ちかごろの気流舎




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Sat, 26 Nov 2005

それはちょっと…



とある書店でカスタネダを全巻揃いで
購入せんとする現場に遭遇!
いや、それはちょっとやめたほうが…
明らかに overdose だって。笑
危険です。そんなの一気に読んだら
人生変わっちゃいますよー。
パッケージに表示が必要だよね。

あなたの認識している現実に
重大な変容をもたらす恐れがあります。
ひいてはあなたの世界観や人生にも
多大なる影響をもたらし…

ぼくなら

カルロス・カスタネダ『呪術師と私』二見書房
真木悠介『気流の鳴る音』筑摩書房
ラム・ダス『ビー・ヒア・ナウ』平河出版社
中沢新一『カイエ・ソバージュ』講談社

を買う人には忠告しますね。危険図書。
存在とか意識とか世界について考えてしまう人、
会社や学校がつまらない人はとくに要注意です。
ほんとに会社辞めて古本屋になっちゃったり
してる人がいますからねぇ。ここに。

写真はタイのパンガン島で
あまりにもひますぎて買った
ペーパーバック。

あの人も…
こんな人も…

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Wed, 23 Nov 2005

下北沢の一万年



手持ちの
中沢新一『アースダイバー』講談社
が大変なことになっています。
テクストを丹念に読み込んでゆく類いの本
でないことはわかってます。それよりも、
書を持って街へ出よ! そんな本です。

なのに、このふせんの量。
ふせんって一定量をこえると
意味がなくなることを知りました。
どうしてこんなことになってしまったのかは、
そのうち明らかに。ぼくにとっては
とっても楽しい「お仕事」でした。


で、この本の視点にそって
一万年を俯瞰して下北沢の街をみてみると
とてもおもしろいことがわかってきます。

下北沢駅はちょうど縄文人たちが
「ミサキ(岬)」と呼んだ高台にあります。
北口が高台側で、南口は駅前から
なだらかな坂になって下っていて、
ずうっと下ってゆくと北沢川緑道があります。
いまでこそ暗渠となって
その上がビオトープ化されていますが、
かつてはもちろん、普通の川でした。
つまりこのへんが谷の最下部。

下北沢の街は北口と南口で
ちょっとだけ街の雰囲気が違います。
北口(高台側)は洋服屋さんや雑貨屋さんが多くて
どちらかといえばお洒落な明るい雰囲気。昼の街。
南口(低地への坂道側)は飲み屋さんやライヴハウスが多く、
風俗店なんかもあったりしてちょっと猥雑な雰囲気。夜の街。

高台から谷へと向かう坂道にどのような意味があり、
どのような人たちが集って街をつくってきたのかは
ぜひ『アースダイバー』をお読みいただくとして、

ぼくの選んだ気流舎の物件は
じつに南口の坂道にあります!

たしかに、とくに意識したわけではないけれど、
なんとなく気流舎は北口よりも南口の方が
合うんじゃないかなって思ってた。

もしぼくが物件探しのあいだに、
意識はしていなくともじつは大地と交歓し、
その意味を理解していたとしたら
それはすごいことだ。自分も自然の一部として
そんな感受性を秘めていたのかと思うとうれしい。

ちなみにぼくの印象では、
本文に載っていないほかの場所でも
縄文マップの細かい襞(ひだ)のいくつかは
かなり正確に対応していたので、彼の主張は
大筋において正しい気がしています。

みなさんもぜひお試しあれ。

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Mon, 21 Nov 2005

ソロソロゴトリ…

不動産屋さんに物件の申し込みをしてきました。
契約前のさほど重要ではない手続きなのですが、
あぁ、これから始まるんだなって。

ちゃんとハンコも押さなくてはいけないし、
連帯保証人になってもらうために
久々に親に電話してお願いしたりもして、
それなりにキンチョウ。

会社に辞意を伝えたときと同じように
こころのなかでなにかが音をたてた。
ゴトリ…

なんだかジェットコースターが
そろりそろりと坂を登っていって
いくよ、いくよ、落ちちゃうよ
っていうあの感じ。

遊園地の小悪魔がウィンクしてささやく。
「もう、止められないからね!」

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一歩前進

物件は以前書いた4坪にほぼ決定しました。
シモキタ南口徒歩5分。
ちょっと路地に入るけど路面です。
アジール的にはいい感じの距離と
路地裏感ではないでしょうか。

建築事務所のスタッフの方に見ていただいて、
まあ、問題なかろう、と。
スケルトンにすると天井が高いことも判明して
うまく利用すればスペースの問題も
逆に魅力として転化できるかな。
というか、転化してしまいたい。
ポジティブ・シンキン!

詳細はやっぱりまだ公にできませんが、
一歩は確実に前進。

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Wed, 16 Nov 2005

現在進行形

えーと…
少しずつですがいろいろなことが
具体的になりはじめていて、
逆に書きづらいことが増えています。

たとえば、
物件は気になるところがあるのだけれど
まだ契約していないので写真も住所も載せられないし、
内装を頼みたいと思っている建築家の方にも
コンタクトをとったりはしていますが
具体的なところまでは進行していないので
名前は出しづらいし、

…といった感じ。
おもしろいこともあったりするんですけどね。
いきおい、ぼくの古いマフラーのはなしとか
関係ないこと書いてますけど、
水面下ではなんとなく進んでおりますので
そんな感じでなんとなくお待ちくださいな。

あ、あと「ボンガループ!」もたまーに
更新していますので、おひまな方は
ぐるぐるしてみてください。

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Wed, 09 Nov 2005

シアワセ階級

下のエントリーを書いておきながら
自分でちょっと考えてしまった。
勝ち負けってなんだろう。

この際、人生は勝ち負けではない、とか
そもそも人と比べるものではない、という
正論はおいといて、勝ち負けで考えてみる。

ぼくの答えは、だんぜん
「シアワセの閾値(いきち)が低いひと」が勝ち。

日常のささいなことにシアワセを
感じとる能力の高いひと
といってもいいかもしれない。

やわらかな朝陽とか
一杯の珈琲とか
友だちとのくだらないおしゃべりとか
道ばたに見つけた花だとか
自分で絵を描くことだとか
まあ、なんでもいいけど
そうゆう毎日の小さなことに
よろこびを感じられるかどうか。

もうひとつ。
「いまここを楽しめるひと」が勝ち。
この瞬間の大切さを知っているひと。
結果ではなくプロセスを楽しめるひと
といってもいいかもしれない。

(ほんとはもうひとつ、
「自分を超える至高に気づいているひと」という
トランスパーソナルな考えもあるんだけど
ちょっと話が飛ぶからここでは無視しておこう。
それでも結果は一緒だから。)

で、こうゆうシアワセ能力は
六本木ヒルズに住んでる勝ち組さんたちよりも、
六畳一間に住んでる負け組くんたちの方が、
よっぽど高いような気がする。
それはもう普段から鍛えられてますからね。

こんなこと書くと
最近流行のネオ階級論者たちは
あらかじめ希望も奪われたネオプアが、
とか言うのだろうか。

まあ、それでもいいです。
ぼくは毎朝自分でドリップした
珈琲をおいしく飲んでるし、
こんな小さな部屋にも射し込んできてくれる
朝陽に感謝しながら生きている。
結構シアワセだよ。

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Sun, 06 Nov 2005

勝ってる、か?

肌寒くなってきましたね。
といってもまだ暖房を入れるほどでもないしなぁ
と思ったぼくは、おもむろに押し入れから
シュラフ(寝袋ね)を取り出して入ってみました。
暖っけー。大正解。シアワセ!

いちおう、持っているわけですよ、ほら、
山ノボラーだし、レイバーだしってことで。
ダウンのしっかりしたやつをさ。

…しかーし
六畳風呂無しアパートで
一人シュラフに入ってよろこぶ
無職三十独身男って
どーなんすかね?

ある意味そんなことでシアワセを
感じられる「勝ち組」って感が
しなくもないですが…。

たぶん間違ってると思います。

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