ちかごろの気流舎

隔週木曜21時 「夜の知恵カフェ」やってます。

これからのイベント

10月31日(金)20時 エクリプス・ナイト!
11月06日(木)20時 夜の知恵カフェ
11月12日(水)20時 論理の限界から
11月14日(金)19時 南陀楼綾繁のトーク十番勝負

・水曜定休でしたが、しばらく月曜日を定休にします。水曜日は営業いたします。
・気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画
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Mon, 26 Jan 2004

僕たちの音

サウンドシステムが鳴り始めた瞬間、笑いが込み上げてきた。これは僕たちの音だ。踊っているのは僕たちだし、機動隊が挟み込んでいるのも、私服警官がデジカメで狙っているのも僕たちだ。そこにはリアルでコンテンポラリーでアクチュアルな音と空間があった。参加者は200人ほどか。それよりはるかに多い機動隊が3列でデモを挟む。このあまりにも過剰な反応はなぜか。そう、彼らは気づいているのだ。既存のサヨク運動なんかよりサウンドデモの方が力を持ちうるってことに。でもね、まだ気づいていないこともある。何より、動員されているのは彼らだってこと。

政府はこのスペクタクル(見世物)のために200万ポンド以上も費やした。そして、このスペクタクルを支配し、舞台を作り出し、役者を配置し、国家も配役したのは私たちだった。つまり、国家にも私たちのゲームを楽しむように私たちが要請したのである。(ジョン・ジョーダン、94年クレアモント・ロードのRTS運動

実際、「何これ?」なんて言われながら女子高生にケータイで写真を撮られているのも、道に渋滞を巻き起こしているのも、参加者より圧倒的に多い機動隊だ。
もうひとつ、サウンドデモには境界を引けないということにも気づいていない。彼らは必死になって境界をつくり、「参加者」をそこに閉じ込めようとする。隊列から/への出入りは厳しく制限され、出入りをしようとすると途端に楯で遮られ、囲まれ、怒鳴られるのだ。でもさ、じゃあ、歩道で歩いてる人はどうなの? 普通に歩いてるけど、反戦の意志を持ってノリノリだったらどうする?

待ち伏せ・横入り・追いぬき・割りこみ・歩道デモ 益々歓迎+堂々合法!! どこから入ってもどこから出ていっても自由! これ、路上の大原則、法律以前の当然の権利、歩行者の勝手、通行の自由!(ASC

機動隊に挟まれたデモは届出制の限界として指摘されるけれども、サウンドデモはそれを超える可能性を秘めている。サウンドデモの目的と効果は空間を変質させることであって、手段として用いる音には境界はないし、グルーヴを抑え込むことなど誰にも出来やしないからだ。

ASC
Defend Our Party
graffiti is not a crime!
救援連絡センター
1969年の新宿西口『地下広場』を見よう。そしてティーチ・イン

【NOGROOVE】非暴力直接ダンス【=DEATH】

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