「さわさわ気流舎(仮)計画」ご興味のある方はお気軽にご参加くださいー。

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下記のサイトで気流舎のイベント日程がチェックできます。
http://calendar.yahoo.co.jp/kiryuusha_books
これからのイベント
毎週火曜日【気流学舎 001】『民主と愛国』読書会
10月22日(月)お休みします。
10月24日(水)営業します。
10月27日(土)【気流学舎 009】映画のポケット vol.2
気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。
CSRに関してひきつづきお勉強。経済同友会の『第15回企業白書』はなかなかどうして、よくできてます。経営者のみなさん、しっかりお読みなさいな。義務でもコストでもなく、企業価値を産み出す源泉なのですよ。
CSRは多様なステークホルダーとのコミュニケーションとしてとらえることができて、どれだけ誠実な対話ができるかってことが問われている。
CSR CONSORTIUM
当サイトは、CSRに積極的に取り組む企業の担当者と直接対話できる世界初のコミュニケーションプロジェクトです。…企業とのオープン且つ建設的な対話を通じ、持続可能な社会への道を共に考える場でありたいと考えます。
これはすばらしいデザインの仕事だと思う。新しい対話のかたちを提案してます。つくっているのは、ディ・エフ・エフという会社。
「持続可能な社会」のあるべき姿を描き、それにつながる先進のコミュニケーション・ツールを創造・提供する
というミッションに共感。ほかにもクリック募金のサイトや、持続可能な社会のビジョンを語るサイトなんてのもつくっていて、しかもキレイ。いい仕事してます。
空想生活や @cosme や復刊ドットコムは企業と生活者を結ぶ新しいアプローチだし、ブログやソーシャルネットワーキングもあるいは関心空間みたいなものも、すべて新しいコミュニケーションのかたちの提案。出合いや対話をうながす仕組みのデザインはますます大切になっていきそう。
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細谷巖@G8
佐藤卓@ggg
田中一光@MOTS
はい、みなさんすばらしいです。
もう訳もなくあやまりたくなってしまいます。
ごめんよ、もうデザイナーなんて辞めるから許しておくれよ。
と言いつつ
後藤、佐々木、深澤『デザインの生態学』東京書籍
とか購入。アンビバレンス。長沢節@弥生美術館も行きたい。
細谷巖の仕事で世界デザイン会議(1960)で配られた冊子『ぐ』というのがあって、そのなかの「日本のデザインは古来より素材を抑え込むのではなく、宇宙のなかでしかるべき形と位置へおさめることを旨としてきた」というような記述(もっと格調高かった気がする)が心に滲みる。
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カルロス・カスタネダ「夢見の技法」二見書房
夢見は経験するものだ。夢見はたんに夢を見ることではない。白昼夢を見ることとも、望みをもつこととも、想像にふけることともちがう。夢を見ることによって、わしらはもうひとつの世界を知覚できるのだ。——ドン・ファン
夢は、シャーマニズムにとって重要な「もうひとつの世界」だ。シャーマンは夢見という技法を使って意識の深淵に触れ、世界を説明しようとする。実はその「夢」という漢字が、そもそも夢占いをする巫女(つまりシャーマン)を表すのだという。
白川 静「字統」平凡社
「かん」と夕(ゆうべ)とに従う。「かん」は媚蠱(びこ)などの呪術を行う巫女(ふじょ)の形。その呪霊は、人の睡眠中に夢魔(むま)となってその心をみだすもので、夢はその呪霊のなすわざとされた。(「かん」の字は表示できません。ここ参照)
なんという符合だろう!
いや、おどろくべき符合ではなく、たんに僕たちが「夢」の生い立ちを知らずに過ごしてきただけか。そう、夢は睡眠時の幻などではない。心を開こうとする者にとっては「もうひとつの世界」を垣間見せてくれる入り口なのだ。そして、そのことを「夢」という漢字は数千年にも渡って示し続けてきてくれた。夢のなかで蝶となった荘子は、百年を花上で遊んだという。目が覚めてどちらが現実かを問う必要は、もうないだろう。もちろんどちらも、だ。
…なんてことを書いてますが、一応注釈。
「白川漢字学」は呪術的、祭祀的色彩が強く、これが一般的な解釈かというとそうでもないようです。例えば角川「大字源」も、大修館「大漢語林」も、「暗いなかで見るもの」という程度の説明しかしていません。かなりの温度差があります。
どうしてこんなことになるのかというと、一般的な解釈は主に中国の古典に依っているところを、白川さんの場合は、さらに遡った甲骨文字の研究の成果も加味しているからのようです。甲骨文字が発見されたのは1899年であり、それ以前の古典を絶対視するのはおかしいだろう、というわけです。なるほど。さらに、白川翁は漢字を通して無文字時代の意識にまで迫ろうとします。
漢字の構造は、その文字体系の成立した時代、今から三千数百年以前の、当時の生活と思惟のしかたを、そのままに反映している。あるいはまた、それより以前の、文字がまだなかったいわゆる無文字時代の生活と思惟のしかたが、その時点において文字に集約され、その一貫した形象化の原則に従って、体系的に表現されている。漢字の歴史は、その無文字時代の意識にまで、遡ることができるものといえよう。(「字統」)
なんと壮大な漢字の宇宙なのでしょう。 残念ながら僕はどちらに妥当性があるのか判断する知識を持ち合わせていませんが、白川漢字学の方がはるかに豊かな「夢」を感じますよね。
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あんまりシゴトの話はしたくないんだけど…。
「ブランド」ってどーもうさん臭いですよね。仕事で使っててイヤになる単語の代表です。正直言ってどーでもいい。なるべくなら関わりたくない。「マーケティング」や「ターゲット」なんていう得体の知れない言葉を使って生きたくはない。しかしまあ、(今はまだ)デザイナーとして広告だのブランドだのに否応なく関わってしまっているので、ここはひとつ建設的な「ブランド」のとらえ方を考えてみたい。
このところ図書館に通って「企業の社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibiliry)」に関する本を乱読。おもしろい。とくに関心は、ブランドとの関係。
ナオミ・クライン「ブランドなんか、いらない」はまの出版
において、既に問題は十分すぎるぐらいに指摘されている。生活者はブランドの欺瞞を鮮やかに見抜いている。「ADBUSTERS」に代表されるカルチャー・ジャミングは、自分達の創造性が消費社会の拡大に利用されることに反発するクリエイターの本能的な対抗運動だ。
でもさ。
「いらない」と突っぱねたり皮肉にジャミングしてみたところで、ブランドは無くならないし、消費はつづくだろう。否定や攻撃だけで世界を変えることはできない。世界を変えてゆくのは、創造的な解決策の提案(と実行)であって、それを仕事としているのがまさにデザイナーではないのか。
水尾順一 編著「ビジョナリー・コーポレートブランド」白桃書房
は、示唆に富んだ視座を提供してくれている。生活者はもはや商品だけでなく、社会的責任を果たしているかどうかという、企業姿勢そのものを評価しようとしている。これからは、社会的責任を果たし、共感できる夢を語ることのできる企業だけが、「企業ブランド」として評価されてゆくだろう。
こんなブランドなら関わってもいい。CSRを重視する企業と生活者は、新しい、誠実なコミュニケーションを必要としていて、デザイナーはそこに貢献することができるはず。
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マニフェスト
First Things First 2000(邦訳)
カルチャー・ジャミング
ADBUSTERS
Culture Jammers jp
Subvertise.org
Logotype Free ::
組織
Design for the World
ICIS
ICIS :: Sustainable Design links
Public Media Center
KesselsKramer
amgsk.net
Eco Media Foundation
Green Creators Network
SUSTENA
環境コミュニケーション
環境コミュニケーション最前線
環境ラベル(ISO14020s)
環境ラベル等データベース :: マーク索引
コンペティション
memefest
エコ・メッセージ&デザイン・コンペ
会議
Webコンセプト会議 ::
「21世紀の社会システムにおける広告メディアの役割」を考える
VISUALOGUE ::
「傷つきやすい世界とブランディング」
「グローバリゼーション時代に意味あるデザインを問う」
「デザイン・フォー・ザ・ワールド」
紙、印刷
竹尾グリーンエイド
エコマーク検索(No.107印刷用紙)
GPN :: 「印刷・情報用紙」購入ガイドライン
GPN :: 「オフセット印刷サービス」発注ガイドライン
紙に関連するマーク
日本水なし印刷協会
アメリカ大豆協会 :: ソイ・インキ
ゼンコロ :: 印刷を行っている社会福祉法人
本、雑誌
ADBUSTERS
Kalle Lasn "CULTURE JAM" HarperCollins
ナオミ・クライン「ブランドなんか、いらない」はまの出版
ヴィクター・パパネック「生きのびるためのデザイン」晶文社
ヴィクター・パパネック「人間のためのデザイン」晶文社
ヴィクター・パパネック「地球のためのデザイン」鹿島出版会
水尾順一 編著「ビジョナリー・コーポレートブランド」白桃書房
「広告」(03/'01-03/'02)博報堂
岡部一明「 サンフランシスコ発:社会変革NPO」御茶の水書房
「環境ラベル 一般原則&タイプI,II,III」(財)日本規格協会
見田宗介「現代社会の理論」岩波新書
毛利嘉孝「文化=政治 」月曜社
ことば
「デザインは若者がそれによって社会変革に参加できるようなものであるべきだし、そうならなくてはならない。」—ヴィクター・パパネック
「デザインと広告という、互いに他を前提し媒介しあう〈情報化〉の二つの様相を両輪として、消費社会の「繁栄」の走行は駆動している。」—見田宗介
「われわれの問題解決能力には、もっと価値のある使い道が残されているはずである。」—First Things First, A Manifesto
「美しさで木に勝る大看板などこの世に見ることはないだろう。そればかりか、大看板が撤去されなければ、そもそも木を見ることもないだろう。」—オグデン・ナッシュ(アーサー・ビナード訳)
主に平面。プロダクトは他にまかせた。
この情報はここのURL(=permalink)で随時更新されます。
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