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さわさわ気流舎(仮)計画」ご興味のある方はお気軽にご参加くださいー。

気流舎最新情報

下記のサイトで気流舎のイベント日程がチェックできます。
http://calendar.yahoo.co.jp/kiryuusha_books

これからのイベント
毎週火曜日【気流学舎 001】『民主と愛国』読書会
10月22日(月)お休みします。
10月24日(水)営業します。
10月27日(土)【気流学舎 009】映画のポケット vol.2

気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。

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Mon, 16 Feb 2004

いつかそのうち

古本屋をやりたいなんて言っているけど、実は、いつかは自給自足に近い生活をしたいと思ってる。だから、貯めたお金で古本屋なんてやらずに、土地を買ってしまおうかと思ったりもする。でもなんとなく踏み切れない。ある土地に永住することへの抵抗とか、都市生活への煩悩とか、たぶんいろいろ理由があるのだろう。ま、焦らずにいこう。しばらくは古本屋をしながら旅をして、好きな場所を探そうかと思う。

PCCJパーマカルチャー塾

パーマカルチャーとは、人間に関係する様々な場やシステムをデザインする手法であり、考えかたです。…自然や人間を深く理解し、またデザインの原則やプロセスを理論と経験の双方から学んでいくことが求められます。パーマカルチャー塾では、このために、デザインコースと実習コースの両方を必修とし、プログラムを組んでいます。

毎月1泊2日は今の仕事ではちょっとつらいかな。いつか受けてみたい。2004年度の申込みは20日までなので、関心のある方はお早めに。

ビル・モリソン「パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン」農山漁村文化協会
リック・タナカ「オーストラリア楽農パラダイス」東京書籍
ジョン・シーモア「自給自足の本 完全版」文化出版局

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Sun, 15 Feb 2004

オルタナティヴな公共圏

ポール・ギルロイの提唱する「オルタナティヴな公共圏」という概念が気になってます。なんとなく僕が気流舎でやりたいのはこれなんじゃないか、という気がしたりして。もっと知りたいので読んでみたいのですがー、邦訳出てないんですね、ギルロイって。とりあえず日本語で読める文献をまとめてみました。

『ブラック・アトランティック』月曜社近刊
『スモール・アクツ』月曜社近刊
「ディアスポラ再考」『10+1』No.4 1995年
「カルチュラル・スタディーズと民族絶対主義」『思想』第854号1995年
「主人、女主人、奴隷、そして近代のアンチノミー」『現代思想/カルチュラル・スタディーズ特集』vol.24-4 1996年
「人種と映画」『現代思想/カルチュラル・スタディーズ特集』vol.24-4 1996年
(毛利嘉孝「ポール・ギルロイの『ユニオン・ジャックには黒はない』を読む」『STUDIO VOICE』vol.249 1996年)
「音楽と暴力:ポール・ギルロイの音楽論」『現代思想/ブラック・カルチャー特集』vol.25-11 1997年
「どこから来たかじゃねえんだよ、どこにいるかなんだ」『現代思想/ブラック・カルチャー特集』vol.25-11 1997年
「英国のカルチュラル・スタディーズとアイデンティティの落とし穴」『現代思想』vol26-4
「バーミンガム大学カルチュラル・スタディーズ/社会学部強制閉鎖について」『インパクション』133 2002年

つーか、上野、毛利以外はほとんどいないのね…。
ググっただけの二次情報なので注意。

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Sun, 08 Feb 2004

自由な社会の条件 そのに

大澤真幸自由な社会の条件」という講座を受けてます。そのレジュメ(というか意訳というか)。主に自分用。全5回の2回目。

自由のありか
自由っていったいどこにあるのだろう。カント隊長は悩みました。自由っていうのは、選択できるっていうこと。選択できるっていうことは、因果関係とは無関係ってこと。でも世界は因果関係の集まりだとしたら、自由ってどこにあるんだろう。

スピノザ隊員の案
ある事柄が起こる原因はたくさんある。そのうち、わかっていないものを自由と呼んでいるだけだ。→じゃ、自由の起原は無知だってこと? 知れば知るほど自由がなくなっていくのかい?

マルブランシュ隊員の案
デカルト心身二元論のうち、因果は体で、自由は心にある。その二つを結ぶものは神だ。→うーん、ちと辛くないかい? 僕らは神にご登場願いたくはないんだな。

やっぱり因果関係さんは一人でやっていけるので、自由の入り込む余地などないんだろうか…

ダメットさんがすごいことを言った。
「原因が結果に先立つ必然性はない」ひぇぇぇ。原因が結果に先立つというのは、因果関係の論理からは出てこないらしい。

マクタガートによる時間のエッセンス
A系列: 過去/現在/未来
B系列: 先/後
因果関係はB系列のことしかいっていないのだけど、時間の本質はA系列なんだって。だから、因果関係には実は時間は含まれていない。

因果関係とは、まだ未定の出来事と、すでに確定した出来事を、変化のなかで同じものとして把握することだ。把握するのは自由な意志だから、因果関係に時間を含ませて成り立たせるためにこそ自由が必要なんじゃないか。つまり、因果関係さんは、やっぱり一人ではやっていけなくて、自由のありかもここにあるってこと。

うーん、かなり曖昧。とくに後半は怪しいので信用しないよーに。
実は6日がもう3回目だったのだけど、今回は番外編で「オタクを通してみる戦後日本」みたいな話でした。おもしろかったけど結構長い話だったので、レジュメを書くかは悩み中。書きません。

自由な社会の条件 そのいち
自由な社会の条件 そのよん

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自由な社会の条件 そのいち

大澤真幸自由な社会の条件」という講座を受けてます。そのレジュメ(というか意訳というか)。主に自分用。全5回の1回目。

講座の概要
21世紀を生きる僕らにとって、20世紀という時代から思想的教訓を得るとすればそれは、社会構想の基底に置くのは「自由」のほかないんじゃないか、ってことだろう。そんじゃその「自由」ってなんだろう。「自由な社会」の条件ってナニかしらん。

ひとまず「自由主義(リベラリズム)」を簡単めにテーギしてみる
社会のメンバー全員が、基本的な自由を、他人の同じような自由を侵さない限りにおいて享受(エンジョイ!)することができるような社会、をめざす考え。

20セーキを簡単めに振り返っておく
1789年のフランス革命以来、「保守主義」と「自由主義」と「社会主義」が覇権を争っていたけど、1987年のソ連崩壊で決着がついた。つまり、僕らは200年かけていろいろやってみたけど、やっぱ「自由」がいいんじゃないか、ってことを確認したのが20セーキ。

自由な社会を構想する
いっさいの偏見を排除した「無知のベール」に包まれた状態で選び取る社会が理想的な社会なんじゃないか、ってことをロールズさんが言った。その社会はきっと、自由(全員に基本的な自由が与えられて)と平等(機会と格差の不平等があるときだけ自由を制限できる)を基底にしているだろう。

テキ登場!
そんじゃ自由主義でいこうか、って思ったところに新たな敵出現。それが「エコロジー」と「ナショナリズム」なんだって。へぇー。環境倫理からは、「他人の自由を侵さない限り」の範囲なんて決められない(地球は有限で自分の活動はすべて他人に影響してる)し、自由を享受すべき人々の範囲も決められない(未来のこどもたちは? 木や動物はどうなの?)っていうツッコミ。最近は多文化共生主義の形をとるナショナリズムからは、「無知のベール」なんて欺瞞で、実は近代西洋の価値観が前提されてるじゃないかっていうツッコミ。

でもね
じつはエコロジーもナショナリズムも自由主義をより徹底しようとしたところから出てきてる。自分だけとか西洋だけとかじゃダメだろうっていう自由主義内部の声なのだ。

つまり
「自由 vs. その外部にあって自由を脅かすもの」という古典的な対立ではなく、自由の内部にあって自身を脅かすものを考えないと、これからの自由は見えてこないっしょ。

っていうのが今回のお話(だと思う)。ホントは昨日がもう2回目だったのだけど、それはまた今度書きます。もうやんカレーで友達とばったり。「ブルンブルン杏仁」ウマ!

自由な社会の条件 そのに
自由な社会の条件 そのよん

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自由な社会の条件 そのよん

大澤真幸自由な社会の条件」という講座を受けてます。全5回の4回目。でも実は今回も番外編だったんですね。自由のことではなく、自衛隊と憲法・安全保障の問題についてのお話でした。自衛隊のイラク派遣はやっぱり違憲だろう。反戦・護憲派が力を持ち得ないのは具体的な対案が出せていないからだ。平和憲法の思想でも現実的に平和をもたらすことはできるんだよ、っていう話。面白かったけどレジュメは省略。

自由な社会の条件 そのいち
自由な社会の条件 そのに

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