ちかごろの気流舎
隔週木曜21時 「夜の知恵カフェ」やってます。
これからのイベント
10月25日(土)17時半 ひくのかい
10月26日(日)15時 第6回古典読書会
10月29日(水)21時 Save the 下北沢 勉強会
10月30日(木)19時半 持続可能な「もう1つの世界」を考える会
10月31日(金)20時 エクリプス・ナイト!
11月06日(木)20時 夜の知恵カフェ
11月12日(水)20時 論理の限界から
11月14日(水)19時 南陀楼綾繁のトーク十番勝負
・水曜定休でしたが、しばらく月曜日を定休にします。水曜日は営業いたします。
・気流舎のメーリングリストもあります。ご参加ください。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画」
・気流舎図案室はこちらから。
Sun, 19 Dec 2004
贈与の霊はサンタを遣わし
クリスマスのちょっと気のきいた贈り物なら
『サンタクロースっているんでしょうか?』偕成社
をあげておこう。ひとりの少女の質問にニューヨーク・サン紙が
社説で答えたはなし。目に見えないものの大切さを教えてくれる
ハートウォーミングな絵本。ロマンチックな女の子にはぴったり。
でも、ひねくれた気流舎はこんなかわいい本だけで満足したりはしない。
ホントのオススメは、
クロード・レヴィ=ストロース/中沢新一『サンタクロースの秘密』せりか書房。
人はなぜクリスマスを祝うのか、大人たちはなぜ子供たちにプレゼントを送るのか。
儀礼を伴う信仰として生き続ける冬の祭りには、じつは、贈与の力を利用し、
子供たちを媒介とした生者と死者の交流という、深い祈りが込められている。
どんなに形を変えようと、愚直に祭りを続けている人類がいとおしくなります。
そして、深く読めば、この二冊の本は同じことを言っているのだと思う。
たぶん、私たちは完全には、サンタクロース幻想を、共有することはできない。それなのに私たちは、この幻想を守る努力をやめない。なんのために? たぶん、私たちは、その幻想が他の人々の心の中で守られ、それが(子供たちの)若い魂に火を灯し、その炎によって、私たち自身の身体までが温められる、そんな機会を失いたくないのだ。(中略)そこには、子供たちがサンタクロースの実在を信じてくれると、私たち自身も、生の意味が信じられるようになるだろう、という期待がこめられている。
—レヴィ=ストロース「火あぶりにされたサンタクロース」
信じるものを確かめ合いたいという恋人たちが
クリスマスを重視するのも少しはわかる気がしてきます。
…しかしなぁ、
クリスマスの夜にいきなり贈与だの構造だの
死者の世界だのと言い出す男なんて最低だ。
あぁ、笑って絵本をあげられる素直さを僕にください。
>サンタさん!
BGMは
The French Impressionists "Santa Baby"
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Fri, 17 Dec 2004
業務連絡
コメントスパム対策で拡張スパムブロッカー入れてみました。
効果テキメン!
…んが!
普通のコメントでもはじいてしまう場合があるようです。
日本語環境からフツーにアクセスしてしていれば
大丈夫なはずなんですが…。
調べたいけどちょっと時間なし。
とりあえず、環境変えてもダメな場合はメールでもくだされ。
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ケータイ
携帯変えました。
ノキアのしゃもじみたいなやつ。
いろいろポイントが貯まっていて、
1,739円とかで買えてしまった。
んで、3G初体験。
…すごいですね、今の携帯って。
もはや電話じゃないです。
汎用ネット端末です。
出始めのころ、「携帯電話」を略して
「携帯」と呼ぶことに違和感があったのを覚えてます。
だってそれじゃ何にも説明していないでしょう。
でも違いました。ケータイで正解です。
本質的なのは、電話であることよりも、
携帯することだったんだなって思った。
このサイトも携帯バージョン作ろうかと。
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敗北 → 勝利 → 逃走
なんだか週末もほとんど仕事で
月2日くらいしか休んでおりません…。
それでも先週土曜はなんとか仕事を切り上げて
「あかねテクノナイト vs マガリスギ」へ。
マガリさんやペペさんやTakechanさんたちに出会えた。
やっぱりリアルで人に会えるのはいい。
よのなか楽しくしていきたいですね!
あかねの相変わらず濃ゆい空間には感服。
Burning Man 2005 のチケットは1月5日に発売開始。
今年のアートテーマは
"Psyche: the Conscious, the Subconscious and the Unconscious."
だそうで、めちゃめちゃ行きたいゾ!
会社辞めるしさ。
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Mon, 06 Dec 2004
突然の教壇
会社でケータイに電話がかかってきたのがお昼過ぎ。
詳しい経緯は省くけど、いきなりその日の夜の授業で
ゲストスピーカーとして話すことになってしまった。
しかも大学院だ。でもあの、私、単なるリーマンなんですけど。
大学だって中退なんですけど…。いいんですかそんな人で?
よくわからないまま資料をかき集めて某大キャンパスへ。
話したのはデザインのわりと実務的な話で
仕事の進め方とか、どんなことに気をつけるかとか。
ワークショップ形式だったので教壇に立ったわけではないけれど、
普段経験できないことなので、楽しかった。
つたない話を聴いてくれたみなさん、ありがとうございました。
少しはお役に立てたかしらん?
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ボーナス♪
なんて音符をつけてはずんでみましたが、
そんなに浮かれるほどの額ではありません。
まあ、それでも出たことは出た。
そして平均開業資金をようやく達成!
長かったぁ…。貯め始めて3年くらいでしょうか。
3年前はもちろん、去年あのエントリを書いたときでさえ
遠い未来のような気がしてた。
ゆっくりでも着実に近づいてる。
やっぱり♪くらいつけてもいいよね。
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Thu, 02 Dec 2004
言葉と思考と神さまと
ふとした言葉にハッとすることがあります。
たとえば、【無邪気】むじゃき
自分がまるでそんな人間ではないので、
無邪気な人に出会うとすてきだなって思う。
辞書的には「邪気」は悪意のことのようだけど、
ふつうの使い方では悪意があるかどうかに関わらず、
余計な思考のこと一般を指しているように思う。
で、それを「邪気」と表現しているのはすごいなと。
子供といっしょで、あどけなさは神の領域に近いという
感覚の現われなのかな、とか。
たとえば、【神業】かみわざ
よくサッカーなんかですごいプレーをこう表現したりする。
スポーツでも伝統工芸でも神業と評される動きに共通しているのは、
そこに思考が介在していないことで、人がそこに神をみて
神業と表現するのは実は自然な印象なんじゃないかなと。
思考を超えた領域のことを人は「神」と表現している
のだと思う。たぶん。
たとえば、【時間を忘れる】
よく何かに没頭(これもすごい表現だ!)している時に使われる。
実際、何かに夢中(これもね)になっているとそんな瞬間がある。
日常生活で時間感覚を失うことはまず不可能で、
意識してできることではない。唯一できるのは
そのことを意識していなかったときで、
「忘れる」ことでしか時間から自由になることは
できないのかな、とか。
…てかいちいちこんなこと
「考えてる」からダメなんだって。
ぐるぐる…。
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Wed, 01 Dec 2004
気流学舎
お店でやりたいことのひとつとして、
講師を呼んで講座を開けたらいいなと夢みてます。
真木悠介さん(見田宗介ではなくね)とか中沢新一さんとか
呼べたらいいな。楽器のワークショップも楽しそう。
んで、講師へのお礼はその人が長年探していた古本とかね。
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気になる本
ユング『クンダリニー・ヨーガの心理学』創元社
講義録のようですね。読んでみたい。
ユングは東洋思想にも深い関心を示していて、
ユング『東洋的瞑想の心理学』創元社
という本もあります。まずはこっちか。
ウィリアムズ『境界を超えて — シャーマニズムの心理学』創元社
というカスタネダのドン・ファン・シリーズを
ユング心理学で解釈した本もあって、
いま気づいたけど、どれも創元社なのね。
黒崎宏『ウィトゲンシュタインから龍樹へ』哲学書房
も気になるなぁ。
最近は、レヴィ=ストロースを読みたいがために、
フロイトを読んだりしてます。
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サービスグラント
サービスグラント - NPOとクリエーターの新しい関係
「グラント」とは一般に助成金の意味だが、サービスグラントとは、お金ではなくサービスによる助成を意味する。特にタップルートの特徴は、ITやマーケティングの分野で働く、高いスキルを持つボランティアを何人か集めてチームを作り、チームごとNPOに送り込んで、NPOのホームページやカタログの制作を手伝うことだ。
(サンフランシスコのNPO ”助成”内容は高度なスキル )
ほう、なかなか面白そうな試みですね。
でもこれってクリエーターは結局ボランティアなのかしらん?
それとも企業から寄付を受けた財団がお金を払うのかな。
高いモチベーションと派生するネットワークは、コミットして本当によかったと思う反面、やはりお金と時間と人手の問題(それはプライオリティ及びプロジェクトのマネジメントの問題に他ならない)を感じている。
そうなんですよねえ…。
僕も経験上、寄付やボランティアなどの善意に頼るシステムは
ちっともサステナブルではないとわかってきました。
実際に手を動かす人たちに対価が支払われて、
それで暮らしていけるお金の流れを作ることの方が重要だなと。
ともあれ、新しい関係の道が開かれることに期待。
Taproot Foundation
Public Media Center
sustena
新しい世界のためのデザイナーのための情報源
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Sat, 27 Nov 2004
ほらもっと軽く
最近エントリ少ないな…。
書きたいことはたくさんあるんですけどね。
基本的には単に仕事が忙しいからで、
意欲がなくなったわけではないのでご安心を。
でもエントリを書く時に、いろいろ考えて
手が止まることが多くなったかもしれない。
書くならちゃんと書かなくちゃって
ヘンに意識して書けなくなってる。
勝手に気負って動けなくなるのは
いつもの僕の悪い癖。
そんな時は深呼吸。
いつのまにか握りしめていた掌を
ぷらぷらゆるめて肩の力を抜いてゆく。
ふんわりと軽く生きてゆきたい。
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Sat, 13 Nov 2004
本の交差する場所
COWBOOKS のサイトに BookCrossing のコーナーができてました。
COW BOOKS は、 bookcrossing の活動を深く理解し、できる限りサポートしたいと考えています。 BCID を記入する用紙、スタンプなどを用意していますので、スタッフまでお気軽に申し付け下さい。また、リリースしたい本のお預かりもしています。どうぞみなさん日本でも book crossing を広めましょう。
おぉ。ましょう、ましょう。
Official Crossing Zone として登録したみたいですね。
Why is that a Good Thing? Besides the obvious goodwill you'll be generating, BookCrossers who use the Go Hunting feature of our website will come to your place of business just to look for released books, so you should see an increase in traffic.
つまり、お店を Crossing Zone にすれば、本を探しに/置きに
来る人たちがいるから来店促進につながりますよ、ってことです。
もちろん、気流舎もやりますよー!
そういや最近放ってないな…。
COWBOOKS に持っていこうかな。
BookCrossing::COWBOOKSでリリースされた本
BookCrossing::気流舎の本棚
ブッククロッシングって知ってますか
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音楽の神に仕える
朝のりんかい線、ホームには誰もいない。
僕たちは自販機のカップコーヒーを手に静かに話した。
話題はテクノミュージックの宗教性と文化について。
ほんの数分前まで RajaRam で踊り続けていた昂奮が収まるわけもなく、
落ち着いた口調とは裏腹に議論は熱を帯びた。
ハウスとキリスト教的一神世界、
ミニマルと仏教的内省指向、
トランスとヒンズー教的多神世界…
e.t.c.
パーティは現代の聖地だ。
DJはシャーマンであり、ダンスは祈りだ。
思考は介在しない。
--
…そういえば、balearic sunrise も
TOKYO DECOMPRESSION も行けなかったけど、
最近、多摩川河川敷がなんだかいい感じになってますね。
WaterAirSunlight
自然の中で自由な空間を作り出すことはとても難しいけれど、でも”とてつもなく楽しい”営みです。これをなるべく多くの人とシェアしたい。 WaterAirSunlight は、パーティの名前ですが、同時にプロジェクトの名前でもあります。テーマは「DIY」と「トランスパーソナル」そして「ナレッジシェアリング」。
ピースなマインドにとっても共感!
OHAYO CAFE とともに
via magarisugi.com。
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Wed, 03 Nov 2004
発車のベルが鳴る
歳の近い会社の友だちたちが相次いで辞めた。
みんないろいろ考えた末のことだろうと思う。
ミッドナイト・エクスプレスの乗り心地はどうだい?
がんばってね、という言葉が好きではない僕は
こんなときにかける言葉が見つからなくて
口ごもってしまう。伝えたかったのは、
まあ、ゆるく楽しんでいこうよ、ってこと。
おめでとう。また会おう。
僕もそのうち乗せてもらうよ。
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Sat, 23 Oct 2004
愛のあるユニークで豊かなブログ
文字フェチブロガにうれしいニュース。
PCに依存しないフォント表示や縦書きが可能なブログサービス
Webサーバー側から文字情報を配信するプラグイン「GlyphGate」を利用することで、PCに依存しないフォントの表示が可能。
GlyphGate を利用してモリサワの書体が表示できるらしい。
ブログはテキストの復権に功績があるけれど、
それに見合う表示技術がなかった。
しかしなぁ、このラインナップではいまいち惹かれないかも。
Safari でヒラギノの方がきれいだもの。
写研さ〜ん…。
いいかげん文字をデジタルの世界に解放してください。
まさか墓場まで持っていくつもりじゃないよね。
ITバブラも球団なんて買ってないで早く写研を…(以下略)
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Mon, 18 Oct 2004
考えるなんて
感覚は笑うだろう。
「考えるなんて愚かで浅ましいことをしなさんな」
美は諭すだろう。
「考えるなんて無礼ですよ」
どうにも分析理性のおごりをいさめる言葉が好きなので
about に集めておくことにしました。
気流舎のテーマであるとともに、
論理に頼る自分への戒めでもあります。
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Sun, 10 Oct 2004
あったかぬっくりホット・ラム
さみしい夜にはラム・チャイを。
ラムもチャイも大好きなのでこの組み合わせはたまらない。
インスタントのチャイを使えば家でもカンタン。
チャイでなくてもホットミルクで割れば「ホット・ラム・カウ」。
お湯割りにバターを入れれば「ホット・バタード・ラム 」に。
ホットミルクにバターなら「ホット・バタード・ラム・カウ」だ。
というか、普通にホット・ラムで充分おいしい。
チャイだけでも、もちろん満足。
ひとりでも生きていける、だから一緒にいる
といいますか…。そんな文句を思い出して
よけいさみしくなったりして。
だから、そんな夜には
とびきり甘いラム・チャイを!
(ループ)
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Mon, 04 Oct 2004
芸術社会学入門 1
聴いてきました、見田宗介「芸術社会学入門」。
いやはや、何を題材に話してもやはり見田さんという感じ。
見田先生、いきなり30分以上遅刻。
さすが『時間の比較社会学』を書いた人は違います。
その間、同日に別の講座があった大澤真幸さんが急きょお話。
「見田先生は私が最も尊敬する人です。
学生のころはとてもかなわないと思っていました。
若い人の中には見田先生にお会いしたことのない方も
いらっしゃるでしょう。でも、
『その人に会ったことがある』のと
『ない』のとでは大きな違いがあります。」
見田宗介の講義は初めてだったのだけど、
体験できてホントによかった。
レジュメは MakiWiki にそのうち載せるつもり。
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Sat, 02 Oct 2004
無理だってば。
現役古書店主が語る「古本屋になるには?」
古書店の店先ではわからない古書業界の仕組みや現状をふまえた、純粋な職業としての「古書店」開業方法の講座です
行きたいというか、行かなくてはいけないような気がするけど
平日の昼間は無理でしょう。脱サラ組は無視ですか?
追記1
定員(50人)いっぱいになってました。
古本屋になりたい人ってそんなにいるのか!
追記2
古書わらべさんが古書組合加入物語をお書きになってました。
いずれお世話になるはずなので、興味津々。
で、久しぶりに東京都古書籍商業協同組合のサイトを見たら
加入に必要な費用が総額37万円になってた。
あれ? 以前は75万円とかしたような気が…。
値下げしたのかな。
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Sat, 25 Sep 2004
大切なこと
anoyo でも vision でも日の出を見て思ったこと。
日の出って毎日あるんですよね、あたりまえだけど。
日の入りも毎日あるし、星空だっていつでもそこにある。
そうか、僕はこんな宇宙に暮らしていたんだって。
太陽の偉大さも、星の美しさも、すべてにいつでも与えられている。
これを奇跡と呼んだりする必要のないところがまた奇跡。
繰り返しは単調だけど、でも、その日の太陽はその時にしかなくて、
そんな、いつでもある一回性で人生は埋まっているんだなって。
そこに感動したり感謝したりできる人生はきっと幸せだろう。
地動説を知っているとかいないとか、
そんなことではないんだよ。
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Thu, 23 Sep 2004
太陽と星を讃えるギャザリング
VISION QUEST 行ってきました。
まあ、こんなメガイベントもたまにはいいかな。
星観れたし。いろんな人に会えるしね。
んで、触発されてこんな企画はいかが。
=== ギャルとギャル男と行くレイヴツアー ===
あこがれのギャルと踊ろう!
足下からはじめる異文化交流。
はたして会話は続くのか?
ギャル語でなくても言葉は通じるのか?
この企画よくねー?(語尾上げ)
参加者募集!!
…しません。
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Sat, 11 Sep 2004
夕刻のカミングアウト
めずらしく父親と酒を飲んだ。
25年前に同僚と来たことがあるという静かな居酒屋さん。
いずれ言うことだからと、会社を辞めることと
古本屋をやるつもりだということをカミングアウト。
「別に構わんけど、まあ、喰ってはいけないだろうな」
というのが彼の感想。40年近く勤め上げた身には理解しかねるようだ。
そのとおりかもね。でもやってみないとわからないよ。
というのが僕の返答。したたかに酔う。
石畳を濡らしていた雨は、
店を出る時にはもうあがっていた。
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千夜くらいで千冊
いつのまにか集めた本が1000冊に。
1000冊ってこんなもんか、という感じ。
でもさすがに6畳の我が部屋には多すぎる量。
あきらめて本棚の前に本棚を置いてしまった。
場所がないので本集めはしばらく休憩。
松岡正剛さんは1000冊の書評ですが、
僕は集めただけで全部なんて読んでいない。
読みたい本ばかり。まだまだですな。
『エレガントな宇宙』は読んだぞ。
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はじめての借金
だいたいお金の借り方なんてさっぱりわからないので
この際、窓口までいっていろいろ聞いてみた。
忘れないようにメモメモ。
まずは国民生活金融公庫新宿支店。
・「新規開業資金」は条件を満たしていないので利用不可。
・「国の事業ローン(普通貸付)」なら利用可。
・喫茶をやるなら「生活衛生貸付」も使えるかも。
・「新創業融資制度」は無担保、無保証人で借りられるけれど、
開業資金(開業にかかる資金総額)の2分の1以上の自己資金が必要。
・どの制度を利用するかは、申込み後にご相談。
・申込み時にこちらから指定する必要はない。
・物件が決まらないと審査できないので、申請は物件決定後に。
・『小企業の経営指標』には古本屋は載っていない。
そのまま東京信用保証協会新宿支店へ。
・東京都制度融資のうち、使えるのは「創業前融資」と「創業後融資」
・「創業前融資」は自己資金の範囲内という制限があるので
あまり使われていないらしい。
・許認可をすべて取ってから「創業後融資」を申し込んだ方がいいらしい。
・その場合、内装業者などには支払いを待ってもらう必要あり。
・申請はやはり物件決定後に。地元の指定金融機関を通すのがベター。
うーん、ややっこしいー。
まあ、いずれにせよ申請は物件決定後らしいので
そんなにあせる必要はないことはわかった。
まったく借りられないということもないみたい。
でも物件が先ってのはしんどいね。
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Tue, 07 Sep 2004
太陽、海、空、風、雨、雷、音楽。
行ってきました、anoyo@新島。
なんかね、もう、言葉にならないんですよ。
いちおう古本屋としては
言葉にする努力を放棄してはいけないと
思ってるんですけどね。
でもやっぱり言葉じゃないんです。
そんなもの必要ないんです。
言葉なんて、体験を前にあまりにも
無力なんです。
出会えた友人たちもありがとう!
あんな夜明けをわかちあえたことを
ホントにうれしく思うよ。
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Tue, 31 Aug 2004
言われなくても、楽しく生きるさ。
だからアンタもせいぜい楽しく生きな。
って街のポスターに言われた気がした。
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Sun, 29 Aug 2004
天朗気清恵風和暢仰観宇宙之大俯察品類之盛
先日買った、柳宗悦『民藝四十年』岩波文庫。
近所の本屋さんでかけてくれた紙のカバーが
なにやら漢字で覆われていたので調べてみたら…。
王羲之(おうぎし)の「蘭亭叙」でした。
書の聖人が酔っぱらって書いた最高傑作。
そうか、これが王羲之か…。
書のさんぽ道 :: 蘭亭叙をみる
蘭亭叙が何よりすぐれている点は、「卒意の書」であったことだと言われています。卒意の書とは、上手く書いて人に見せるという意識がなく、心の感ずるまま自由に書くことです。書いた動機が純粋なだけに、それが見るものを引きつけるのでしょう。
柳宗悦の本にこれほどふさわしいカバーもないですね。
しかも、
この日、空は晴れわたり空気は澄み、春風がのびやかにながれていました。我々は、宇宙の大きさを仰ぎみるとともに、地上すべてのものの生命のすばらしさを思いやりました。
っていいこと書いてあるではないですか。
ちなみに、『カイエ・ソバージュ』を買ったのと同じお店です。
その博雅なセンスに脱帽。
さて、気流舎のブックカバーは
どんなものにしましょうか。
石川九楊『やさしく極める"書聖"王羲之』新潮社
石川九楊 編『書の宇宙』二玄社書店(第6冊:書の古法[王羲之])
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Sat, 28 Aug 2004
無事の美
太陽と精霊の布@千葉市美術館
柳宗悦の民藝と巨匠たち展@神奈川近代美術館葉山
最近つとに思うのは、
アノニマスな民藝にまさる創造なんてないのではないか
ということで、あるいは、
創造なんてはたして可能なのか
ということで、あるいは、
創造は日常にしかないのではないか、とか、
日常は創造でしかないのではないか、とかとか。
デザインなどというおこがましい言葉には
もうあまり魅力を感じなくなってしまった。
日本民藝館
柳宗悦『民藝四十年』岩波文庫(千夜千冊)
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Fri, 27 Aug 2004
the zen of ...
住んでいるアパートの隣がじつは禅寺です。
月に二回、座禅会を開いているのは知っていたけど、
なんとなく敷居が高い気がして、
行ったことはありませんでした。
でも先日、意を決してついに初体験。
いやぁ、ヤバかった。
いきなり両足を組んで背筋を伸ばして50分。
限界に近い苦痛。なのになぜか快感。
ぐるぐるとまわる意識。
それはかなりトリッピィ。
こんなに気持ちいいものだとは。
ちょっと驚き。
続けてみようかしら。
曹洞宗・曹洞禅ネット
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お茶とご飯の日々
一人暮らしをはじめたころ
「日常茶飯事」という言葉はすごいなって思った。
そう、お茶とご飯の事こそ日常なんだって
すごく納得した。
何年か暮らしてみて気づいたことは、
日常は思い出せない、ということ。
何年経っても思い出せるような出来事は
日常とは呼ばない。
出来事の記述が歴史なら、
歴史は何も記述できない。
モノより思い出なんてまだまだで、
思い出より、思い出せないこと
の方が大切なんじゃないかと。
で、そこまでいくともう
何が大切で何が大切じゃないのか
なんて偉そうな区別も役にたたなくて、
ただ、お茶を飲んでご飯を食べる日々を
それこそ「大切に」暮らすしかない
気がしたりして。
下のエントリーを書いてて
「思い出した」ので。
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Wed, 25 Aug 2004
カモン団塊
20日付け朝日新聞朝刊に
見田宗介の話が出てます。写真付きだぞ。
「2007年 団塊リタイア」に関して…
社会システムの歯車から外れることを、若い頃の理想主義的な志をもう一度生かすチャンスと考えてみることもできる。…もし多くの人がそうすれば、きっとより魅力的な社会に近づく。
いいですねぇ。そんな大人。
対抗文化の先輩たち。期待してますよ。
てことは、あれだ。
気流舎にもチャンスってことですね。
追加
朝日カルチャーセンターで講義がありますよ。
マグリット、ダリ、ミロ 芸術社会学入門
芸術社会学とはどのような研究なのでしょう。現代美術の作品を鑑賞しながら、現代社会、文化との関連を解明し、現代芸術の栄光と困難、可能性を考えていきます。
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Mon, 23 Aug 2004
やきもち焼きの古本探し
よく行く古本屋さんで
レヴィ=ストロース『やきもち焼きの土器つくり』みすず書房
を発見。前から読みたかったのだけど、しばらく迷って買わず。
でもやっぱり欲しくなって後日買いにいったら、もう売れてた。
あらららら…。悔しさのせいで読みたさ倍増。
そのまま新刊書店に行って新刊で買ってしまった。
何やってんだ俺…。
まぁ、思ってた以上に面白かったのでヨシとする。
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Sat, 07 Aug 2004
MakiWikiオープン!

MakiWikiは真木悠介とその周辺に関するWikiサイトです。
著作リストは見田宗介氏の歩き方から引き継がせていただき、
大幅に増補しました。今はまだ骨格だけですが、
ここからみんなで充実させていければと思ってます。
データベースだけでなく、考えたり話したり,
いろいろ広がっていくといいな。
真木悠介を知らない人でも、Wikiを知らない人でも
使えるようにつくったつもり。
ご参加お待ちしてます!
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Fri, 06 Aug 2004
夏のレゾナンス
セミって結構アシッド。
川べりに寝転んで流れの音と一緒に聴いたら、
それだけで気持ちいいだろうな。
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うーむ
やはり新たな仕事が入ってしまい、
今年いっぱいで会社を辞めるのはほぼ不可能となりました…。
その仕事が終わるのは来年の3月です。はあ。
さすがに途中で抜けるのは気が引けます。
会社にいる限り仕事はどんどん入ってくるわけで
どこかでキリをつけないと抜け出せないよね。
待ってくれているみなさん、ホントすみません。
弱虫と呼んでください。
せっかくなのでこの期間を利用して
開業計画を具体化してゆきたいと思います。
もちろんこのブログで逐一ご報告。
見捨てないでね。
んで、それにくらべて
古本屋bygones[ビゴネス]の店主日誌
結局は7月末に、8月一杯で退社させて欲しいと申し出て、了承を得た。
今予定している物件が万が一ダメでも、なんらかの形で本屋は必ずやる。その意志が固まったから、退社するのだ。
どーだい、この潔さは!
なんかもう開店前から負けてますな。
あまりに近い境遇なので期待と共感とともに
興味深く読ませてもらってます!
ウソつきの遍歴
ボーナスと辞め時の考察
始まりの始まり
大スケジュール発表
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ちょっとしたこと
知り合いから誘われた食事を断ってしまった。
その時間に仕事があったからだけれど、
ホントは大したことではなくて、
ちょっと都合をつければ行けたはずだ。
食事には僕の知らない人も来るらしく、
そんなことも少し面倒くさいなって思ってた。
でも断った後に気づいた。
こうやって僕はいつも自分で自分の
可能性を狭めているんだ。
いつだって理由を付けて
人と会おうとしない。
もううんざりだ。
わかってるよ、お前のその態度は。
勇気のなさの裏返しだろう。
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Tue, 03 Aug 2004
anoyo@にーじまメモ
・帰りは6日以降の予定にしておくと、いいことあるかも!
・乗船券付きチケット
・_出発は2日 or 3日を買う時に選べる
・_帰りは5日 or 6日を向こうで選べるらしい
・東海汽船は全船全等級要予約。運航日に注意。
・東海汽船の予約はネットと電話では枠がちがう。
anoyo
TRANCE JAPAN.COM
東海汽船
新中央航空
新島村
新島観光協会
羽伏浦公園
Yahoo! 天気情報
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Mon, 02 Aug 2004
ぶりぶりなハンバーグ丼の週末×2
出遅れた反動も手伝ってか二週続けていそいそとレイヴへ。
Message@丸神の滝とLaughin' The Moon@立原高原。
原人村には残念ながら行けず。代わりにどちらもいいパーテーでした。
滝には滝の、高原には高原の、光があり、ヴァイブがあることを実感。
もう、なんか空気が違う。風景の彩度が違う。
しかし毎度々々ガッツリ食べて太って帰ってくるのは
いかがなものかと。もっと踊レ >俺。
レイヴで古本買う奴なんていないよなぁ、とか思う。
僕だってきっと買わない。でもやりたいんだな。
でもってanoyo@新島(!)もバッチリ予約。
でもって船が既に埋まってることもバッチリ確認。
泳いでいきますか…。相当やせるゾ。
乗船券付きチケット買いました!
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Sat, 17 Jul 2004
青山ブックセンター
Emil Ruder の "Typography" も、 Josef Müller - Brockmann の "Grid Systems in Graphic Design" も、買ったのは ABC だった。高価な洋書を買うお金なんてなくて、何度も迷って立ち読みをした。この本は自分に必要なんだって言い聞かせてドキドキしながらレジに持っていった。そうやって買った本が何冊もある。今でもインスピレーションが必要なときに、まず助けを求めるのは ABC だと思ってた。実際、僕が会社のホワイトボードに書く「資料探し昼出社」は、「ルミネの ABC に寄ってスタバでコーヒー飲んでから出社」と同じ意味だった。トートバッグを作ったこともあるし、フライヤーを置いてもらったこともある。深夜の六本木店に自転車を走らせたことも何度あったことか。とにかく今すぐほしいというわがままをかなえてくれるのも、煮詰まったときの焦燥感をクリエイティヴな意欲に変えてくれるのも ABC だった。あの深夜のいいようのない昂揚を抱えて、いったいどこへ自転車をこげばいいというのか。
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Fri, 16 Jul 2004
出遅れる夏。いつもと同じ週末。
あぢいぃ。
はしゃぎ過ぎてますか?
みんなだまされちまってますか?
気づいてみれば ARCADE は足がなくて行けないし、
smatrart はチケット売り切れてるし。
なんだか出遅れております。
じつは「夏休みレイヴ情報」をつくったのだけど、
いろいろ考えて公開は見合わせ。
SOLSTICE にたくさん載っているのでご参考に。
ぜひ一度行ってみたいのが獏原人村満月祭(28日のレイヴ)。
獏原人村は70年代から続くコミューン。
祭りとしてだけでなく、生き方として興味があるのかも。
レイヴの好みも年々オルタナティヴな方向にむいています。
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Tue, 13 Jul 2004
0.915948%
なんとなく、気流舎の客層はみどりの会議に投票する人とかぶるんじゃないかという気がしてたのですがー、…得票率1.62%。投票率と合わせると有権者比なんと 0.915948%! ガーン。そりゃメジャーだなんて思ってませんでしたけど、こんなにもマイノリティだったとは! ちょっとすがすがしいほどのショック。国政のゆくえもさることながら、気流舎の成立も心配になったりして。
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Sat, 10 Jul 2004
えらぶ楽しみ。落とす楽しみ。
センキョですね。とりあえず、JANJANのようなオルタナティヴな情報源も見るようにしてます。参院戦はイマイチ盛り上がりに欠けるわけですがー、小林イチロウ(みどりの会議)のサイトにこんなことが書いてありました。
与党への支持が低下し、参院選で過半数を割れば、無茶苦茶な法案が衆院で強行採決されたとしても参院で否決され衆院に差し戻されます。いったん差し戻された法案は衆院出席議員の2/3(66%)以上による可決が必要となります。現在の衆院で与党の議席は58%です。つまり、参院選で与党が負ければ衆院で強行採決しても意味がなくなります。相応の議論なしに問題法案が可決される可能性は低くなります。
なるほどねえ。
なんか楽しくなってきた。
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Fri, 02 Jul 2004
ボーナスと辞め時の考察
出ましたよん、ボーナス!
先月分の貯金と合わせてついに年初の予定、300万円達成!!
んで、いつ辞めるんですか? 会社は。>俺
それがですねぇ、いまやっている仕事が終わるのが11月。
その間に次の仕事が入るとそれが終わるのは
もしかして来年の3月ですか、
といういやーな予定になっております。
次の仕事はなんとか回避しつつ、
いまの仕事はしっかりやって12月に退社
ってのが希望的観測。
相変わらず踏み出せず申し訳ない。
いいかげん、貯金するのも疲れてきました。
長くやってると意欲が削がれてしまう気もします。
早くしなければと焦りつつ
ここは冬のボーナスももらっておくのが大人か
などと自分に言い訳する日々。
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Sat, 26 Jun 2004
○ ○ ○ クリスチャニアの危機 ○ ○ ○
Christiania.org
クリスチャニアの物語は多彩で、勝利と敗北に彩られている。
実験を始めた多くの人たちはもうここにはいないが、
自由に生きる夢と住民による自治都市の思想は続いている。
クリスチャニアはデンマークのコミューン。住民自治、自給自足、自然との共存 etc. スクォッティングから始まったその「実験」は30年以上たった今でも続いている。クリスチャニアの歴史はまさに自由を求めた戦いの歴史でもあって、いつの時代も政府や警察との対立、対話、協調を繰り返してきた。
そしてまたひとつクリスチャニアに危機が迫っているという。きっかけは民族主義政党による法案。L205と呼ばれるその法案は、再開発を名目としてクリスチャニアの一掃を目論んでいるらしい。コミューンは自由な社会のありかたを求める人類の実験だとするならば、これはヒトゴトではない。
Christiania.org
_INFO PAGE/The Tale Of Christiania に
英語で読める歴史があります。
BEVAR CHRISTIANIA
_署名サイト
FORSVER CHRISTIANIA
_反対サイト。ENGRISH ページで問題の概要が読めます。
Bevar Christiania
_反対サイト
BBC NEWS
_去年のデモ
クリスチャニアを訪れて
CHRISTIANIA 人民解放国家
デンマーク・クリスチャニアで考えた
デンマークからの手紙
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Sun, 20 Jun 2004
Wikiの開放感
実はいま、真木悠介とその周辺に関するWikiサイトを作ってます。
名前はもちろん、MakiWikiね。
で、はじめてWikiをさわったのですがー…
すごいかも、これ。
書いていると開放感があるんですよ。
世界に対して開かれてる。
誰も、何にも所有していない。
開放は解放に通じるんじゃないかなって
ちょっと思った。
YukiWikiを使ってます。
YukiWiki2内のMakiWikiページ
W. Cunningham ほか『Wiki Way』ソフトバンク
結城浩『結城浩のWiki入門』インプレス
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Tue, 15 Jun 2004
ぶっけんそぞろ歩き
骨フェチ長沢節展@弥生美術館に行ったついでに東大前の古本街へ。本郷は神田とも早稲田ともひと味違う濃厚な店が多い。正門近くに空き物件発見。とっても雰囲気がよかったので不動産屋さんに電話してみた。家賃35マンエン、保証金20ヶ月! いやそれはちょっと無理です。「もう商売やるには死んだ街ですよ」なんて不動産屋さんは自嘲ぎみに言う。ふうん、そうなのか。そういえばシャッターの降りた店が目立つ。それなら家賃も下がれば出店する人はいるのにね。
近所の神社の境内にある古風な一軒家が貸しに出てる。料亭にでもできそうな和風の家で、玄関の前に大きな木があったりしていい感じ。なにしろ境内(なのかな? 鳥居より中、参道の横)なので木は多いし静かだし。雰囲気は抜群。駅近し。こちらは30万円。もちろん古本だけでは無理だけど、カフェと一緒にやったりすればできるかな、とか夢を見てみる。沼田元氣が市川実日子をつれてきそうだ。
おなじみ東京R不動産。
人の温もりとか、自然とか、太陽とか、
そういうのがすごく大切、という方。
いい! 和んじゃいたい。
やっぱり一緒にお店をやってくれる人がいるといいかも。
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Mon, 14 Jun 2004
なんというか、その…
中沢新一『カイエ・ソバージュⅠ〜Ⅴ』講談社選書メチエ
この壮大な野心をもつ全5冊を読み終えて、心地よい疲労感とともに僕はすばらしい本に出会った時に感じる、いつものあの無力感におそわれている。放心と言えば近いだろうか。しばらくはこの本の衝撃のなかに身をまかせ、何も考えずに新しい世界(そう、それは読む前とは歴然と違う顔をしてたちあらわれてくる世界)を感じていたい、そんな気分だ。内容の要約は他にまかそう。紹介するほどの能力も僕にはないように思える。中沢新一の文章はそれ自体、詩的だ。扱われる話題の広さと思索の深さに適度なペダンチックさも相まって、扇情的で陶酔感すら感じられる。
世界はもともとこのような「詩」にみちみちているのです。いや、世界は「詩」のようにして、たえまなくつくられています。私たち人類の心も、「詩」の構造として生まれています。言語の本性は「詩」なのですし、交換の行為は、生まれたばかりのときは贈与でした。それならば世界のはじまりにあるのは、きっと純粋な愛にちがいありません。
きっと冷静に読めばいろいろと弱点もあるのでしょう。でも思想家の仕事としては、これでいいのだと思う。「対称性」という概念は中沢新一自身、この講義をすすめてゆくなかでつかんできたようで、ひとつの大きな思想が生まれでる瞬間に立ち会っている臨場感に触れることができます。「有限な思考の手続きだけを用いることで、宇宙の中の人間存在の意味をあきらかにしようとしてきた」神話的思考と同じように、この5冊の本は広大で深淵な意識の宇宙に僕らを連れ出してくれる。
付け加えておくならば…
瞑想やサイケデリックスの経験や、熊の住むカムイミンタラを一人で歩いた経験がなかったならば、この本を自分の体験として深く理解することはなかったと思う。本を読むだけでは本は読めないというか、そんな気がする。
Polylogos :: Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ
Passion For The Future :: Ⅳ Ⅴ
Amazon :: Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ
asahi.com :: 作家に聞こう
松岡正剛の千夜千冊
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Sun, 13 Jun 2004
夏至を知らない
皆既月食の夜、僕らはその原理を知らなかった。海辺のコーヒーショップで時間をかけて議論した結果「地軸の傾きだろう」ってことに気づいた。僕らのいいかげんな推論によれば月食が毎満月に起こらないのは、地軸の傾きがあるからだった。地軸の傾きは四季をつくる。夏至や春分の日がなぜ大切にされてきたのかという友人の問いに僕は、「1年が巡ったことを知ることができる日なんだからあたりまえだろう」と答えた。
でも考えてみたら、僕は夏至の意味を体感してない。そもそも本当にその日が夏至なのか、僕は知らない。毎日同じ電車に乗っている人間にとって「1年が巡った」ことの意味はあまりにも薄く、夏至はちっとも大切な日ではない。農耕や狩猟採集で大地と(それはつまり宇宙と)つながって生きていた人たちにとっては、そうではなかったはずだ。夏至の日には過ぎた1年を振り返り、これからの1年を想い、心からの祈りを捧げてきたのだろう。大切な日だ。地軸が傾いているからだとかそんなことよりも、日々の実感として夏至の意味を知る智慧の方が、夏至を知っていることにならないだろうか。
World Peace & Prayer Day
私が、 World Peace & Prayer Day を通じて伝えようとしていることは、世界中の人々が、太古に知っていたはずの、母なる大地を敬い、あらゆる存在との調和の中に生きるための精神性と術を取り戻そうということです。 World Peace & Prayer Day せかいへいわといのりの日は、太古の教えに向けて再び私たちの心を開くための、癒しの儀式でもあります。
夏至の日のイベントは他にもいろいろ。
行けない人はキャンドルナイトでも。
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真実を見つけださなければならない
んで、ネイティヴアメリカンつながりでこんなの。
(via magarisugi.com)
MOMENT UTOPIA
ネイティブアメリカンのシャーマンの教えからレイブカルチャーを見つめ直し、人間の生活の中における儀式の必要性、そこにおける音楽とダンスの役割、そして自然と人間との関係を、美しい映像と ABA STRUCTURE の幻想的なサウンドを交え作品化。
サンプル観ただけでゾクゾク。こっちも気になるね。
Kenji Williams は anoyo のイベントに出るみたい。
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Thu, 10 Jun 2004
言葉が終わるところで、音楽が始まる
とりあえず、気流舎にターンテーブルは必須だ。ミキサーもCDJも部屋にあるのを持って行くつもり。ギターもジャンべも置いてあるだろう。物件もなるべく音の出せるところを探したい。なんでだろう。お金ないんだから、よせばいいのに。古本屋なのにやたら音楽に固執してる。
たぶん、そこには言葉が到達しえないものへの敬意とか畏怖とか憧れがあるのだと思う。言葉や本や論理に頼ってしまうことへの戒めがあるのだと思う。本なんていくら読んだってムダだよってどこかで思ってる。
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Wed, 09 Jun 2004
思想の表現としてのWinny
もう情報大杉なのでメモ代わりのリンクだけを。
winnyを肯定的に議論する
winnyはひとつの新しい世界を見せてくれた。
hirokiazuma.com
またもや口実は著作権です。
もし現行の著作権法が100万人もの人間をいつでも犯罪者にすることができるようなものなのであれば、そんなのは法律のほうが間違っているに決まっています。
作者:
「今の著作物に対する課金システムは古い。ユーザーはクリエイターに直接、金を払うべきであってCD業者などへの中間マージンは無くてもいいはず」
金子勇氏を支援する会
んでついでに↓ やっぱり僕は映像よりは音楽なので。
「
ネット音楽とアナルコ・キャピタリズム」
(via ロック少年リハビリ日記)
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コミュニケーションのデザイン
CSRに関してひきつづきお勉強。経済同友会の『第15回企業白書』はなかなかどうして、よくできてます。経営者のみなさん、しっかりお読みなさいな。義務でもコストでもなく、企業価値を産み出す源泉なのですよ。
CSRは多様なステークホルダーとのコミュニケーションとしてとらえることができて、どれだけ誠実な対話ができるかってことが問われている。
CSR CONSORTIUM
当サイトは、CSRに積極的に取り組む企業の担当者と直接対話できる世界初のコミュニケーションプロジェクトです。…企業とのオープン且つ建設的な対話を通じ、持続可能な社会への道を共に考える場でありたいと考えます。
これはすばらしいデザインの仕事だと思う。新しい対話のかたちを提案してます。つくっているのは、ディ・エフ・エフという会社。
「持続可能な社会」のあるべき姿を描き、それにつながる先進のコミュニケーション・ツールを創造・提供する
というミッションに共感。ほかにもクリック募金のサイトや、持続可能な社会のビジョンを語るサイトなんてのもつくっていて、しかもキレイ。いい仕事してます。
空想生活や @cosme や復刊ドットコムは企業と生活者を結ぶ新しいアプローチだし、ブログやソーシャルネットワーキングもあるいは関心空間みたいなものも、すべて新しいコミュニケーションのかたちの提案。出合いや対話をうながす仕組みのデザインはますます大切になっていきそう。
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Mon, 07 Jun 2004
小さいこと。ゆっくりなこと。
デヴィッド・ホルムグレンの講演を聴いてきました。ゆっくりと丁寧な話し方が誠実そうなお方。パーマカルチャーの概要と可能性を説明。やっぱいいかもパーマカルチャー。
標語として「Reclaiming Our Place in Nature(自然のなかで僕らの居場所を取りもどす)」という言葉を使っていて、行動は違うけど Reclaim the Streets! (道路を取り返せ!)のような運動とも根っこはつながるのかな、とか思った。知らずのうちに僕らが忘れていたもの、奪われていたものを取りもどす試みとして。
自然のなかで自分の生き方をどう Re-Design するのか、ともおっしゃってました。どうもデザインからは逃れられないらしい。
どんな変化も出発点は自分のなかから。パーマカルチャーのいいところは、文明のあり方をも変えようとするおそろしくラディカルでアナーキーな思想なのに、舞台はあくまで自分の庭だってこと。そうだよね、それが大切。
PERMACULTURE: Principles & Pathways Beyond Sustainability
は翻訳中で、今年中には出版予定とのこと。
いつかそのうち
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Sun, 06 Jun 2004
たて組ダメ組
細谷巖@G8
佐藤卓@ggg
田中一光@MOTS
はい、みなさんすばらしいです。
もう訳もなくあやまりたくなってしまいます。
ごめんよ、もうデザイナーなんて辞めるから許しておくれよ。
と言いつつ
後藤、佐々木、深澤『デザインの生態学』東京書籍
とか購入。アンビバレンス。長沢節@弥生美術館も行きたい。
細谷巖の仕事で世界デザイン会議(1960)で配られた冊子『ぐ』というのがあって、そのなかの「日本のデザインは古来より素材を抑え込むのではなく、宇宙のなかでしかるべき形と位置へおさめることを旨としてきた」というような記述(もっと格調高かった気がする)が心に滲みる。
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Sat, 05 Jun 2004
珈琲、煙草、サイケデリックス
そういえば5月31日は世界禁煙デーだったらしい。僕はたばこを吸わないので、気流舎は禁煙のつもり。でも珈琲は出すし、サイケデリックスの本はたくさん置いてあるだろう。以前は積極的な嫌煙派だったけど、うるさく言うのはもうやめた。
たばこは Nicotiana tabacum L. という植物の葉を乾燥させたもので、たばこを吸う行為は、(茶や珈琲やマリファナと同じように)「精神に影響を及ぼすことを期待して植物を摂取する」という人類の長い歴史をもった行為のひとつなんだと思うようになったからだ。
もっとも古代のシャーマンたちに比べれば現代の喫煙はかなりガサツでつまらないものになってしまったようだ。シャーマンたちはその性質を熟知していたがゆえに喫煙の場は聖なる儀式のみに制限していた。
南米のインディオによれば、人間がたべものに餓えるのに対して、精霊はタバコに餓えるという。すなわち、タバコをさまざまな形で摂取することによって、シャーマンは精霊たちと直接的に、親しく接触することができるのである。
『精神活性物質の事典』
敬意を持って植物に接し、儀礼をもってその恩恵にあづかろうとするようなつつましさがあれば、心のうちから自律的な節度がうまれてくるはずなのだ。そんな気高い喫煙者には、僕も敬意を表そう。
Wikipedia::タバコ
トロイヤー 他『タバコの社会学』世界思想社
グッドマン『タバコの世界史』平凡社
トリソン 編『喫煙と社会』平凡社
ラジュリー『精神活性物質の事典』青土社
ワイル『ナチュラル・マインド』草思社
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Fri, 04 Jun 2004
使いやすくなったかと
そろそろ blosxom 3.0 が出るというのにコメント関係をシコシコと改良。
といっても kyo さんの writeback と put_forms を
まるごと使ってるだけ。サンクス & リスペクト!
変更点はこんなとこ。
・comment と trackback の分離。
・ついでに permalink ともども flavour を .html に統一。
・必須なのは本文だけ。他はなくても投稿できます。
・タグが使えなくなりました。
・代わりに改行は反映されます(これがほしかったのね)。
・文中の URL は自動的にリンク。
などなど。見えないところでホントはもっと多機能。
すごいね。
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Sun, 30 May 2004
テスト用エントリー
あぁー、本日は晴天なり。
あちぃよ。
いろいろ改造中。
表示がヘンかも。
機能もヘンかも。
しばらく許して。
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Sat, 29 May 2004
そのあまりにあけすけな
東京R不動産
祝!中央線進出。
西荻窪で見つけたこの物件。
西荻! 屋上! 8万円!
おおぉ。いいんでないかい、この物件。
しかーし…
ち、近い。近すぎるってば。
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新しい世界
自分が変わることと世界が変わることはたぶん、区別がつかない。だから、 BOOKS FOR NEW WORLD は世界を変えてゆく本でもあるし、世界観を変えてゆく本でもあるのだと思う。人生を変えるほどの本という言葉は、変わらなかった人生を前提しているようでうまくない。変化が常態ならば、どう転んだって変わることなんかできないと言ってもいいし、一冊の本でだって世界は変わると言ってもいい。
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Mon, 24 May 2004
貯金ビンボー大豆を喰らう
べつに隠すことでもないので言ってしまいますがー。僕の全財産は右に書いてある「貯めたお金」と一ヶ月分の生活費だけで、ほかにはなんにもありません。部屋にある古本とレコードを売り払えば少しはお金になるかもしれないけど、さすがにそれはできない。開店資金には手をつけないと誓っているので、今月みたいに旅行に行ったりしてしまうともう大変。給料日を前にして納豆ともやしばっかり食べてます。親子丼。だって1袋29円ですよ! 考えてみれば豆腐のみそ汁もみんな大豆だ。すごいな、大豆。サンキュー、大豆。とりあえず、将来は米と大豆は作ろうと思う。
大豆ホームページ
大豆を作ろう
日本一の大豆リンク集
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Sun, 23 May 2004
カッコの問題
本を紹介するときにこのサイトでは、
著者名「本の題名」出版社
という書き方をしてます。でも学術論文の世界では、
著者名「論文名」『論文をおさめた本の題名』出版社
というのがフツーです。他にも出版年や引用ページの書き方もあるけどここでは省略。問題は、『←このかっこ→』。どうも好きではないんですよね『←これ→』。だって日本語では「会話のなかの『会話』」っていう使い方のはずだし、なにより記号として美しくない。デザイナーとしてはイマイチ賛同しかねる慣習です。で、「」で統一してましたが… やめました。なんとなく、慣習というのは好きとか嫌いとかじゃないだろう、と改めて思ってしまったので。そんなわけでこれからは『』で書こうかと。
文献の書き方に関しては↓とか参照。
小林泰夫 ほか『知の技法』東京大学出版会
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ラブ&ピース&フリーダム!
「“KALI-FLOWER ”開店30周年記念パーティー」
日本にヒッピームーブメントを!東京にフラワーチルドレンを!──今から30年前の1974年5月24日、そんな夢と希望を持って吉祥寺に自然食ライブハウス“KALI-FLOWER”がOPENした。
5月24日(月)@LOFT/PLUS ONE
【出演】ドクターセブン、ヒトキ、タシ、アリ、ケン佐々木、梶田イフ、内田ボブ、シャーナントシ、サカキナナオ、ポン(山田塊也)、他ゲスト多数
【映画】花まつり(監督 藤枝静樹)
【ビデオ】諏訪之瀬第4世界(監督 上野圭一)
Open/18:00 All Night
¥3,000(記念品付き)予定
もう明日ですけど。行けたら行こうかな。
そう、今は70年代の30年後、60年代の40年後の未来なんだよね。
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イベントふたつ
PCCJ :: デヴィッド・ホルムグレン初来日記念講演
パーマカルチャーの創始者の一人デヴィッド・ホルムグレンを招いて、氏の30年間にわたるパーマカルチャーの理論と実践、及びサステナビリティ概念を越えたパーマカルチャーデザインの意義を語ってもらう。そして、持続可能な未来社会構築のために、今、我々が何をなすべきなのかを聴衆の皆さんと語りたい。
国際的なパーマカルチャー運動のなかで、ホルムグレンは現実的なプロジェクトを通じて、パーマカルチャーの考えを広めてきた功績で尊敬されている。個人的な経験をとおし、持続可能な生活スタイルは十分可能なもので、消費漬け社会への強力な対抗策だと教える。
さっそく申込み。デヴィッド・ホルムグレンは、ビル・モリソンとともにパーマカルチャーの創始者とされるお方。以前書いた「オーストラリア楽農パラダイス」に彼のインタビューが載ってます。
追記:
ホルムグレンの講演は、全国ツアーなんですね。
詳しくは、こちら。東京以外もいろいろありあますよ。
ナナオサカキの第一詩集が復刊。
「新装 犬も歩けば」野草社刊(発売 新泉社)
んで、《ななおさかき Tokyo Tour 2004》
があるそうです。→詳細はこちら
r さん、新泉社さん情報サンクス!
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Mon, 17 May 2004
風と古本
早大正門の青空古本掘り出し市に。この古本市は好きで毎年楽しみにしてます。なんでだろうとふと考えてみたら、外だからだ。青空市だからだ。なんでこんなことに気づかなかったのだろう。風が、気持ちいいんだ。
ついでに早稲田界隈の古本屋さんと BIGBOX 古書感謝市にもよって計17册購入。「気流の鳴る音」函入り300円。自己最低記録更新。
中沢新一「虹の階梯」平河出版社
_「ゾクチェン・ニンティクの集会樹」画付。こんなの付いてたんだ。
ぬで島次郎「神の比較社会学」弘文堂
_見田宗介が緒言を書いてます。(ぬでは、木+勝)
赤瀬川原平「東京ミキサー計画」パルコ出版
_高校時代の僕にありったけの勇気と勘違いをくれた本。
ハロルド・ガーフィンケル「エスノメソドロジー」せりか書房
ウィリアム・ドムホフ「夢の秘法 セノイの夢理論とユートピア」岩波書店
スネルグローヴ 他「チベット文化史」春秋社
G・バタイユ「内的体験」現代思潮新社
モリス・バーマン「デカルトからベイトソンへ」国文社
芹沢高志「この惑星を遊動する」岩波書店
加藤則芳「森の聖者 自然保護の父 ジョン・ミューア」山と渓谷社
山尾三省「原郷への道」野草社
などなど。
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マ ジ ス カ!
OH! MY SHOP にユトレヒトの江口さんが載ってました。
広さ・席数:11坪
平均来客数:30人/1日
平均客単価:2000円
売り上げ:500万円/月
経費:50万円(人件費、家賃、光熱費含む)
仕入れ:200万〜250万円/月
すみません、こんな数字ばっかとりあげて。
古本屋を目指すものとしては一番気になるとこだったので。
しかし、500マンエン!! まじすか。
なんだかワタクシ根本的に経営規模を勘違いしてたかも。
気流舎なんて50万円も危ういかと思ってるんですけど…。
そりゃあなた、オサレなユトレヒトと比べちゃいけませんよ
つーツッコミもあるかと思うが、どーなのさ。
まさに OH! MY SHOP。ちょっとびっくり。
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Sat, 15 May 2004
貸してくれぃ
ap bank
ap bankは市民が主体となってする自然エネルギー、省エネルギー、環境をテーマとしたプロジェクトに融資します。
古本屋はダメすかね。
ネタ元になった未来バンクは僕も組合員になってます。組合員になって出資することが融資の条件とのことで、10万円を出資。出資額の10倍までの額を融資してくれる仕組みなのでもう少し増しときたいところ。事業報告を見ると個人にも結構融資してるみたいなので期待。でも金利3%固定はちと高いよね。
その点、市民バンクの金利は長期プライムレートと同率(4月現在1.7%)で魅力的。しかも審査は「夢の作文」。がんばって書きますよー。
今日の知ったかぶり:プライムレート
最優遇貸出金利。銀行が優良企業に貸し出す際の利率の低い金利。一年以上のものを長期、未満のものを短期という。らしい。
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Mon, 10 May 2004
人はガイアの子宮で何を想い踊るのか
洞窟に入った瞬間、まがいようもない神聖さを感じてしまった。理性はその感情に冷静さを求めたかもしれないけれど、あの感覚を素直に認めれば、やはり「神聖さ」だったのだと思う。
洞窟は太古より聖なる場として祀られ、
人々は集い、祈り、踊りを捧げてきた。
中沢新一「神の発明」講談社選書メチエ
神はしばしば天空の高いところにいるというイメージがありますが、スピリットはむしろ洞窟や祠や岩の割れ目や森の中の木のウロのような、光がさんさんと射し込んでくることのない、薄暗い密閉された空間を好むようです。(中略)さらに、スピリットが住処としている中空の空間はまた、さまざまな「増殖」のおこなわれる空間でもあります。富や食べ物や高い価値をもったものが、そこからやってくると考えられています。
スピリットは森の中や洞窟を住処にすると言われますが、来訪神はその森や洞窟を「通路」として、遠くの他界から人間の世界に出現してきます。
スピリットへの敬意は、今も変わってはいない。
洞窟は海に口を開けていて、砂のフロアは波に洗われていた。踊っている間も潮の満ち引きに応じて波の位置が変わり、僕らはその度に波に見とれた。パーティを支配していたのはサウンドシステムの音ではなく、波の音だった。電球の明かりではなく、闇の暗さだった。人々は軽い昂揚を笑顔で隠してステップを捧げる。ろうそくの炎が黒い波をやわらかく照らす。こんな時空間を体験したことはいままでになかった。
シタール、ジャンべ、ディジュリドゥ。
旋律と鼓動、倍音の聖性。
月食は満月の夜に起こる。太陽と地球と月が一直線に並ぶからだが、光だけでなく重力も重ね合わされて、その日、海は大潮を迎える。雲が月の光を鈍く隠したとしても、重力を遮ることはできない。海も大地も身体もすべて、その支配下にある。深夜、高くなりゆく波に追われてスピーカーとDJブースは移動を余儀なくされた。音が止まる。波だけが響く。恐れは畏怖の念として僕らの言葉を失わせる。
満月の夜のあのどことなく場違いな明るさを持った空が白みはじめて、厚い雲の奥に太陽が昇ったことを知る。待ちわびた光の到来だ。心のすみに小さく抱え込んでいた恐怖が光のなかへ溶け込んでゆく。昂奮しているのか、深く安らいでいるのか。逆光の波をもう一時間も見つづけている。
調和。
すべての調和を体感するために人は踊るのだろうか。
いや、人が踊っているのではない。ガイアだ。
僕たちのステップはその胎動のほんの一部分にしかすぎない。
真夜中のムーンダンス
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真夜中のムーンダンス
彗星と皆既月食にみちびかれて
4泊5日伊豆半島一周レイヴトラベル。
5月1日
家 → HEAVENS DOOR
朝、東京発。友人が遅れて行くことになったので一人で電車に。
東京 — 熱海 — 三島 — 修善寺。バスで宇久須へ。
三共食堂で小あじ鮨&かさご汁堪能。ウマ!
牧場の家キャンプ場は駿河湾を見下ろす絶好のロケーション。
テントを張って、音が鳴るまで読書。こーゆう時間が好き。
夜は強風、極寒。でも踊る。今年初なのでなんだかうずうず。
トラブルで時間がずれて strobo は体験できず。
5月2日
HEAVENS DOOR
朝は恒例のお散歩。仁科峠までの山道を見つけてトレッキング。
昼間は寝たり、食べたり、本を読んだり。
ジャンべのジャムでゆらゆらしたり。こーゆう時間が好き。
夜は dachambo で始まって、izzy のチルで逝く。
天気はイマイチで彗星は観れず。
5月3日
HEAVENS DOOR → 某パーティ(一応内緒?)
朝から雨。でもみんな踊る。
惜しみつつ移動に備えて早めにテント撤収。
同じく下田のパーティに行くという外人さんたちと合流。
やっと呼べたタクシーに相乗りして堂ヶ島温泉へ寄ることに。
沢田公園露天風呂最高!! ジェフ、ナイスチョイスだ!
バスで松崎から下田へ。さらに近くの海岸へ。
夜に友人と合流。こんなところで会うのもヘン。
会場はなんと海に口を開けた洞窟。すごい!
友人の言葉を借りれば、「入った瞬間に持ってかれた」
こんなパーティは初めて。その異空間に圧倒される。
5月4日
某パーティ
朝はお散歩。3つ先の湾まで行ってみる。
波打ち際で読書。じっと波の音を聴く。
事件発生。隣のファミリーからやきそばの材料6人分をいただく。
あの、僕ら2人なんですけど…。鉄板もないんですけど…。
いろいろ奮闘して6時間かけてやきそばを平らげる。
近くのコーヒーショップで読書。月食の原理について議論。雨。
洞窟にはゆったりとした幻想的な時間が流れる。感嘆。すばらしい。
ディジュの女の娘すごー。自然に感謝。主催者にリスペクト!
5月5日
某パーティ → 家
方角と天候によって、皆既月食は観れず。
でも白んでゆく空、洞窟に射し込む光、輝く波頭、
すべてを理解してる。溢れる想いは言葉にはならない。
雨の中テントをたたむ。疲労困ぱい。
1日3本のバスに合わせて下田へ。
下田 — 伊東 — 熱海 — 東京。
とりあえずご報告。
洞窟に関してはあまりにもよかったのでもう少し書きたい。
書いてみた↓
人はガイアの子宮で何を想い踊るのか
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Sun, 09 May 2004
踊りつかれた朝には
外で踊るのは好きだけど、自然の息吹を感じる方法としては、いささか乱暴な気がしてしまう。レイヴに行った時にもできるだけ、近くの山々に足を踏み入れて静かにゆっくりと自然を感じられる時間をつくるようにしている。
今回もキャンプ場から峠へ抜ける山道を見つけて歩いてみた。荒れた人工林のなか、わずか1時間のショートトレイル。それでも感覚を澄ませばそこかしこに生命の脈動を感じることができる。丸太橋を渡って沢で顔を洗い、鳥の鳴き声をまね、羽アリの身づくろいを眺めたり、切り株の示す方位を SUUNTO の磁針と比べてみたり。倒されてなお芽吹かんとする木々の生命力に深く感心しているときにはもう、心は自然の一部となり自他の区別はなくなっていた。
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Fri, 30 Apr 2004
漢字のドリームタイム
カルロス・カスタネダ「夢見の技法」二見書房
夢見は経験するものだ。夢見はたんに夢を見ることではない。白昼夢を見ることとも、望みをもつこととも、想像にふけることともちがう。夢を見ることによって、わしらはもうひとつの世界を知覚できるのだ。——ドン・ファン
夢は、シャーマニズムにとって重要な「もうひとつの世界」だ。シャーマンは夢見という技法を使って意識の深淵に触れ、世界を説明しようとする。実はその「夢」という漢字が、そもそも夢占いをする巫女(つまりシャーマン)を表すのだという。
白川 静「字統」平凡社
「かん」と夕(ゆうべ)とに従う。「かん」は媚蠱(びこ)などの呪術を行う巫女(ふじょ)の形。その呪霊は、人の睡眠中に夢魔(むま)となってその心をみだすもので、夢はその呪霊のなすわざとされた。(「かん」の字は表示できません。ここ参照)
なんという符合だろう!
いや、おどろくべき符合ではなく、たんに僕たちが「夢」の生い立ちを知らずに過ごしてきただけか。そう、夢は睡眠時の幻などではない。心を開こうとする者にとっては「もうひとつの世界」を垣間見せてくれる入り口なのだ。そして、そのことを「夢」という漢字は数千年にも渡って示し続けてきてくれた。夢のなかで蝶となった荘子は、百年を花上で遊んだという。目が覚めてどちらが現実かを問う必要は、もうないだろう。もちろんどちらも、だ。
…なんてことを書いてますが、一応注釈。
「白川漢字学」は呪術的、祭祀的色彩が強く、これが一般的な解釈かというとそうでもないようです。例えば角川「大字源」も、大修館「大漢語林」も、「暗いなかで見るもの」という程度の説明しかしていません。かなりの温度差があります。
どうしてこんなことになるのかというと、一般的な解釈は主に中国の古典に依っているところを、白川さんの場合は、さらに遡った甲骨文字の研究の成果も加味しているからのようです。甲骨文字が発見されたのは1899年であり、それ以前の古典を絶対視するのはおかしいだろう、というわけです。なるほど。さらに、白川翁は漢字を通して無文字時代の意識にまで迫ろうとします。
漢字の構造は、その文字体系の成立した時代、今から三千数百年以前の、当時の生活と思惟のしかたを、そのままに反映している。あるいはまた、それより以前の、文字がまだなかったいわゆる無文字時代の生活と思惟のしかたが、その時点において文字に集約され、その一貫した形象化の原則に従って、体系的に表現されている。漢字の歴史は、その無文字時代の意識にまで、遡ることができるものといえよう。(「字統」)
なんと壮大な漢字の宇宙なのでしょう。 残念ながら僕はどちらに妥当性があるのか判断する知識を持ち合わせていませんが、白川漢字学の方がはるかに豊かな「夢」を感じますよね。
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Tue, 27 Apr 2004
マリワナ So スウィィイ
マリファナ・マーチ2004
1998年より毎年5月に大麻自由化を掲げて世界の各都市で行われている世界同時イベントです。昨年(2003年)は、アメリカ・ヨーロッパを中心に225都市で開催されました。日本では、2001年にカンナビストの主催により東京がアジア地域における唯一の都市として初参加、以降、参加人数は毎年増加しています。
昨年は1,200人の参加があったようです。今年は大阪と札幌でも開催。カンナビストの会員は2,800人を越えています。大麻自由化の流れは静かに、しかし着実に。ホントは気流舎として参加して、サイケデリックス関連書籍を並べたいけど、いつになることやら(こんなのばっかり)。
アースデイで見つけた麻詩(まうた。素敵な名前だ)さん
圧倒的な存在感。魂に触れる詩を詠むにはこんな友が必要。
ちなみにタイトルはマガリさんのコラムから拝借。
by スケさん。
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Sun, 25 Apr 2004
企業の社会的責任とブランドの未来
あんまりシゴトの話はしたくないんだけど…。
「ブランド」ってどーもうさん臭いですよね。仕事で使っててイヤになる単語の代表です。正直言ってどーでもいい。なるべくなら関わりたくない。「マーケティング」や「ターゲット」なんていう得体の知れない言葉を使って生きたくはない。しかしまあ、(今はまだ)デザイナーとして広告だのブランドだのに否応なく関わってしまっているので、ここはひとつ建設的な「ブランド」のとらえ方を考えてみたい。
このところ図書館に通って「企業の社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibiliry)」に関する本を乱読。おもしろい。とくに関心は、ブランドとの関係。
ナオミ・クライン「ブランドなんか、いらない」はまの出版
において、既に問題は十分すぎるぐらいに指摘されている。生活者はブランドの欺瞞を鮮やかに見抜いている。「ADBUSTERS」に代表されるカルチャー・ジャミングは、自分達の創造性が消費社会の拡大に利用されることに反発するクリエイターの本能的な対抗運動だ。
でもさ。
「いらない」と突っぱねたり皮肉にジャミングしてみたところで、ブランドは無くならないし、消費はつづくだろう。否定や攻撃だけで世界を変えることはできない。世界を変えてゆくのは、創造的な解決策の提案(と実行)であって、それを仕事としているのがまさにデザイナーではないのか。
水尾順一 編著「ビジョナリー・コーポレートブランド」白桃書房
は、示唆に富んだ視座を提供してくれている。生活者はもはや商品だけでなく、社会的責任を果たしているかどうかという、企業姿勢そのものを評価しようとしている。これからは、社会的責任を果たし、共感できる夢を語ることのできる企業だけが、「企業ブランド」として評価されてゆくだろう。
こんなブランドなら関わってもいい。CSRを重視する企業と生活者は、新しい、誠実なコミュニケーションを必要としていて、デザイナーはそこに貢献することができるはず。
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Sat, 24 Apr 2004
新しい世界のためのデザイナーのための情報源
マニフェスト
First Things First 2000(邦訳)
カルチャー・ジャミング
ADBUSTERS
Culture Jammers jp
Subvertise.org
Logotype Free ::
組織
Design for the World
ICIS
ICIS :: Sustainable Design links
Public Media Center
KesselsKramer
amgsk.net
Eco Media Foundation
Green Creators Network
SUSTENA
環境コミュニケーション
環境コミュニケーション最前線
環境ラベル(ISO14020s)
環境ラベル等データベース :: マーク索引
コンペティション
memefest
エコ・メッセージ&デザイン・コンペ
会議
Webコンセプト会議 ::
「21世紀の社会システムにおける広告メディアの役割」を考える
VISUALOGUE ::
「傷つきやすい世界とブランディング」
「グローバリゼーション時代に意味あるデザインを問う」
「デザイン・フォー・ザ・ワールド」
紙、印刷
竹尾グリーンエイド
エコマーク検索(No.107印刷用紙)
GPN :: 「印刷・情報用紙」購入ガイドライン
GPN :: 「オフセット印刷サービス」発注ガイドライン
紙に関連するマーク
日本水なし印刷協会
アメリカ大豆協会 :: ソイ・インキ
ゼンコロ :: 印刷を行っている社会福祉法人
本、雑誌
ADBUSTERS
Kalle Lasn "CULTURE JAM" HarperCollins
ナオミ・クライン「ブランドなんか、いらない」はまの出版
ヴィクター・パパネック「生きのびるためのデザイン」晶文社
ヴィクター・パパネック「人間のためのデザイン」晶文社
ヴィクター・パパネック「地球のためのデザイン」鹿島出版会
水尾順一 編著「ビジョナリー・コーポレートブランド」白桃書房
「広告」(03/'01-03/'02)博報堂
岡部一明「 サンフランシスコ発:社会変革NPO」御茶の水書房
「環境ラベル 一般原則&タイプI,II,III」(財)日本規格協会
見田宗介「現代社会の理論」岩波新書
毛利嘉孝「文化=政治 」月曜社
ことば
「デザインは若者がそれによって社会変革に参加できるようなものであるべきだし、そうならなくてはならない。」—ヴィクター・パパネック
「デザインと広告という、互いに他を前提し媒介しあう〈情報化〉の二つの様相を両輪として、消費社会の「繁栄」の走行は駆動している。」—見田宗介
「われわれの問題解決能力には、もっと価値のある使い道が残されているはずである。」—First Things First, A Manifesto
「美しさで木に勝る大看板などこの世に見ることはないだろう。そればかりか、大看板が撤去されなければ、そもそも木を見ることもないだろう。」—オグデン・ナッシュ(アーサー・ビナード訳)
主に平面。プロダクトは他にまかせた。
この情報はここのURL(=permalink)で随時更新されます。
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Wed, 21 Apr 2004
ゴールデンウィーク レイヴ情報
集めてみた。たくさんあるもんですね。
さて、どこで踊りましょうか。
#
載せんなっていうオーガナイザは
ご連絡いただければ消去します。
ちなみに、
4月17日 ブラッドフィールド彗星が近日点(観測は下旬から)
4月23日 リニア彗星が近日点
4月26日 おとめ座流星群が極大
4月28日 月が上弦
5月2日 金星が最大光度
5月5日 満月。皆既月食(日本では欠けながら沈む月没帯食)
5月6日 みずがめ座η流星群が極大
5月7日 ニート彗星が最接近
ほしぞら情報/新彗星の発見/天文現象カレンダー/大彗星がやってくる!
呼吸 -ko-kyu-
4月24日(土)@茜浜緑地(千葉)
more info: mjmdjr@hotmail.com
THE SPILITS & THE FIRE
4月24日(土)@宮ノ平キャンプ場(長野)
more info: 桃源郷
MESSENGER
4月24日(土)〜25日(日)@梅ヶ谷の森キャンプ場(東京)
more info: MESSENGER
男魂祭 & 〜融合〜
4月24日(土)〜25日(日)@玉川キャンプ村(山梨)
more info: Psychommunity
Aetherial Lights - 上天の光
5月1日(土)〜3日(月)@牧場の家キャンプ場(静岡)
more info: Heavens Door
Midimiliz vs K.U.R.O Japan Tour
Open Air Party - De-code Experience
5月1日(土)@大阪南港緑地公園(大阪)
more info: Ring
MAN DRIVE TRANCE SPECIAL
5月5日(木)@日比谷野外音楽堂(東京)
more info: ROVO!
TETRACORD and PEACEBANGIG PREZENTS
feat. PROTOCULTURE
5月7日(金)@宮ノ平キャンプ場(長野)
more info: 桃源郷
"maniaXtyle" OUT AIR SPRING
5月8日(土)@南木曽蘭キャンプ場(長野)
more info: Maniac I.Q
DATMAFIA OUTSIDE PARTY
5月8日(土)〜9日(日)@富士入会の森キャンプ場(山梨)
more info: Global DatMafia
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ダンスの死
「REMIX」5月号の野田努によるFUMIXのインタビューがちょっと面白かった。英ガーディアン紙が主張する「ダンスの死」について問われ、「いや、アンダーグランドに戻って、かえってピュアになった」というような答えをしてました。「ダンスの死」がどのような論調なのか知らないので少し気になる。
たまたま今読んでる本ににこんな一節があったので引用。
中沢新一「熊から王へ」講談社選書メチエ
(先住民族の首長は歌も踊りもうまいことや、政治権力の現代的な形態とは異なる別種の権威を考察したうえで)現代の若者たちの文化にもっとも影響力をもっているのが、ミュージシャンであるというのも、こう考えるとなかなか意味深いものがあります。そこには、一つの社会にとってもっとも重要な「価値」は、歌と踊りとともに出現するものであってほしいという、きわめて古い人類の願望があらわされているのではないでしょうか。
おそらく人類の出現と歴史を共にするであろう音楽と踊りは、そう簡単には死なない。数万年の時を経た音に対する感覚的な呼応(それは時に躍動であったり、歓びであったり、癒しであったり、悲しみであったり、あるいは神聖さであったり)が、たかがレイヴの非合法化や CCCD や輸入盤規制で変わることはないだろう。でも、だからこそ、その感覚を呼び覚ましてくれる契機を失うことに、僕らは敏感になるのだ。法は、治安や著作権や経済よりも、「音と出会い戯れる機会」そのものを規制しようとしているのではないか、と。
#
著作権法の改正により、輸入盤がお店で買えなくなる恐れがあります。
海賊版でも還流盤でもなく、海外で作成された正規のタイトルが、です。
CDだけではなく、アナログ盤も対象とされます。
海外盤CD輸入禁止に反対する
洋楽CD輸入盤禁止か
ヘンじゃないか輸入権
「逆輸入CD」禁止で洋楽海外盤も消える?
benli(小倉秀夫弁護士)
Music Liberation Front
音楽配信メモ
CCCD Channel
C堂 CCCD特集
春の恐怖情報とかCCNAとか
あ、あと
ゴルゴ内藤「太陽と風のダンス」太田出版
というレイヴトラベルものが出てました。
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Tue, 20 Apr 2004
いつか読む本
ミルチア・エリアーデ「シャーマニズム」ちくま学芸文庫
この書物は、われわれの知る限り、シャーマニズムを宗教学全般のパースペクティヴのなかに位置づけつつ、その宗教現象全体を俯瞰した最初のものである。
なんと文庫に! 気流舎はシャーマニズムを重点項目として挙げているにもかかわらず、読んでいませんでした(だって、古本で二万円以上するんですよ!)。せっかくだから持ち歩いて読もう。
読んでない本はいつまでも楽しい。
このサイトで挙げている本を僕が全部読んでいるわけではありませんよ、念のため。読んだ本よりは、「いつか読みたい本」に駆動されている気がする。そんな本に囲まれて暮らしたいから古本屋になるといってもいいぐらい。だから、気流舎に置かれる本は、「あー、それ、僕も読みたいんだよね」っていう本が多いと思う。古本屋にしては心もとないね。なにしろ読んでないから、内容を聞かれても困る。専門家にもなれないだろう。でもそのぶん、いつまでも変わり続けることはできる。僕やお客さんが本を読んで、変わってゆく過程がそのまま気流舎になるといい。
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Sun, 18 Apr 2004
アースデイ東京2004
今年も出店ならず。フライヤーだけでも置かせてもらいに行ってきました。たしか去年も同じフライヤーで同じことしてたような気が…。Earth Market Books という古本屋さんを発見! 同じココロザシの方もいるもので、お話を聞かせていただきました。気流舎はいつになったら出店できることやら。他にも何ヶ所かに置かせてもらったり、お話を聞いてもらったり。みんなありがとう。ふだんあまり気づかれないけれど、オルタナティヴな心を持った人たちはたくさんいるのだ。アースデイはいつもそれを確認させてくれて、うれしい。
erthday.jp
アースデイ東京2004
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Sun, 11 Apr 2004
本と空さえあれば
生きていけるとは思わないけど、でもそう感じる瞬間はある。最近会社の辞め話で気が滅入っていて、こんな時は空の下、草の上で本を読みたいと思う。「カイエ・ソバージュ」を二冊と敷き布をもって自転車に乗る。目指すは代々木公園。できるだけ、知らない道を選ぶのがいい。四谷近くで素敵な商店街を発見(ほらね!)。入り組んだ小道、坂道、ネコの道。魅惑的な雰囲気に惹かれて奥まで探検。(後で調べたら、柳新町通り、車力門通り、杉大門通りといって、かつては花街として栄えたらしい。どおりで。)そのあともフラダンスの練習をのぞいたり、五匹の犬の散歩を眺めたり、リカンベントを追い抜いてみたり。結局代々木公園にたどり着いたのは夕方近くで、ジャンべとディジュリドゥの響く大公園のピースな包容感に浸って本はあまり読まなかった。でもそれで満足。本が外に連れ出してくれたのだと思う。
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Sat, 10 Apr 2004
友よ
犯行声明
神の名のもとに
この世の中にいるいろんな国民がみな良い関係になるように生きなければならない
コーランのすばらしい言葉を教えてくれてありがとう。そのとおりだと思う。でも(君たちの神聖な土地を汚した、アメリカや日本の政府とまったく同じように)君たちの方法ではたぶん無理だとも思う。まずは、目の前にいる3人の話を聞いてみたらどうだい。彼らはアメリカの占領にも、自衛隊の派遣にも反対していたそうだ。案外、話があうかもよ。友情を確かめるのに武器はいらないだろう。
…なんてふやけたことを考えていたら、内田樹(いつのまにかブログに!)が戦争はそんなもんじゃねーぞって書いてた。
だが、そのような「個々人の内的な動機」を読みとるという作業がネグレクトされ、「敵か味方か?」の二分法でしか人々がものを考えなくなるような状態のことを「戦争」というのである。
うーむ。しょせん、平和の中での脳天気な願望でしかないということか。でも、ほら、そういう可能性をイマジンしてみることぐらいはできるしょう。戦場のテロリストと二分法を越えて友達になることを、さ。「こまやかな配慮を過大評価している」わけではなく、それは、人間性に対する根底的な希望だと思うのだが、どうかしら。
WORLD PEACE NOW
緊急アクションポータルサイト
CLUB Wee!
NO!! 小型核兵器(DU)サッポロ・プロジェクト
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Wed, 07 Apr 2004
芝生と本とコーヒー
book YARD landscape dirty works
皆様にもっと緑と環境を身近に感じて頂きたく思い「土」をテーマに、おいしいコーヒーと本をご用意して折りますので、どうぞ遊びにいらして下さい。
なんと、よさげだね。本は COW BOOKS と CRAFT BOEKEN だそうです。なんかくやしいぞ!
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Tue, 06 Apr 2004
自分を失う旅をする
中沢新一といえば以前、こんなことを書いてました。
(宮本常一や折口信夫(青空文庫)、レヴィ=ストロースの読書体験を紹介した後で)私はこういう読書をとおして、いつも「トランス」を体験していたのである。トランスする読書——文字通り「自分の外に出て行くこと」を体験させてくれるような読書。あなたにとって読書とはなんですか、とたずねられるたびに、自分を失うためにだけ私は本を読みます、と答えることにしている。(朝日新聞2004年2月8日)
このコーナーは自分の読書遍歴を明かす連載で、過去には細野晴臣が「ドン・ファン」シリーズの紹介も。
人間の感覚を拡張することが芸術の本領だとすれば、本でも音楽でも未知の感覚を呼び覚ましてくれるものに触れていたい。その意味で、ぼくの人生を変えた本がある。米国UCLAで人類学を専攻したカルロス・カスタネダのノンフィクションで、メキシコに散在するヤキ・インディアンの呪術師を取材したものだ。…おかげでぼくは注意深く生きようとし、自分ですら、思うほど重大ではないと思うようになった。この感覚は今まで自分の中で使われたことのない新しい感覚だった。(朝日新聞2003年6月22日。彼はこのひとつ前で「ローリング・サンダー」も挙げています。)
気流舎もそんな本をそろえたいものです。ちなみに、このお二人は
中沢新一、細野晴臣「観光」角川書店 →ちくま文庫
という聖地巡礼の本を書いたり、ICCで「ネオ・シャーマニズム」をテーマにトークセッションをしたりもしてたんですね。(いま知った)
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Sun, 04 Apr 2004
野生のノートを買える街
中沢新一「カイエ・ソバージュⅠ〜Ⅴ」講談社選書メチエ
をまとめ買い。お目当ての本が決まっているときは、自分の街で買うことにしている。歩いてすぐのとろこにある本屋さんは、一見なんのヘンテツもない小さな店だけど、奥には店主の熱い想いがひそやかに息づいている。山積みになった芥川賞受賞作の先に「カイエ・ソバージュ」が揃い、「磁力と重力の発見」が並び、「無神学大全」が鎮座している。アイヌ神謡集の裏側には山尾三省の詩集。この品揃えには理由があって、たぶん、近くに大きな出版社があるからだと思う。角を曲がったラーメン屋にも「週刊読書人」が置いてあるこの街が、僕は好きだ。
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転機は突然に
事態は急変。人生は計画通りにはいかない。いろいろあって、辞める用意もあることを会社に伝える。そんな話をするつもりはまったくなかったのだけど、ま、いろいろありまして。ウソをつくのが苦手な僕は、話しておかざるを得ませんでした。資金のことも考えてなんとなく今年いっぱいは働くつもりだったので、自分でもおどろく。せめて夏のボーナスはもらわないと困るのに、と今さら焦ったりする。
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Sat, 03 Apr 2004
私の野口晴哉
という見田宗介の文章が、朝日新聞4月2日付夕刊に掲載。
一冊の本を紹介することは、いつでもとくべつな友情の表現である。それはその書が誤解なくその深みにおいて理解してもらえるだろうということを、そしてその書を紹介したわたしの行為をまっすぐに受け取ってもらえるだろうということを、信じて放たれる心おどる冒険であるからである。…野口晴哉の『治療の書』を挙げるということは、とりわけて心のおどる冒険であるように思われる。
連載みたい!
挙げられている本をメモ。
野口晴哉「治療の書」全生社(社団法人整体協会)
レヴィ=ストロース「野生の思考」みすず書房
D・H・ロレンス「現代人は愛しうるか 黙示録論」中央公論社
↑文中では「アポカリプス」になってるけど、これかな?
真木悠介「気流の鳴る音」筑摩書房 →ちくま学芸文庫
真木悠介「旅のノートから」岩波書店
野口三千三「原初生命体としての人間」三笠書房 →岩波現代文庫
見田宗介/真木悠介に関して、立命館大学のデータベース発見。
レジュメ載ってます。おぉ。見田宗介氏の歩き方も参照。
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さくら
きれいですね。ほんとうに。
美しさにはあらがえない。
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Mon, 29 Mar 2004
ため息をいくつか
気になった時事ネタをメモ。
青少年ケンゼン育成条例でクラブがやばい(概要、関連1、関連2)
_マジすか。いやん。ゴアパン刑事もいらないなんて! 古本屋はどうなのさ。
和光大学、松本智津夫被告の三女の入学を不許可(関連)
_大学としての使命だけでなく、ガクモンの可能性をも否定しているよう。
日の丸、君が代の強制と監視
_何にしろ、強制はよくないよ。てか生徒はそんなにバカじゃないと思う。
反戦ビラ逮捕、起訴 / 落書き反戦有罪判決
_なんだかうすら寒い。予防弾圧って言葉を初めて知った。コワイ。
防犯カメラ都内に700台
_設置費用1億4000万円は都が負担。それ、僕の税金です。はぁ…。
追加
主なイスラエル支援企業(via 21portal)
_僕たちはみんなつながっているんだってことを陰鬱な方向で確認。
→だからこそ、可能性があるんだってことも。
…いや、
ため息なんていう素敵な行為を
こんなもののために使うのはもったいないか。
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Sat, 27 Mar 2004
雑誌とか
リラックス84号がヤン富田による「ビート禅」特集。その前には松浦弥太郎のサンフランシスコ・リポート。表紙がグー。そういえばカーサ・ブルータス45号は「スローアーキテクチャー」特集だった。誰も気づいていないかもしれないので言ってしまいますが、気流舎はオシャレな女の子だってもちろんターゲット。元オリーヴ、現クウネル or リンカランなそこの君! COWBOOKS や UTRECHT が好きなら、気流舎まではあと一歩ですよ! たぶんね。
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東京屋上生活
屋上を借りたい。実は先日不動産屋さんにちょこっと聞いてみたら、「いや無理でしょ、それは。」と鼻で笑われてしまったのですがー。
東京R不動産
「これ、違法(建築)ですよね。」
「いや、登記とっているんですよ。」
なんと!!この倉庫ちゃっかり登記をもっているらしい。
あるじゃないか!! やはり可能なのか!? ちなみにこの東京R不動産、屋上使用可の物件を検索できる。最上階を借りると屋上も使える物件なら、ちらほらあるみたい。ガゼン、現実味を帯びてきました。
愛すべき屋上者たち
FOOL ON THE ROOF
qwalunca cafe(東京カフェマニア)
シネマ下北沢
ヤルジャン・オフィース(月5万円で借りてるらしい)
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Thu, 25 Mar 2004
いっそのこと
気流舎の運営自体が少しずつ社会に影響を与えていけたらいいと思う。だから、地域通貨も積極的に受け入れたいのだけど、いっそのこと物々交換でいいんじゃないか、とか思ったりもして。「米1Kgで1冊」とか「牛乳1L均一」とか。あるいはギターを教えてくれてもいいし、マッサージなんかもっとうれしい。要は交換なんだから、円どころか本来お金じゃなくたっていいはずだ。お互いに価値を認めるならなんでもOK。まあ、実際には家賃とか仕入れとかあるから難しいだろうけどさ。楽しそうじゃない。
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Tue, 23 Mar 2004
WWOOFに登録
前にも書いた、WWOOF Japan に登録しました。やっぱり、農の誘惑にはかなわない。登録すると50件以上のホストリストが見られるのですが、有機農家だけでなく、いろんなホストがありました。有機野菜の販売、オーガニックレストラン、喫茶店、ペンション、治療院、自然学校、キャンプ場 etc.。農場だけとっても、米、野菜、果物、きのこ、牛、鶏、豚、山羊 などなど、とにかく多種多様。自給自足を目指す人もいれば、コミュニティづくりをする人もいます。どこにしようか、選ぶだけでも楽しい。仕事が一段落したら、ぜひ行ってみたい。春過ぎかな。
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Sun, 21 Mar 2004
文化を自由に
ICCシンポジウム「クリエイティブ・コモンズ」
山形浩生×ローレンス・レッシグ×伊藤穣一
に行った。内容の報告は他のサイト(こことか)におまかせして、ここでは僕が思ったことをなんとなく。基本的に、すごく期待してます、クリエイティブ・コモンズ。でもかなり根本的なところで違和感も感じてる。それは、「作者」や「作品」を他から明確に峻別できる、という発想に基づいている点では、既存の著作権法と同じだろう、ということ。サンプリング/リミックス文化を知ればわかるように、もはやそんな単位は意味をなさないように思う。
ロック少年リハビリ日記
クリエイティヴ・コモンズを含むこれらのフリーライセンス運動というのは,逆説的に古典的な「作者—作品」意識を強固にする方向に向かうのではないか。 クリエイティヴ・コモンズは,サンプリングやリミックスといった手法の影響とは異なり,ポストモダンな「作者の解体」には向かうことはない
適切かつ、重要な指摘だと思う。僕の文章はアトリビューション(原作者の明記)は不要だけれども、それは不要なのではなく、原作者なんて特定できないと僕が思っているからだ。僕の書いた文章の作者がはたして僕なのか、僕は確信が持てない。それでもアトリビューション不要のコモンズ証を僕がつけなければいけない矛盾は、深い。
それから、「あいまいさ」は排除できる/排除しよう、という発想も危うく感じる。あいまいさが機能する世界は、明示され、線を引き、アーカイヴされてゆく世界よりも、はるかにクリエイティブなはずだ。
ことばとブログとオープンソース
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
HotWired Japan :: 日本の「クリエイティブ・コモンズ」の可能性
2004年3月レッシグ教授来日記念リンク集
無名性、匿名性と文化発展
ローレンス・レッシグ「コモンズ」翔泳社
ローレンス・レッシグ「CODE」翔泳社
椹木野衣「シミュレーショニズム」洋泉社 →ちくま学芸文庫
ジャン・ボードリヤール「シミュラークルとシミュレーション」法政大学出版局
ロラン・バルト「物語の構造分析」みすず書房
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Sat, 13 Mar 2004
土地と大地と家賃と自由
家賃の更新で10数万円お支払い。イタタタタ。更新料って何なんだろう。理解できない。考えてたら、そもそも家賃の概念も疑問に思えてきた。おそらく土地の私有から生まれた概念だろうけど、いったい大地を誰かが所有するなんてことが、なぜできるのだろう。「土地」というと所有の対象のように聞こえるけれど、「大地」はそんな対象ではない気がする。土地だって大地だ。
土地所有(「社会学事典」弘文堂より)
一般的には土地に対する私的・排他的支配の総称で、歴史上の各時代の生産関係に照応した諸形態が存在するが、資本主義社会では、他の財産=商品一般に対するのと同様の純粋な私的所有という形態をとる。領主に対する農民の人格的・身分的隷従を不可分の内容とした封建的土地所有を否定して二重の意味で自由な賃労働者を創出するためには、その所有者が誰であれ、土地をも近代的な私的所有の対象とすることが不可欠であった。
ふーん、そうか、悪いことばかりではないのだね。でもなぁ、どこかシャクゼンとしない。例えばアボリジニをはじめとする多くの先住民たちにとって大地は、自分の身体や共同体の記憶の延長であるような、あるいは神の住む信仰の対象であるような、そんな存在だったはずだ。今の社会で、大地とのそんな深い関係を望むのは夢だろうか。家賃を払い、代わりに得たつかの間の自由を、せいぜい謳歌するほかないのだろうか。
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Mon, 08 Mar 2004
ドクリツ
会社の先輩が相次いで辞めた。3人で独立して事務所をつくったらしい。なんだよ、言ってよ。辞めばなしで盛り上がれたのに。会社ではなんとなくナイショな感じだったので、お祝いを伝えそびれた。そう、新たな人生の始まりなのだ。「おつかれさま」ではなく、「おめでとう」だ。
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Sun, 07 Mar 2004
オウムと神と無限集合、そして愛。
大澤真幸「自由な社会の条件」という講座を受けてます。全5回の最終回。例によって自由の話ではない。5日付けの朝日新聞に載った養老孟司さんとの対談「オウム事件が問うたもの」から始まって、仏教、キリスト教、ギリシャ正教、落合仁司の無限集合論 etc.。 愛、神、宇宙、無限といった言葉が飛び交う怒濤の二時間。知的興奮はエクスタシーに近いことを知る。レジュメを書くのは不可能か。アタマくらくら。
落合仁司「ギリシャ正教 無限の神」講談社選書メチエ
無限集合と神の類似性を指摘しているらしい(未読)。無限集合には「部分=全体」というような神と似た性質があり、神の数学的表現としてとらえることも出来る(!)。落合氏はギリシャ正教の三一論を集合論として証明しようとした。ではそこで用いられている「対角線論法」の経験的意味は何か、大澤氏は「愛は信仰に先立つ」ことの証明ではないか、と指摘する。…ね、くらくらでしょ。
自由な社会の条件 そのいち
自由な社会の条件 そのに
(そのさんは書かず)
自由な社会の条件 そのよん
気になった講座をいくつか
「『言葉』の境界を越えて」多和田葉子/大澤真幸
「安らぐこと、表現へ向かって立ち上がってゆくこと」竹内敏晴
「心をひらく体のレッスン」安井 武
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Sun, 29 Feb 2004
あのころの僕らといったら
せつなくて胸が痛む本が二冊。読み返すほどの勇気は今の僕にはたぶん、ない。
中森明夫「東京トンガリキッズ」角川文庫
すべてが終わった。
あらゆることは書かれ、あらゆることは語りつくされた。
もう新しいものなどない。残っているもの、それはコピーにすぎない。
岡崎京子「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」平凡社
むしろ、
単一の
終わりではなく
終わらないことにおいて そう、
決して
終わらないことにおいて
現在療養中。とはいえ、小沢健二の新譜を心待ちにし、TVや客人のギャグに大受けし、また食べ過ぎに注意しながら、パソコンレッスンをはじめ、のんびりとリハビリテーションに励む日々(著者略歴)
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みんなすごい。
池袋の大古本まつりに行くも、買ったのはカスタネダを一冊だけ。そういえば、この辺に「痲こころ茶屋」があったはず。思いついたはいいけれど、場所がうろ覚えで何度も行ったり来たり。前を通り過ぎること3度目くらいでようやく発見。さくらやの隣、化粧品屋さんの二階ですよ。
痲こころ茶屋 News Letter
痲こころ茶屋では心と体と地球に優しいをテーマに活動しています。オーガニックの食材を使い麻の実料理を提供しています。
若いお二人でやっていて、なごやか。フリマとかに出店していて、去年店舗を持ったみたい。先輩ですね。野菜いっぱいのヘンプバーガーと麻の実コーヒーをいただく。店内で「はんこ職人 象夏堂」のともこさんと出会う。イイ! 書票とかによくないかい? そのうち気流舎のも作ってもらおう。みんながんばってるなぁ…。こんな生き方をする人たちが増えればいいと思う。勝手にやる気と希望をもらいました。
痲(ま)こころ茶屋
豊島区南池袋1-22-5 エンジェルフィアー2F
TEL. 03-3987-9823
OPEN.12:00〜20:00/月曜定休
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Thu, 26 Feb 2004
京の庭、作為の庇、饒舌な玉ねぎ。
関西方面へロケ。わけあって京都で時間ができたので、ふいと二時間の小旅行。仲間のオススメで円通寺を選ぶ。借景の枯山水に言葉を失う。時間を忘れる。仕事なんてしてる場合じゃない。400年保たれてきたこの静寂は、僕らの代で終わろうとしている。「具体」回顧展をやっていた兵庫県立美術館はしかし、閉館日。モダニズムはもう僕を魅了しない。ヴァッサーの清掃工場は高速から眺めただけで、あっという間に通り過ぎた。
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Fri, 20 Feb 2004
Peace Music
BLOCK KOIZUMI NOT STREETS!
PARTY+PROTEST
■■派兵反対+路上解放■■
AGAINST SDF(Self Defence Force = Japanese Army) DISPATCH TO IRAQ!
SUN. 2.22.2004 @渋谷宮下公園 START:14:00
■MIYASHITA PARK DISCO SIDE
DJ: FUMIX(Computer blue/deceptacon from LONDON)
SKATE THING
SIMPOSIUM: 井土紀州、渋谷望、松沢呉一、矢部史郎 他
■ON THE STREET SIDE
DJ: 小西康陽/瀧見憲司
SoundSystem by TAXI Hi-Fi
「歓喜のデモ」に行こう。戦争と“戦時下”に真っ向から反抗する、喜びのデモに。秩序と監視が戦時下モードにヴァージョンアップした瀕死の街に、極上の混沌と猥雑と音楽を! そしてバカでかいジョークを!
小西康陽!!
でも日曜日は仕事なんだな。
公園の入り口に機動隊がいたら、ピースして入ろう。
【NOGROOVE】非暴力直接ダンス【=DEATH】
僕たちの音
Defend Our Party
救援連絡センター
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Mon, 16 Feb 2004
いつかそのうち
古本屋をやりたいなんて言っているけど、実は、いつかは自給自足に近い生活をしたいと思ってる。だから、貯めたお金で古本屋なんてやらずに、土地を買ってしまおうかと思ったりもする。でもなんとなく踏み切れない。ある土地に永住することへの抵抗とか、都市生活への煩悩とか、たぶんいろいろ理由があるのだろう。ま、焦らずにいこう。しばらくは古本屋をしながら旅をして、好きな場所を探そうかと思う。
PCCJパーマカルチャー塾
パーマカルチャーとは、人間に関係する様々な場やシステムをデザインする手法であり、考えかたです。…自然や人間を深く理解し、またデザインの原則やプロセスを理論と経験の双方から学んでいくことが求められます。パーマカルチャー塾では、このために、デザインコースと実習コースの両方を必修とし、プログラムを組んでいます。
毎月1泊2日は今の仕事ではちょっとつらいかな。いつか受けてみたい。2004年度の申込みは20日までなので、関心のある方はお早めに。
ビル・モリソン「パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン」農山漁村文化協会
リック・タナカ「オーストラリア楽農パラダイス」東京書籍
ジョン・シーモア「自給自足の本 完全版」文化出版局
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Sun, 15 Feb 2004
月曜社
毛利嘉孝トーク・セッション
2004年3月6日(土)18:30より
ジュンク堂池袋店4F喫茶コーナーにて
野田努氏とのトーク・セッションを開催予定!
カルチュラル・スタディーズ関連でもなかなかキコツのある刊行を続ける月曜社さん。出版社を退職した二人で始めたそうです。
起業顛末記「二人でも出版社」
人文社会書、芸術書のロングセラーをつくる会社を目指しています。 …「失敗しない唯一の秘訣は、続けること。継続することだ。続けていれば、失敗したとは言われない」… さあ覚悟を決めるんだ、進め!
熱い想いが伝わってきて応援したくなります。
「月曜社未刊行図書目録」『InterCommunication』No.40 2002年
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好きなら自分で
cosmosmile : internet radio
自分達が生活している東京にはさまざまな良質の音楽が溢れているのに、それを伝えるメディアがない。じゃあ、自分達で作ろう!
知らなかった。選曲が偏っててイイ! もちろん、偏っているのはメジャーなマーケットの方なんだから、好きな音楽は自分たちで配信すればいいのさ。なんと友達のバンドも発見。ホントに音楽好きな人たちみたいでリスペクト!
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オルタナティヴな公共圏
ポール・ギルロイの提唱する「オルタナティヴな公共圏」という概念が気になってます。なんとなく僕が気流舎でやりたいのはこれなんじゃないか、という気がしたりして。もっと知りたいので読んでみたいのですがー、邦訳出てないんですね、ギルロイって。とりあえず日本語で読める文献をまとめてみました。
『ブラック・アトランティック』月曜社近刊
『スモール・アクツ』月曜社近刊
「ディアスポラ再考」『10+1』No.4 1995年
「カルチュラル・スタディーズと民族絶対主義」『思想』第854号1995年
「主人、女主人、奴隷、そして近代のアンチノミー」『現代思想/カルチュラル・スタディーズ特集』vol.24-4 1996年
「人種と映画」『現代思想/カルチュラル・スタディーズ特集』vol.24-4 1996年
(毛利嘉孝「ポール・ギルロイの『ユニオン・ジャックには黒はない』を読む」『STUDIO VOICE』vol.249 1996年)
「音楽と暴力:ポール・ギルロイの音楽論」『現代思想/ブラック・カルチャー特集』vol.25-11 1997年
「どこから来たかじゃねえんだよ、どこにいるかなんだ」『現代思想/ブラック・カルチャー特集』vol.25-11 1997年
「英国のカルチュラル・スタディーズとアイデンティティの落とし穴」『現代思想』vol26-4
「バーミンガム大学カルチュラル・スタディーズ/社会学部強制閉鎖について」『インパクション』133 2002年
つーか、上野、毛利以外はほとんどいないのね…。
ググっただけの二次情報なので注意。
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Wed, 11 Feb 2004
ことばとブログとオープンソース
内田さんの本を読み、マジでブッとんだ。そして、手に入るすべての内田さんの本を集め、読んだ。
という高橋源一郎にならって
内田 樹「寝ながら学べる構造主義」文春新書
を読んでみる。ロラン・バルトの項でことばへの興味が俄然再燃。そうだ、ことばだことば! バルトだバルト! とか思って確か持っていたはずの「零度のエクリチュール」だの「物語の構造分析」だの「テクストの快楽」だのを探すが本の山からは見つからず。うーむー。しょうがないので内田の本から引用。
今後、私たちはこの織物(テクスト)は生成的なものであるという考え方を強調しようと思う。すなわちテクストは終わることのない絡み合いを通じて、自らを生成し、自らを織り上げてゆくという考え方である。この織物—このテクスチュア—のうちに呑み込まれて、主体は解体する。おのれの巣を作る分泌液の中に溶解してしまう蜘蛛のように。—「テクストの快楽」
引用元をリンクすることによって「作者」を明示することがブログの特徴だけれど、コピーされ、引用され、リンクされ、そして「読まれる」テクストにはもはや「作者」なんていない。作者を明示しようとしてリンクを張り巡らすこと自体が作者を蜘蛛の巣(ウェッブ!)のなかへ溶解させているのだ。おもしろいね。僕もこの考えには深く賛同。あなたがいま読んでいるこのテクストに作者がいるとはとても思えない。(だからこのサイトのクリエイティブ・コモンズもシェアアライクだけだ。)「作者の死」をコピーライトの原理的な否定と捉えてオープンソースの思想へとつなげるくだりは重要。音楽でもおなじことだよ。
バルトの教訓:本はきちんと整理しよう。
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Sun, 08 Feb 2004
うーん、なんかちがう。
「アントレ特別編集 独立事典2004」リクルート
毎年2回出ているムック。いつもは立ち読みですませてましたが、さすがに今回はいそいそと購入。前半部分は毎回ほとんど同じなので特に新しい発見は無し。後半は事例集になっていて、かなり参考になるものもあれば、まったく参考にならないものもあって楽しい。いただきものばかりでこども造形教室を開いた2人とか、4坪のアンビエントバーに共感。みんながんばってますね。刺激になります。
しかしいつも思うのですが、独立・開業系の本って、どうしてこう、得体の知れない前向きな上昇感に溢れているのでしょう。「2年目で年商ン千万!」とか。まるでそれが事業を成功させる必須要素のように書かれていて辟易します。身の丈で生きたいと思っている僕としては、この根拠のない拡大・発展志向がイヤだからこそ、ゆったりとお店をやりたいわけで…。でもなぁ、事業計画書に「儲けたいとは思いません」とか書いたらきっと融資してくれないだろうな。いや、別に前向きでないわけではなく、のんびり生きることに関してはかなり積極的なつもりなんですけどね。
OH! MY SHOP
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自由な社会の条件 そのに
大澤真幸「自由な社会の条件」という講座を受けてます。そのレジュメ(というか意訳というか)。主に自分用。全5回の2回目。
自由のありか
自由っていったいどこにあるのだろう。カント隊長は悩みました。自由っていうのは、選択できるっていうこと。選択できるっていうことは、因果関係とは無関係ってこと。でも世界は因果関係の集まりだとしたら、自由ってどこにあるんだろう。
スピノザ隊員の案
ある事柄が起こる原因はたくさんある。そのうち、わかっていないものを自由と呼んでいるだけだ。→じゃ、自由の起原は無知だってこと? 知れば知るほど自由がなくなっていくのかい?
マルブランシュ隊員の案
デカルト心身二元論のうち、因果は体で、自由は心にある。その二つを結ぶものは神だ。→うーん、ちと辛くないかい? 僕らは神にご登場願いたくはないんだな。
やっぱり因果関係さんは一人でやっていけるので、自由の入り込む余地などないんだろうか…
ダメットさんがすごいことを言った。
「原因が結果に先立つ必然性はない」ひぇぇぇ。原因が結果に先立つというのは、因果関係の論理からは出てこないらしい。
マクタガートによる時間のエッセンス
A系列: 過去/現在/未来
B系列: 先/後
因果関係はB系列のことしかいっていないのだけど、時間の本質はA系列なんだって。だから、因果関係には実は時間は含まれていない。
因果関係とは、まだ未定の出来事と、すでに確定した出来事を、変化のなかで同じものとして把握することだ。把握するのは自由な意志だから、因果関係に時間を含ませて成り立たせるためにこそ自由が必要なんじゃないか。つまり、因果関係さんは、やっぱり一人ではやっていけなくて、自由のありかもここにあるってこと。
うーん、かなり曖昧。とくに後半は怪しいので信用しないよーに。
実は6日がもう3回目だったのだけど、今回は番外編で「オタクを通してみる戦後日本」みたいな話でした。おもしろかったけど結構長い話だったので、レジュメを書くかは悩み中。書きません。
自由な社会の条件 そのいち
自由な社会の条件 そのよん
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自由な社会の条件 そのいち
大澤真幸「自由な社会の条件」という講座を受けてます。そのレジュメ(というか意訳というか)。主に自分用。全5回の1回目。
講座の概要
21世紀を生きる僕らにとって、20世紀という時代から思想的教訓を得るとすればそれは、社会構想の基底に置くのは「自由」のほかないんじゃないか、ってことだろう。そんじゃその「自由」ってなんだろう。「自由な社会」の条件ってナニかしらん。
ひとまず「自由主義(リベラリズム)」を簡単めにテーギしてみる
社会のメンバー全員が、基本的な自由を、他人の同じような自由を侵さない限りにおいて享受(エンジョイ!)することができるような社会、をめざす考え。
20セーキを簡単めに振り返っておく
1789年のフランス革命以来、「保守主義」と「自由主義」と「社会主義」が覇権を争っていたけど、1987年のソ連崩壊で決着がついた。つまり、僕らは200年かけていろいろやってみたけど、やっぱ「自由」がいいんじゃないか、ってことを確認したのが20セーキ。
自由な社会を構想する
いっさいの偏見を排除した「無知のベール」に包まれた状態で選び取る社会が理想的な社会なんじゃないか、ってことをロールズさんが言った。その社会はきっと、自由(全員に基本的な自由が与えられて)と平等(機会と格差の不平等があるときだけ自由を制限できる)を基底にしているだろう。
テキ登場!
そんじゃ自由主義でいこうか、って思ったところに新たな敵出現。それが「エコロジー」と「ナショナリズム」なんだって。へぇー。環境倫理からは、「他人の自由を侵さない限り」の範囲なんて決められない(地球は有限で自分の活動はすべて他人に影響してる)し、自由を享受すべき人々の範囲も決められない(未来のこどもたちは? 木や動物はどうなの?)っていうツッコミ。最近は多文化共生主義の形をとるナショナリズムからは、「無知のベール」なんて欺瞞で、実は近代西洋の価値観が前提されてるじゃないかっていうツッコミ。
でもね
じつはエコロジーもナショナリズムも自由主義をより徹底しようとしたところから出てきてる。自分だけとか西洋だけとかじゃダメだろうっていう自由主義内部の声なのだ。
つまり
「自由 vs. その外部にあって自由を脅かすもの」という古典的な対立ではなく、自由の内部にあって自身を脅かすものを考えないと、これからの自由は見えてこないっしょ。
っていうのが今回のお話(だと思う)。ホントは昨日がもう2回目だったのだけど、それはまた今度書きます。もうやんカレーで友達とばったり。「ブルンブルン杏仁」ウマ!
自由な社会の条件 そのに
自由な社会の条件 そのよん
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自由な社会の条件 そのよん
大澤真幸「自由な社会の条件」という講座を受けてます。全5回の4回目。でも実は今回も番外編だったんですね。自由のことではなく、自衛隊と憲法・安全保障の問題についてのお話でした。自衛隊のイラク派遣はやっぱり違憲だろう。反戦・護憲派が力を持ち得ないのは具体的な対案が出せていないからだ。平和憲法の思想でも現実的に平和をもたらすことはできるんだよ、っていう話。面白かったけどレジュメは省略。
自由な社会の条件 そのいち
自由な社会の条件 そのに
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しおり700円
岩波新書フェア 知の扉をひらく 〈教養新書〉入門の30冊
今回のフェアを記念して、フェア書目30点の著者、30人の「最新・著者からのメッセージ」掲載しおりを、自著の書目へはさみ込みます。
ってことで「現代社会の理論」にも見田宗介氏のしおりが入っております。700円出して買っちゃいました。でもウェブで読めたのねぇん。なんだよ。でもさ、
新しい一千年紀を、どのような人間の生のあり方としてぼくたちは選択しようとするのか。
なんて書かれてたらさー。
via. 見田宗介氏の歩き方(BBS)
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Sun, 01 Feb 2004
うおあえいぃ〜
青山雅明(倍音S)〜ホーメイ 初級 ワークショップ〜
に行ってみました。ホーメイだと思ってなんとなくてきとーにやっていた発声が、実はホーメイではなくスグットであることが判明。喉歌にもいろいろあるみたい。やってみるとすごーく気持ちがいいので、興味のある方はぜひお試しあれ。CDには収録できない音域も含まれるので、やるのと聴くのとでは違いますよ。
倍音闇鍋Volume 2
2月1日(日)
倍音S/山川冬樹/GORO/チャーリー・マクマーン
START 18:00 @渋谷eggman
倍音の聖性
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Sat, 31 Jan 2004
鈍角に住まう。
なんだか更新が遅くて日付けがずれまくってますがー。先日、村山雄一さんの講演を聴いてきました。主催が横浜にシュタイナー学園をつくる会だったので、話とスライドの内容はシュタイナー思想をもとにした教育施設のことがメイン。色や空間が心に及ぼす影響を解説。僕は特にシュタイナー思想に思い入れがあるわけではないけれど、でもそれを経た彼の建築には魅力を感じます。面白かったのが、既存の施設を改築する方法。部屋や窓枠の角に板をつけて鈍角にするだけでずいぶん違いますよ、っていう話。会場の長机もななめに講演者を囲うように並べてあって、ちょっとの工夫で空間を変えることができることを紹介。気流舎の店舗はかなり本気で設計を頼んでみたいと思っている。資金のことはとりあえず忘れたふりをしたほうが、夢は見れるね。
「村山建築設計事務所 作品案内」を会場で購入。
「実例に学ぶ屋上緑化」日経アーキテクチュア
に「長崎の草屋根の家」と「リリエンベルグ」が載ってました。施工費用にくらくら…。
ムーミン谷へ行ってみた。
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セドリ雑記
東急渋谷大古本市で「サイケデリック・トランス・パーティ・ハンドブック」発見。他はいろんなところで何冊か。
木村重樹 編「サイケデリック・トランス・パーティ・ハンドブック」河出書房新社
イヴァン・イリッチ「脱病院化社会」晶文社
トム・ウルフ「そしてみんな軽くなった」大和書房
マイケル・ハーナー 「シャーマンへの道」平河出版社
真木悠介「気流の鳴る音」筑摩書房(四六判ね)
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【NOGROOVE】非暴力直接ダンス【=DEATH】
ANARCHY PEACE FREE!!DUMB
2004/01/24(Sat) 15:00 START
from Shibuya Miyashita Park
DJ: various
ヨーロッパやアメリカのデモでは、レイヴ文化やリクレイム・ザ・ストリートなどの影響もあり、サウンドシステムが入ることでデモがそのままストリートパーティに発展するのは、いわば日常的な光景となりつつあるが、日本でこれほどはっきりと政治運動にサウンドシステムが登場したのは初めてだろう。サウンドシステムは、しばしば生真面目になりすぎ、ユーモアを失いがちな政治的デモを、ある種の快楽の場へと変容させる重要な装置でもあった。(中略)ストリートでのデモやパーティを経験した世代は、もはやそれ以前の「政治」のあり方には戻れなくなっている。(毛利嘉孝)
【UNREAD】毛利嘉孝「文化=政治」月曜社【=DEATH】
反グローバリズム運動や反戦運動に見られる、ストリート占拠、カーニバル、パフォーマンス、サウンドデモなどの八〇年代以降の「新しい社会運動」の波を、「新しい文化=政治運動」としてとらえ直し、その可能性を実践的視点から考察する。
「新しい文化=政治運動」のほとんどは、空間をめぐる運動である。このことが「新しい文化=政治運動」に独特の切迫した「現在」という時間の感覚を与えている。重要なのは、まさに私たちが身体とともに投げ込まれている「現在」をどのように変容させるのか、私たち自身で考えることなのだ。それは、もうひとつの、ありえたかもしれない「現在」をラディカルに想像することでもある。
取り上げられているのは、反グローバリズム運動、ACT UP!、リクレイム・ザ・ストリート、クリティカル・マス、ダメ連、殺すな、サウンドデモ など。今、世界同時多発的に起こっている新しい「文化=政治運動」はある感覚を共有している。中心がないこと、フラットであること、両義的であること、空間的・身体的であること、したがって「今ここ」を重視すること、非暴力直接行動を戦略として用いること、などなど。これらの現象は突然出現したかのように見えるが、歴史的な必然があることを本書は明らかにしている。なにしろ現在進行形なので、カルチュラル・スタディーズの視点による各現象の紹介が主だが、そのライウ゛感はたまらない。もとより著者の目的は深長な論考よりも、これから描かれる(それは読者によって、DiYでだ)歴史のためのヒント集として本書を使ってもらうことにある。本を閉じた後にはもう、腰を振らずにはいられないだろう。
文化=政治運動リンク集
(主に巻末に掲載されているもの。他にもいくらでもあります。担い手が多様なので対象も多様。自分の興味の範囲で追えばいいと思う。もし自分の関心ごとの分野で先例がなければ、君の番だってこと。)
ACT UP/Adbusters/Culture Jammers jp/Subvertise.org/アムネスティ・ジャパン/ATTAC Japan/www.critical-mass.org/Critical Mass Bicycle Rides/クリティカルマス読本/Reclaim the Streets!/道路を取り返せ/Critical Art Ensembel/Cult of Dead Cow/ダメ連/グリーンピース・ジャパン/インディメディア・ジャパン/途上国の責務と貧困ネットワーク/殺すな/Mongrel/MST/NO LOGO/RE/MAP/Stop the War Coalition/ASC/Defend Our Party/graffiti is not a crime!/EZLN/Zapatistas In Cyberspace/Znet/WORLD PEACE NOW/桃色ゲリラ
文化=政治運動関連書籍
(日本語で読めるもの。いくつかの重要な文献は訳されていない。詳しくは「文化=政治」参照)
ナオミ・クライン「ブランドなんか、いらない」はまの出版
ハキム・ベイ「T・A・Z 一時的自律ゾーン」インパクト出版会
アンドレ・ゴルツ「エコロジスト宣言」緑風出版
サパティスタ民族解放軍「もう、たくさんだ!」現代企画室
山本純一「インターネットを武器にしたゲリラ」慶応義塾大学出版会
ATTAC編「反グローバリゼーション民衆運動」つげ書房新社
スーザン・ジョージ「WTO徹底批判」作品社
ヘンリー・D・ソロー「市民の反抗」岩波文庫
マーティン・L・キング「黒人はなぜ持てないか」みすず書房
マハトマ・ガンディ「わたしの非暴力」みすずライブラリー
ジャック・セムラン「娘と話す 非暴力ってなに? 」現代企画室
野田 ほか編「NO!! WAR」河出書房新社
椹木野衣「今日の反戦運動」『美術手帳」2003年6月号
小田マサノリほか「ぼくらの住むこの世界ではデモに出る理由があり犬は吠えるがデモは進む」『情況』2003年10月号
野田 ほか「ダンス・トゥ・デモンストレーション」『現代思想』2006年6月号
「特集ストリート・カルチャー」『現代思想』1997年5月号
「特集レヴォリューション・ポップ」『STUDIO VOICE』2001年7月号
だめ連編「だめ連宣言」作品社
上野、毛利「実践カルチュラル・スタディーズ」筑摩新書
鶴見 済「檻のなかのダンス」太田出版
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Fri, 30 Jan 2004
言葉と本とカフェ
Exiles Books Night vol.2
20年前のシドニーにあった伝説的なブックショップ「EXILES」が昨年に続き、一晩だけ復活!
EXILESっていうのはロバート・ハリスがかつてやっていた本屋さんね。Flying Books はいろいろイベントやってていいですね。で、その Flying Books でもらってきた POETRY CALENDER TOKYO には「ロバート・ハリス氏に聞く、ニューヨリカン・ポエッツ・カフェとミゲル・ピニェロ」
僕がいたのは、シドニーでもグリニッジ・ヴィレッジ的な雰囲気のエリア。当時、若者が保守的な社会に反発して、自分たちの文化を作り始めていて、その中心的な場所のひとつが僕の店ということかな。世界中の詩を扱っていたんです。
ミゲル・ピニェロはニューヨリカン・ポエッツ・カフェを作った人。映画「ピニェロ」が31日に公開。
詩とは、新しいカルチャーの活力に満ちた象徴であり、生で聞かされるべきものだ。(Nuyorican Poets Cafe)
友人から「(各地で反戦行動のあった)日曜日は部屋で詩を書いてました」っていうメールをもらった。最高にラディカルなプロテストとして受け取ってみる。
ロバート・ハリス「エグザイルス」講談社
日本バックギャモン協会(読むとやりたくなるよ)
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Mon, 26 Jan 2004
僕たちの音
サウンドシステムが鳴り始めた瞬間、笑いが込み上げてきた。これは僕たちの音だ。踊っているのは僕たちだし、機動隊が挟み込んでいるのも、私服警官がデジカメで狙っているのも僕たちだ。そこにはリアルでコンテンポラリーでアクチュアルな音と空間があった。参加者は200人ほどか。それよりはるかに多い機動隊が3列でデモを挟む。このあまりにも過剰な反応はなぜか。そう、彼らは気づいているのだ。既存のサヨク運動なんかよりサウンドデモの方が力を持ちうるってことに。でもね、まだ気づいていないこともある。何より、動員されているのは彼らだってこと。
政府はこのスペクタクル(見世物)のために200万ポンド以上も費やした。そして、このスペクタクルを支配し、舞台を作り出し、役者を配置し、国家も配役したのは私たちだった。つまり、国家にも私たちのゲームを楽しむように私たちが要請したのである。(ジョン・ジョーダン、94年クレアモント・ロードのRTS運動)
実際、「何これ?」なんて言われながら女子高生にケータイで写真を撮られているのも、道に渋滞を巻き起こしているのも、参加者より圧倒的に多い機動隊だ。
もうひとつ、サウンドデモには境界を引けないということにも気づいていない。彼らは必死になって境界をつくり、「参加者」をそこに閉じ込めようとする。隊列から/への出入りは厳しく制限され、出入りをしようとすると途端に楯で遮られ、囲まれ、怒鳴られるのだ。でもさ、じゃあ、歩道で歩いてる人はどうなの? 普通に歩いてるけど、反戦の意志を持ってノリノリだったらどうする?
待ち伏せ・横入り・追いぬき・割りこみ・歩道デモ 益々歓迎+堂々合法!! どこから入ってもどこから出ていっても自由! これ、路上の大原則、法律以前の当然の権利、歩行者の勝手、通行の自由!(ASC)
機動隊に挟まれたデモは届出制の限界として指摘されるけれども、サウンドデモはそれを超える可能性を秘めている。サウンドデモの目的と効果は空間を変質させることであって、手段として用いる音には境界はないし、グルーヴを抑え込むことなど誰にも出来やしないからだ。
ASC
Defend Our Party
graffiti is not a crime!
救援連絡センター
1969年の新宿西口『地下広場』を見よう。そしてティーチ・イン
【NOGROOVE】非暴力直接ダンス【=DEATH】
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Sun, 25 Jan 2004
牛レベル4.5
KATEIGAHO INTERNATIONAL EDITION
創刊第2号の特集がいきなり Absolute Zen 。ぱらぱらめくってたら十牛図発見。しかもイラストは山本浩二だ。ナイス! 十牛図って知ってますか? 禅の悟りへ至る道のりを10枚の絵で解説したものなんですが、これがよくできてるんですよ、ホントに。あれ? 俺、悟っちゃったかも、とか思ってしまった人なんかにぜひおすすめ。自分の位置がわかるかも。ちなみに僕は自己診断レベル4.5牛。「小悟はあまた」ってことで。
承天閣美術館/簡単めな説明/禅籍データベース
中村文峰「禅・十牛図」春秋社
横山紘一「十牛図・自己発見への旅」春秋社
上田・柳田「十牛図 自己の現象学」筑摩書房
和尚「究極の旅」めるくまーる
三田誠広「わたしの十牛図」佼成出版社
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Fri, 23 Jan 2004
古本とRSS
古本屋散策の栞
サイト更新の「RSS feed」を公開されている古書店を募集しています。情報は「古本屋散策の栞」の「目録更新 RSS feeds」というページで公開します。
なるほどねえ。古本屋の古書目録をRSSでfeedすればいいのか! これは将来性アリですね。メモメモ。
んで、feedしている古本屋さん↓
「しょろく」の古本箱(RSS)
古本屋散策の栞と同じ人がやってるみたい。別の方だそうです。失礼!
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Mon, 19 Jan 2004
ピースマークの由来
反戦、反核、平和のシンボルとして世界中で認知されているピースマークですが、そもそも何なのこの形は、とか思ったので調べてみました。
A history of the CND logo
It was designed in 1958 by Gerald Holtom, a professional designer and artist and a graduate of the Royal College of Arts.(中略)Gerald Holtom explained that the symbol incorporated the semaphore letters N(uclear) and D(isarmament).
諸説あるようですが、1958年にデザイナーの Gerald Holtom がイギリスの Campaign for Nuclear Disarmament(CND)という団体のために作った、というのが正解みたいですね。手旗信号文字の N と D がモチーフ。
A symbol of freedom, it is free for all.
商標を取っていないので誰でも自由に使えるけど、間違った使い方は困る。商用に使うのなら寄付しませんか、って書いてあります。また、彼による最初のスケッチはブラッドフォード大学の Commonweal Collection に収められているそうです。
BARING WITNESS
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Sun, 18 Jan 2004
セドリ雑記
買った本
猪熊博行「風の民 ナバホ・インディアンの世界」社会評論社
_会社を退職してナバホ族立大学で学んだナバホ学履修リポート。
冨田恭彦「科学哲学者柏木達彦の多忙な夏」ナカニシヤ出版
_なんだこれ。クーンのパラダイム論から始まる科学哲学「小説」。シリーズみたいですね。面白そう。
カルロス・カスタネダ「呪術師と私」二見書房
ゲーリー・スナイダー「野生の実践」山と渓谷社
ラム・ダス「ビー・ヒア・ナウ」平河出版社
「マリファナ・X」第三書館
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徹夜出張古本名古屋
最近更新が少ないのはやたらと仕事が忙しいからで、エントリーの量は仕事の量に反比例していると思ってもらってほぼ間違いありません。名古屋出張が多いのですが、スキをみて鶴舞の古本街に行ったりしてます。山星書店とかすごく楽しみ。かなーりかぶっていそうな DOOR には未だ行けず。
名古屋古書組合
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Tue, 13 Jan 2004
倍音の聖性
KLF の Chill Out に影響されてホーメイをやってみたら結構イケることが判明。楽しくなってしょっちゅうやってます。かなりアヤシイ。友人に教えてもらって知ったのだけれど、ホーメイに限らず世界の民族音楽や伝統唱法には豊かな倍音を含んだものが多い。口琴、ディジュリドゥ、バグパイプ、チベット聲明、浪曲等々。なんだろう、この広がりは。
日経サイエンス 1999年12月号
トゥバにおける喉歌の起源伝説では,人間がこのような歌い方を習得したのは大昔であることが強調されている。それによると一番最初の喉歌の歌い手は,自然の音(例えば,ザブザブと流れるような,倍音を豊かに含んだ音)をまねたいと望んだのだそうだ。トゥバの民謡はアニミズム(すべての自然物や自然現象には霊が宿るという信仰)と強く結びついてはいる。だが今日歌われている喉歌の,本当の起源は不明瞭だ。
倍音には自然や聖なるものを感覚させる何かがあるのかもしれない。以前、高橋ペコさんのワークショップで和声の体験をしたことがある。単にみんなでそれぞれが心地よいと思う声を出すだけなのだが、時間がたつにつれて場がとても神聖な雰囲気につつまれていったことに驚いた。その時は知らなかったけれど、この方法でも倍音が出ているらしい。不思議だ。なんだろう、倍音って。
ホーミー・ワールド/MAKIGAMI VOCAL WORLD/ホーメイフェスティバル/のどうたの会/日本口琴協会/日本ディジュリドゥ協会/倍音声明/倍音S/MOJO RISING/倍音系のアンテナ
JVCワールド・サウンズ
世界宗教音楽ライブラリー
巻上公一「声帯から極楽」筑摩書房
メッチェル・ゲイナー「音はなぜ癒すのか」無名舎
渡辺満喜子「声をめぐる冒険」春秋社
中野純「日本人の鳴き声」NTT出版
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指紋認証システムその後
会社に導入された指紋認証システムをめぐって一人で会社側と話し合い。「指紋の登録は協力の要請であって、強制ではない」ことを確認。会社としてもプライバシー方針を策定するべく検討中とのことで、僕としてはそれまで指紋の登録はしないことを伝えました。ただし守衛さんにいちいち開けてもらはなくてはいけません。他の人はみんな驚くほど素直に登録していて、一人不便。うーん、なんだかな。
バイオメトリクスについて調べてみると現実は既に僕らの想像力を越えているように思える。少なくとも僕の貧困な発想よりはバイオメトリクスの普及を願う人たちのほうが上だ。想像力と創造力は生活をもっと楽しく豊かにする方向に使うほうがいい。
日本のバイオメトリクス関連リンク
20 Years of Macintosh 1984-2004
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Mon, 05 Jan 2004
いつもミラクル
ナナオサカキ・ポエトリーリーディング
に行ってきました。いいなぁナナオ。ちょうど声に関心のあった僕にはフリーソングが心にしみた。気流舎のフライヤーにサインを頂戴してしまいました。
そうだよ、いつも奇跡なんだ。毎日が奇跡なんだ。
って、くー。
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Sun, 04 Jan 2004
古本とオープンソース
Koshoten.net
Koshoten.netは、無償で利用できるosCommerceというソフトウェアの古書店向けカスタマイズ版です。…古書業界のECサイトとなると、他の多くの物販サイトと違い、特殊な機能がいろいろと必要になります。個々の古書店が一からそれらの機能をそろえるとなると、それなりのコストがかかると思います。Koshoten.netが全国の古書店のECサイト構築にちょっとでもお役に立てればと思っております。
おお、こんなものがあったんですね! 知らなかった。PHP+MySQLだそうです。とりあえずまだ通販はしないけど、とても期待。
導入実績
大山堂書店/杉原書店
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Sat, 03 Jan 2004
正月からもう
あまり買わないと書いたばかりなのにもう京王古書市へ。全国から出店されていて伊勢丹より収穫あり。旭川の店にはアイヌ文献が多かったりして地方色があっていい感じ。カスタネダ「呪術/ドン・ファンの教え」二見書房の初版発見。でもこれは買わず。
買った本
ペンダーグラスト「コーヒーの歴史」河出書房新社
何だかんだと言っても要するに、たかが木の実にすぎないのだ。しかしながらコーヒーは、世界の合法的な輸出品の中では、石油に次いで最も金銭的価値が高い。そしてコーヒーは、世界中で摂取されている精神に影響を及ぼす薬物の中でも、最も強い作用を持つものの一つだ。コーヒー産業は、世界の国々の経済、政治、社会の構造を左右し、形作ってきた。
ラム・ダス「覚醒への旅」平河出版社
福岡正信「わら一本の革命」春秋社
上田紀行「癒しの時代をひらく」法蔵館
アンドルー・ワイル「ナチュラル・マインド」草思社
ラジネーシ「究極の旅」めるくまーる社
野口三千三「原初生命体としての人間」三笠書房
永沢哲「野生の哲学 野口晴哉の生命宇宙」青土社
ニューバーグほか「脳はいかにして神を見るか」PHP研究所
_脳の方向定位連合野の遮断が神秘的合一体験をもたらすのではないか、という仮説。
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本の積み方
というのがあるらしいのだけど、僕は知らない。一応、反らないように気をつけてはいるけれど、床から山積みにしている。部屋が占領されてきたので最近はあまり買わない。それでも伊勢丹の古本市で5冊購入。友人に3冊販売。1冊をブッククロッシングでリリース。
買った本
山尾三省「屋久島のウパニシャッド」筑摩書房
ジョン・ミューア「はじめてのシエラの夏」宝島社
田渕義雄「寒山の森から」晶文社
ラジネーシ「存在の詩」めるくまーる社
新島淳良「さらばコミューン」現代書林
迷った本
後藤明夫編「Jラップ以前」TOKYO FM出版
_最初期の証言集。HALCALI(ヤバ!!)とか聴くにつけ隔世の感。
高嶋幸男「火の道具」柏書房
_火起こしの技術を道具から考察。僕は火を起こせるのか疑問。
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Thu, 01 Jan 2004
始まりの始まり
明けましておめでとうございます。近日開店を掲げつつ2回目の年が明けてしまいました。相変わらず開店する気配のない気流舎ですが、でも今年こそは何かがきっと動き出すはず。貯金が300万円に達したら会社辞めますよー。初詣でもパンパンお祈りしてきたので大丈夫。本年もよろしく!
大スケジュール発表
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