ちかごろの気流舎
隔週木曜21時 「夜の知恵カフェ」やってます。
これからのイベント
10月31日(金)20時 エクリプス・ナイト!
11月06日(木)20時 夜の知恵カフェ
11月12日(水)20時 論理の限界から
11月14日(金)19時 南陀楼綾繁のトーク十番勝負
・水曜定休でしたが、しばらく月曜日を定休にします。水曜日は営業いたします。
・気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画」
・気流舎図案室はこちらから。
曲線の週末
自転車に乗って「ガウディ かたちの探求」東京都現代美術館へ。鳥肌が立った。どうも僕はガウディと彼の建築のことをひどく誤解していたようだ。展覧会はガウディの生涯とともに
その一見複雑で難解、そして装飾的に思えるかたちのうちに、実は、素材を生かし現実的に機能する、幾何学的な構造が介在していたこと
を解き明かしている。「この世界には一本たりとも垂直な柱はない」という言葉を僕は「だから自由曲線の方がより自然で創造的なんだ」と勝手に読み替えて、ガウディを現代建築以前の「アーティスト」に分類していた。違った。大間違いだ。サグラダ・ファミリアは尖塔から柱の結束部まで細部にわたって幾何学的に構成されていた。彼が信じていたのはフリーハンドではなく重力だ。モダニストが信奉した直線は、曲線に内包されている極限であることを考えれば、ガウディはまさに現代建築の先駆者だ。しかも、突き抜けている。原点でありながら、もうその向こう側に達している。グロピウスがデッサウの校舎を「ようやく」作ったのは、まさにガウディが亡くなった年だった。
SEACEX
gaudi 2002
La Sagrada Familia
ガウディ・ファン倶楽部
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