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気流舎最新情報

下記のサイトで気流舎のイベント日程がチェックできます。
http://calendar.yahoo.co.jp/kiryuusha_books

これからのイベント
毎週火曜日【気流学舎 001】『民主と愛国』読書会
10月22日(月)お休みします。
10月24日(水)営業します。
10月27日(土)【気流学舎 009】映画のポケット vol.2

気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。

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Mon, 17 May 2004

風と古本

早大正門の青空古本掘り出し市に。この古本市は好きで毎年楽しみにしてます。なんでだろうとふと考えてみたら、外だからだ。青空市だからだ。なんでこんなことに気づかなかったのだろう。風が、気持ちいいんだ。

ついでに早稲田界隈の古本屋さんと BIGBOX 古書感謝市にもよって計17册購入。「気流の鳴る音」函入り300円。自己最低記録更新。

中沢新一「虹の階梯」平河出版社
_「ゾクチェン・ニンティクの集会樹」画付。こんなの付いてたんだ。
ぬで島次郎「神の比較社会学」弘文堂
_見田宗介が緒言を書いてます。(ぬでは、木+勝)
赤瀬川原平「東京ミキサー計画」パルコ出版
_高校時代の僕にありったけの勇気と勘違いをくれた本。

ハロルド・ガーフィンケル「エスノメソドロジー」せりか書房
ウィリアム・ドムホフ「夢の秘法 セノイの夢理論とユートピア」岩波書店
スネルグローヴ 他「チベット文化史」春秋社
G・バタイユ「内的体験」現代思潮新社
モリス・バーマン「デカルトからベイトソンへ」国文社
芹沢高志「この惑星を遊動する」岩波書店
加藤則芳「森の聖者 自然保護の父 ジョン・ミューア」山と渓谷社
山尾三省「原郷への道」野草社
などなど。

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Tue, 20 Apr 2004

いつか読む本

ミルチア・エリアーデ「シャーマニズム」ちくま学芸文庫

この書物は、われわれの知る限り、シャーマニズムを宗教学全般のパースペクティヴのなかに位置づけつつ、その宗教現象全体を俯瞰した最初のものである。

なんと文庫に! 気流舎はシャーマニズムを重点項目として挙げているにもかかわらず、読んでいませんでした(だって、古本で二万円以上するんですよ!)。せっかくだから持ち歩いて読もう。

読んでない本はいつまでも楽しい。
このサイトで挙げている本を僕が全部読んでいるわけではありませんよ、念のため。読んだ本よりは、「いつか読みたい本」に駆動されている気がする。そんな本に囲まれて暮らしたいから古本屋になるといってもいいぐらい。だから、気流舎に置かれる本は、「あー、それ、僕も読みたいんだよね」っていう本が多いと思う。古本屋にしては心もとないね。なにしろ読んでないから、内容を聞かれても困る。専門家にもなれないだろう。でもそのぶん、いつまでも変わり続けることはできる。僕やお客さんが本を読んで、変わってゆく過程がそのまま気流舎になるといい。

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Tue, 06 Apr 2004

自分を失う旅をする

中沢新一といえば以前、こんなことを書いてました。

宮本常一折口信夫青空文庫)、レヴィ=ストロースの読書体験を紹介した後で)私はこういう読書をとおして、いつも「トランス」を体験していたのである。トランスする読書——文字通り「自分の外に出て行くこと」を体験させてくれるような読書。あなたにとって読書とはなんですか、とたずねられるたびに、自分を失うためにだけ私は本を読みます、と答えることにしている。(朝日新聞2004年2月8日)

このコーナーは自分の読書遍歴を明かす連載で、過去には細野晴臣が「ドン・ファン」シリーズの紹介も。

人間の感覚を拡張することが芸術の本領だとすれば、本でも音楽でも未知の感覚を呼び覚ましてくれるものに触れていたい。その意味で、ぼくの人生を変えた本がある。米国UCLAで人類学を専攻したカルロス・カスタネダのノンフィクションで、メキシコに散在するヤキ・インディアンの呪術師を取材したものだ。…おかげでぼくは注意深く生きようとし、自分ですら、思うほど重大ではないと思うようになった。この感覚は今まで自分の中で使われたことのない新しい感覚だった。(朝日新聞2003年6月22日。彼はこのひとつ前で「ローリング・サンダー」も挙げています。)

気流舎もそんな本をそろえたいものです。ちなみに、このお二人は
中沢新一、細野晴臣「観光」角川書店 →ちくま文庫
という聖地巡礼の本を書いたり、ICCで「ネオ・シャーマニズム」をテーマにトークセッションをしたりもしてたんですね。(いま知った)

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Sun, 04 Apr 2004

野生のノートを買える街

中沢新一「カイエ・ソバージュⅠ〜Ⅴ」講談社選書メチエ
をまとめ買い。お目当ての本が決まっているときは、自分の街で買うことにしている。歩いてすぐのとろこにある本屋さんは、一見なんのヘンテツもない小さな店だけど、奥には店主の熱い想いがひそやかに息づいている。山積みになった芥川賞受賞作の先に「カイエ・ソバージュ」が揃い、「磁力と重力の発見」が並び、「無神学大全」が鎮座している。アイヌ神謡集の裏側には山尾三省の詩集。この品揃えには理由があって、たぶん、近くに大きな出版社があるからだと思う。角を曲がったラーメン屋にも「週刊読書人」が置いてあるこの街が、僕は好きだ。

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Sat, 03 Apr 2004

私の野口晴哉

という見田宗介の文章が、朝日新聞4月2日付夕刊に掲載。

一冊の本を紹介することは、いつでもとくべつな友情の表現である。それはその書が誤解なくその深みにおいて理解してもらえるだろうということを、そしてその書を紹介したわたしの行為をまっすぐに受け取ってもらえるだろうということを、信じて放たれる心おどる冒険であるからである。…野口晴哉の『治療の書』を挙げるということは、とりわけて心のおどる冒険であるように思われる。

連載みたい!

挙げられている本をメモ。
野口晴哉「治療の書」全生社社団法人整体協会
レヴィ=ストロース「野生の思考」みすず書房
D・H・ロレンス「現代人は愛しうるか 黙示録論」中央公論社
↑文中では「アポカリプス」になってるけど、これかな?
真木悠介「気流の鳴る音」筑摩書房 →ちくま学芸文庫
真木悠介「旅のノートから」岩波書店
野口三千三「原初生命体としての人間」三笠書房 →岩波現代文庫

見田宗介/真木悠介に関して、立命館大学のデータベース発見
レジュメ載ってます。おぉ。見田宗介氏の歩き方も参照。

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