ちかごろの気流舎

これからのイベント

10月11日（土）12日（日） 稲刈りのためお休みいたします！

・水曜定休でしたが、しばらく月曜日を定休にします。水曜日は営業いたします。
・気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎（仮）計画」

あ…

ひと月留守にしていたら
見れなかった桜は葉桜となり
かわりにジャスミンと花水木が満開で
近所に新しい喫茶店がオープンしていた。

そして、

大好きだった本屋さんが
なくなっていた。

代わりにチェーン店の別の本屋になっていて
やたら明るくてきれいになった店内には
新刊のベストセラーが並んでいた。

立ちすくむ、ってこうゆう感覚なんだ。
アホみたいに口をあけてしばらく動けなかった。

「あの…、以前の本屋さんはなくなってしまったんですか？」
「ええ、三月末でお辞めになりました。」
「どこかに移転したとかではなく？」
「さあ、もう手をひかれたんじゃないですかね。」

旅に出る前に、筑摩から出た新訳『資本論 第一巻』を
上下揃いで買ったのが最後だった。
王羲之のブックカバーはまだ解いていない。

5 Comments, 0 TrackBack | category: /books | permalink

ike wrote: 宮古で。。

はじめまして。
じつは偶然迷い込んだ宮古のカフェ（クォーター）でお店での二人と話込んでしまった時になぜか気流舎さんを紹介されて気になっていた者です（笑）
わたしもしばらくぶりに帰ったら幼い頃からなじみだった近所のうなぎやさんがちょうど取り壊されているのを目撃してかるーくショックでした。
今年は桜が見れなかったけど新緑って綺麗なのねーと久々に感動してます。
本屋さん楽しみにしてます☆

かとう wrote: はじめまして！

あー、たぶん ikeさんが帰った直後に
僕もお店に行きましたよ！

「なんかマクロビオテック？ 学んでて農家でホームステイしたりしてるっていう女の子が来たからアンタの店紹介しといたわよ」
「へぇ、ありがとう。ステイってWWOOFかな。WWOOFなら僕も入ってるよ」» http
「あらやだ。そうなの？ どおりでアンタに雰囲気似てると思ったのよね」

だって。笑
もちろんあの口調ね。
僕も気になっておりました。
不思議な出会いですね。
クォーターについてはまた書くつもり。

jo wrote: 閉店した本屋とは・・・

はじめまして。
閉店してしまった本屋とは、もしかして出版大手Ｓ社に近い本屋ですか？昔にＳ社でバイトをしたことがあり、それ以来その界隈に用事があると必ずその本屋に入り、すぐその角を曲がったラーメン屋で読書人を読みながらチャーハンを食べるのがパターンになっていたのですが。狭い店内なのに、中沢新一とかケロアックとか店主のセンスを感じさせる魅惑的な本ばかりがならんでいたあの本屋が閉店してしまったのなら、あまりに寂しすぎる…。

かとう wrote: まさに

はじめまして。
そうです！ S社の近くのあのお店です。
残念ながら、正解のようです…。
すごいですね、あれだけでわかるなんて。
やはりファンの方もいらしたんですね。

正直、あの品揃えでは心配だったのですが、
まあ、S社があるから大丈夫なんだろう、
とタカをくくっていたのが悔やまれます。

もっと買っておけばよかった…。

jo wrote: No title

やはりそうでしたか…。
どんなに小さくても店内に入るだけでワクワクするような町の本屋さんが消えていくのはつらいですね。
そういえば、僕が住む下町でも最近大型チェーンの古本屋がオープン。
ちょっとのぞいてはみたものの、あまりのつまらなさに数分で店をあとにしました。
すさまじい勢いで増殖する顔の見えないコンビニ本屋とは対極にある「気流舎」の奮闘を期待するばかりです。