「さわさわ気流舎(仮)計画」ご興味のある方はお気軽にご参加くださいー。

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下記のサイトで気流舎のイベント日程がチェックできます。
http://calendar.yahoo.co.jp/kiryuusha_books
これからのイベント
毎週火曜日【気流学舎 001】『民主と愛国』読書会
10月22日(月)お休みします。
10月24日(水)営業します。
10月27日(土)【気流学舎 009】映画のポケット vol.2
気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。
物件探しで下北沢から池ノ上のあたりを
うろうろしていたら、日本民藝館に出てしまった。
「琉球の美」という特別展をやっていたので
ついでに観賞。
すばらしぃ…。
紅型なんてこの世の楽園かと思ったよ。
やっぱり民藝の力強さは圧倒的です。
併設のショップがまた良くて
品のある美しい空間。
麦わら手のそばちょこと
柳宗理の湯のみを購入。
そばちょこで珈琲出すのも
いいかもね。
これから行こうかという方は
柳宗悦「琉球の富」『民藝四十年』岩波文庫
を読んでおくと、きっとより深く味わえますよ。
民藝品を買うなら…
銀座たくみ
べにや民芸店
備後屋
柳宗理ものなら…
柳ショップ(がんばって見つけましょう)
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左)日本茶袋「玉葉吟撰」 右)日本茶袋「銘茶撰」
正直に書くけれども、
僕が「デザイナー」をやめようと思ったきっかけのひとつは
綿貫宏介という人の世界に出会ったことだ。
「そのままでいいんじゃないかね。泥でも木でも鉛でもいい。そのものズバリが最高だ。それ以上に見せかけようとするからいけない。爪先立ちは疲れるもんだ」
— 綿貫宏介 インタビュー『TYPOGRAPHICS ti』215
日本文化の基礎は縄文文化からできているということを、綿貫宏介の仕事が語っている。ひたすらモダンを追い求めてきた私たちの足元に眠る日本固有の風土から生まれた基層文化としての縄文文化の魅力を、綿貫宏介の身体と表現の一致から生み出される形象によって思い起こさせる。
— 中川憲造「一万年の時空を越えて・綿貫宏介」同上
モダンを突き抜け、デザインという概念すらもはや意味をなさない。
初めて見た時は本当に衝撃だった。
ショップカード、ブックカバー、しおり、書票など
古本屋には必要なエフェメラが意外に多い。
(エフェメラとは「かげろう」のこと。小さく短命な印刷物を指す。)
それらを作るのはとても大切で、楽しみなことだけど、
彼の仕事を知ってしまった以上、
もう自分では出来ないと思った。
完敗。
店名の文字から含め、彼にやっていただけないかと
ひそかに思っています。もっとも、頼む側にも
かなりの力量(もとい哲学)が要求されそう。
『TYPOGRAPHICS ti』日本タイポグラフィ協会 215
_唯一のまとまった紹介。
「綿貫宏介の世界」『アイデア』誠文堂新光社 210
庵中閑(公式サイト)
陶泉 御所坊(代表作。トータル・プロデュース)
有馬里(同上)
無汸庵 メディェヴァル
西山酒造場/小鼓
宇治園
本高砂屋
汸臼庵
玄品ふぐ
フェリシモ/OND GRAN
銘酒市川/酒裡庵
沢の鶴/ロシオ
レティーロ・エネ
カラカラ屋
行然庵(注:米袋など。他の文字は違います。)
#あ、ちなみに
やめようと思った理由はいくつもあって、あくまで「ひとつ」ね。
他には例えば柳宗悦とか杉浦康平とか中沢新一とかADBUSTERSとかさ…。
話しはじめると長い。
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綿貫宏介の世界は藤森照信のそれと似ている。
どちらも日本の古層にいたる親しみを感じる。
初めて見るのにもう何度も出会ったことの
あるような安心感というか。
そういえば藤森照信も「縄文」だった。
日本の古層なんていうとナショナリズムのようだけど、
そんな偏狭なものではなく、その透徹さゆえに普遍性をもつ
真にインターナショナルなスタイルだと思う。
一部のインテリにしか理解されないモダニズムの
「インターナショナル・スタイル」の方が
どれだけ偏狭で滑稽なことか。
で、友だちに
いい物件を借りて内装は藤森さんでグラフィックは綿貫さんで
棚には中沢新一なんてすごいよねぇ、お金ないけどさぁ
とか喜々として喋っていたら
「偏り過ぎ」と冷静なツッコミ。
うむ。
…いや、だから
偏っているように見えるけどホントは普遍なんだって…。
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これから出会う人も多いだろうし、不動産屋さんをまわるときにも
なんにもないと不便だろうから、名刺をつくることにした。
向かったのは嘉瑞工房。
活版印刷にこだわり続ける小さな小さな町工場。
でもそこは熱きタイポグラファの牙城でもある。
いつか仕事を頼みたいと思いつつ果たせなかったので
(商業デザインで使うことはまずかなわない)
せめて自分の名刺ぐらいはここで作りたかった。
まずは活版で何ができるのか、どう指定すればいいのか
などいろいろお話をうかがう。サーモグラフィーやエンボスなど
活版でもいろいろできることや、ロゴや手書きの原稿でも
版を作れることなどを丁寧に教えていただく。
高くなるけれど紙も指定できるとのこと。
作品もたくさん見せていただいて、
葛西薫さんによるショップカードには感嘆。
某コーポレートタイプの話などいろいろ興味深い話もしてくれた。
インクのにおい、きれいに手入れされた印刷機、壁を埋める活字の棚、
ヘルマン・ツァップが来訪したときの写真…。
美しすぎる書体見本帳を前に、筋の通った職人と仕事をすることの
幸福な緊張感に襟を正した。
--
…てかまあ、どうせ作るなら楽しんで作ってみようという次第です。
さてどんなものが出来ることやら。いちおう連載、乞うご期待。
しかし仕事以外でものを作るのって
どーしてこんなに楽しいんでしょうかねぇ。
ぜったい脳内でなんか出てるよ。
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忙しすぎて間(ま)が空いてしまったので
その間(かん)の近況報告など。
ロケ
正月三日からいろんなところへ。
二週間以上、日の出前から深夜まで休み無し。
それでもやっぱり旅はいいなと。
期待の沖縄はふつーに冬でした。
浅葉克己 × 中沢新一 @ggg
デザインに対する中沢新一の解釈が好きで、
浅葉さんというよりは中沢さんの話を聞きに行った感じ。
「チャームの化身」とか読んでみてくださいよ。
二人ともすごいことやっているのに軽さを忘れず、
そのバランス感覚に感嘆。
次回のバラリンジもさっそく予約。
見田宗介「芸術社会学入門」@朝日カルチャーセンター
前回と重なることも多かったけど新たな洞察も多数。
花と昆虫と人間の関係から、
普遍的な「美」の存在を推測する思考に身震い。
真に創造的なことは「創られながら創ること」
でしか生まれないという指摘に深く同意。
共立女子大の大学院は男も行けるらしい!
本気で悩んでます。
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