのせ街を耕し あなたの心に種をまく 私の名は、つぼみ。
アリ/有田武生
1970年頃、美大を出てから就職もせず、ロックバンドSUPER HUMAN CREWに始まり、アケト、YARZでここまでやってきた。組織は勿論、ヒッピー系にしろ、どこのグループにもしっかり混じったことがなく、彫刻家であった時代も音楽は続け、いまだに様子は変われど、独りで好きに貧乏暮らしをしながら、気持ちは音楽と友に豊かに暮らしている。ちょっと、金が足りないかもしれん。どうも、小さな頃、お袋に「朱に交わらない」と洗脳されてしまったようだ。しかし、友なら少なからずいる。
Coco Nut
1958年2月生まれ、水瓶座。高校の頃からの長髪好き。最終学歴はカリフォルニア州バークレに在る英語学校の体験入学コース。入学金でヤマハのギターアンプを買ってしまってそういう事に。元バックバッカー、宇宙では愛だけが旅の推進力なんだよ!が持論、海外秘湯研究会会員&情報交換募集中!
桝田屋 昭子/森と出版
四国・松山にある印刷屋を母体にした出版部門です。私は生まれも育ちも関東ですが、「88いのちの祭り」のあと、自給自足の生き方を求めて高知県に古い民家を借り田畑を耕していました。縁あって、松山の印刷屋の連れ合いと出会い現在に至ります。連れ合いもポンの周辺にいた人なので、大山いのちのまつりのポスターで協力したり、今は『なまえのない新聞』の印刷もしています。「森と」とは、苗字からきていますが、WOODSの森でもあります。森は海と同じくいのち育む巣でもあって、すべての傷を癒す「場」だと思っています。ですから、「森と」とは、出版に限らず『いのちにつながる「森」と、つながるすべてのおこないをするところ』です。『アイアムヒッピー』を出すことになったのは縁?必然? ポンが空から指名したのだと、今はおもいます。ありがとうポン!

▼『アイアムヒッピー』復刊 関連フェア「日本の対抗文化」
「我らはいまだ知られざる文明の原始人である」
期間:2013年12月8日(日)〜14日(土)
会場:【Flying Books】
日本の対抗文化に関するポスター、写真展示
【気流舎】
日本の対抗文化に関する貴重資料展示(一部複写、一部観覧可)
企画:フーゲツのJUN
資料提供:蝦名 宇摩、小岩井 維摩(著作権継承者)
主催:森と出版
協力:Flying Books、気流舎

▼『アイアムヒッピー』増補改訂版(森と出版)取扱い店
【東京】
ナワ・プラサード(西荻窪)
Flying Books(渋谷)
模索舎(新宿)
地球雑貨 ふろむあーす(三軒茶屋)
ワンラブブックス(下北沢)
気流舎(下北沢)
【岐阜】
こどものほんや ピースランド
【京都】
恵文社一乗寺店
【岡山】
太一や
蟲文庫
自然食 コタン
【香川】
Book Cafe Solow
【鹿児島】
海宿5マイル(奄美・加計呂麻島)
★「日本の対抗文化」キーワード(『アイアムヒッピー』より一部抜粋)
新宿風月堂/バム・アカデミー/雷赤鴉族/がじゅまるの夢族(バンヤンアシュラマ)/部族新聞/エメラルド色のそよ風族/宇宙二十億光年記念・部族四万年記念ハリジャン夏の祭典/土が欲しいもぐらの会/夢みるやどかり族/ほんやら洞/『なまえのない新聞』/『人間家族』/CCC(宇宙子供連合)大使館/『オーム』/ほら貝/弱小コミューン連合 星の遊行群/人間と宇宙の祭/オームファンデーション/『スワノセ・第四世界』/無我利道場/ミルキーウェイキャラバン/長本兄弟商店/プラサード書店/ほびっと村/獏原人村/満月祭/やさい村/『ホピの予言』/88いのちのまつり/アイヌモシリ一万年祭/ポン祭り……
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