めずらしく父親と酒を飲んだ。
25年前に同僚と来たことがあるという静かな居酒屋さん。
いずれ言うことだからと、会社を辞めることと
古本屋をやるつもりだということをカミングアウト。
「別に構わんけど、まあ、喰ってはいけないだろうな」
というのが彼の感想。40年近く勤め上げた身には理解しかねるようだ。
そのとおりかもね。でもやってみないとわからないよ。
というのが僕の返答。したたかに酔う。
石畳を濡らしていた雨は、
店を出る時にはもうあがっていた。
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