ちかごろの気流舎

隔週木曜21時 「夜の知恵カフェ」やってます。

これからのイベント

10月31日(金)20時 エクリプス・ナイト!
11月06日(木)20時 夜の知恵カフェ
11月12日(水)20時 論理の限界から
11月14日(金)19時 南陀楼綾繁のトーク十番勝負

・水曜定休でしたが、しばらく月曜日を定休にします。水曜日は営業いたします。
・気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画
気流舎図案室はこちらから


Wed, 27 Aug 2008

第5回古典読書会

古典読書会は、月に1回テーマを決め、「古典らしいけど、書名は
知ってるけど一人だと読む気になれないよー」という本について、
みんなでアアデモナイ、コウデモナイと井戸端会議よろしくダベる
会です。ジャンルは文学から哲学から小説から何でもあり。

■今月のお題:
「エドマンド・バーク『フランス革命の省察』 vs トマスペイン『人間の権利』」

【発表者コメント】
「ナショナリズム」か「家族」か。一般的に、それくらいしか僕ら
個人と社会を結ぶもの、動機のようなものが見えにくくなりつつあ
るようで、何か足りないな、と思う今日このごろ。

今よりもっとマシな「社会」を考えるにあたって、何に土台を置い
たらいいんだろう? 在日外国人問題、入管問題に片足を突っ込み
ながら、僕がふと考えたのは、本当に月並みですが「人権」でした。

ところが、今から300年近く前にこの「人権」概念に疑念を投げ
かけたヒトがいます。おまけに、その人が書いた本が古典になって
いる! 一体誰?

彼の名は、エドマンド・バーク。18世紀イギリスの美学者にして
ホイッグ党の大政治家。彼の書いた『フランス革命の省察』は急進
的な革命を否定し、フランス革命のゆくすえを「独裁政治」と予見
して言い当てたことで、「保守主義の聖典」なんて言われてます。

このバークに食ってかかったのがトマス・ペイン。イギリス生まれ
のパンフレット屋。『コモン・センス』を書いてアメリカ独立をア
ジりまくって火をつけ、フランスでは国民公会に参加して憲法草案
作成委員会に入っちゃってる。じっとしてられない「革命」大好き
兄ちゃん(笑)

ペインは『人間の権利』を書いて、フランス革命と人権を擁護する
べく、全力でバークに反論します。イギリスでも200万部売れた
という話もあり、かなり読まれたようです。

そこで、今回の読書会では、バークとペイン、それぞれの言い分を
聞きつつ(読みつつ)、歴史を含めて読み解きながら、色々考えて
みようかと。キーワードは「国家」と「人権」と「革命」。

【当日の流れ】
〔第一部〕 バーク『フランス革命の省察』についてご報告
  ↓
 休憩(みなさんで気流舎の美味しいチャイでもいただきましょー)
  ↓
〔第二部〕 ペイン『人間の権利』についてご報告
  ↓
 まとめ

※本だけ持ってきてくれれば十分です。事前に全部読んでこなくて
もオッケー。

【詳細】
開催日:8月30日(土)
時 間:午後3時〜6時
会 場:気流舎
事前申し込みは不要。飛び込み歓迎。入場料不要。
(ドリンクオーダー、投げ銭歓迎)

ただ、下記URLからメッセージをもらうか、
(mt_ijoあっとまーくyahoo.co.jp)まで連絡をもらえると、
「あっ、レジュメ足りない!」とかいうことにならなくてすむかと…。

mixiコミュニティ :http://mixi.jp/view_community.pl?id=3104535
発表者プロフィール:http://mixi.jp/show_profile.pl?id=1650178

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