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http://calendar.yahoo.co.jp/kiryuusha_books

これからのイベント
毎週火曜日【気流学舎 001】『民主と愛国』読書会
10月22日(月)お休みします。
10月24日(水)営業します。
10月27日(土)【気流学舎 009】映画のポケット vol.2

気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。

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Mon, 10 Jan 2005

なんくるないさぁ

沖縄の言葉で、なんとかなるさって意味らしい。
いい言葉だね。
宮古島以来にわかに沖縄づいてしまって
沖縄料理を食べに行ったり、
銀座のわしたショップをのぞいてみたり。
よく沖縄に行ってすっかりはまってしまう人がいるけれど、
その気持ちがよくわかる。

よしもとばななの新作がくしくも
沖縄をテーマにした4つの物語。

よしもとばなな『なんくるない』新潮社

沖縄という場所が私の人生に入ってきたことは、
とても大きなことだった。

あくまで観光客の視点で書かれているところに共感。
憧れたところで僕はしまんちゅではない。
東京から行ったからこそ見えた部分も多いと思う。
それでも僕の人生に沖縄が入り込んできたことは確かで、
そしてそれは、とても大きなことのような予感がしている。

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Thu, 06 Jan 2005

冬至雑炊(トゥンジー・ジューシー)の日

なんてグチを書きましたが、
じつは宮古島はとってもよかった。

それはなんといっても
南の島の青い海と強い陽射しのせいで、
一年でもっとも太陽の弱まる冬至の日だというのに
その光には仕事だろうがなんだろうが、
いろんなものを解き放ってしまうほどの力があった。

レンタカーの FM MIYAKO から流れてきたのは
物憂げな Fairground Attraction。
…パーフェクト!

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仕事旅

ロケハンで一週間ほど留守にしてました。
行ったのは志賀高原、乗鞍高原、四万十川、そして宮古島!
こう書くと、なんだかいい仕事してんなあ、
楽しそうだね、とお思いでしょうがー…
実際には時間なさすぎ、空港ダッシュはあたりまえの
ドタバタ出張。

四万十川の沈下橋めぐりなんて
そーとー行ってみたかった旅のはずなのに
滞在時間は一ヶ所二分。あとはひたすら
クルマで走り抜けるだけ。
こんなかたちで風景に出会ってしまうのは
本当に残念でならない。

ごめんよ四万十、ごめんよ美ら島
いつかゆっくりと話そう。

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Wed, 05 Jan 2005

あけハピ!

ども。あけましておめでとうございます。
近日開店3年目でございます。
今年こそは、というのも2回目でございます。
まぁ、いいではないですか。ゆるくいきましょう。
でも一応、目指せ年内開店! ね。言っとく。
読んでくれている人はホントにありがとう。
本年も呆れずにおつきあいください。
そしてみなさまにとっても素敵な一年となりますように!

ウソつきの遍歴

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Sun, 19 Dec 2004

贈与の霊はサンタを遣わし

クリスマスのちょっと気のきいた贈り物なら
『サンタクロースっているんでしょうか?』偕成社
をあげておこう。ひとりの少女の質問にニューヨーク・サン紙が
社説で答えたはなし。目に見えないものの大切さを教えてくれる
ハートウォーミングな絵本。ロマンチックな女の子にはぴったり。

でも、ひねくれた気流舎はこんなかわいい本だけで満足したりはしない。
ホントのオススメは、
クロード・レヴィ=ストロース/中沢新一『サンタクロースの秘密』せりか書房。
人はなぜクリスマスを祝うのか、大人たちはなぜ子供たちにプレゼントを送るのか。
儀礼を伴う信仰として生き続ける冬の祭りには、じつは、贈与の力を利用し、
子供たちを媒介とした生者と死者の交流という、深い祈りが込められている。
どんなに形を変えようと、愚直に祭りを続けている人類がいとおしくなります。

そして、深く読めば、この二冊の本は同じことを言っているのだと思う。

たぶん、私たちは完全には、サンタクロース幻想を、共有することはできない。それなのに私たちは、この幻想を守る努力をやめない。なんのために? たぶん、私たちは、その幻想が他の人々の心の中で守られ、それが(子供たちの)若い魂に火を灯し、その炎によって、私たち自身の身体までが温められる、そんな機会を失いたくないのだ。(中略)そこには、子供たちがサンタクロースの実在を信じてくれると、私たち自身も、生の意味が信じられるようになるだろう、という期待がこめられている。
—レヴィ=ストロース「火あぶりにされたサンタクロース」

信じるものを確かめ合いたいという恋人たちが
クリスマスを重視するのも少しはわかる気がしてきます。

…しかしなぁ、
クリスマスの夜にいきなり贈与だの構造だの
死者の世界だのと言い出す男なんて最低だ。
あぁ、笑って絵本をあげられる素直さを僕にください。
>サンタさん!

BGMは
The French Impressionists "Santa Baby"

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