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・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画」

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家賃の更新で10数万円お支払い。イタタタタ。更新料って何なんだろう。理解できない。考えてたら、そもそも家賃の概念も疑問に思えてきた。おそらく土地の私有から生まれた概念だろうけど、いったい大地を誰かが所有するなんてことが、なぜできるのだろう。「土地」というと所有の対象のように聞こえるけれど、「大地」はそんな対象ではない気がする。土地だって大地だ。
土地所有(「社会学事典」弘文堂より)
一般的には土地に対する私的・排他的支配の総称で、歴史上の各時代の生産関係に照応した諸形態が存在するが、資本主義社会では、他の財産=商品一般に対するのと同様の純粋な私的所有という形態をとる。領主に対する農民の人格的・身分的隷従を不可分の内容とした封建的土地所有を否定して二重の意味で自由な賃労働者を創出するためには、その所有者が誰であれ、土地をも近代的な私的所有の対象とすることが不可欠であった。
ふーん、そうか、悪いことばかりではないのだね。でもなぁ、どこかシャクゼンとしない。例えばアボリジニをはじめとする多くの先住民たちにとって大地は、自分の身体や共同体の記憶の延長であるような、あるいは神の住む信仰の対象であるような、そんな存在だったはずだ。今の社会で、大地とのそんな深い関係を望むのは夢だろうか。家賃を払い、代わりに得たつかの間の自由を、せいぜい謳歌するほかないのだろうか。
4 Comments, 0 TrackBack | category: /shop/money | permalink
いとぅか wrote: No title
先日、ドイツに渡り、スクウォットして4年間むこうで生活している日本の女性DJに会い、お話を伺いました。イギリスと違いドイツは、スクウォッティングやパーティーに対して寛大、むしろ推奨しているみたいです。
壁が崩壊して、東から西へ人が移った一方で、新しいことをしたい人やお金がない人は、人がいなくなった東の廃墟に住み着いたという流れがあるからでしょう。一度壊れた街がこういう形で生き返っていくところはおもしろい。
家賃はただ、といっても、わずかなスクウォッティング料金は取られるそうですが、「土地所有」の概念はないですよね。
勝手に廃墟に住み着いてしまえ!というスクウォットと、なにか物を作ったり、パーティーや講座を企画したり、組織的に活動する人が住む(そういう人なら誰でも住んでいい)スクウォットと二つあるみたいです。
ただ、スクウォットに対するちょっとした軽蔑、というか「あの人たちヘンなことやってるわー」みたいなものもあるとか。
トレーラーピープルやトラベラー、それにスクウォッティング。定住にこだわらないといろいろな「住」があるもんですね。しかし、土地に対する執着とかは、なさそうですね。
かとう wrote: No title
こんにちは。そうか、スクォッティングという選択もありですね。料金取られるとか二つあるとかは知らなかった。おもしろいですね。日本でも可能だろうか。大学の寮とかはよく聞くけど。定住に関しては、土地に縛られたくはないけど、大地に深く関わって生きたい、という矛盾した思いがあります。
furu wrote: 僕も
よく考えたりすることです。土地だけでなくて、水も電気も、そしてついに空気(二酸化炭素)も有料という概念が取り入れられたりしていて、むむむって思います。(ネットの世界のオープンソースにも大資本の圧力が強まっているようだし。)
やっぱりいにしえの『里山』のような、不可侵というか人による所有も開発も出来ない、聖域が一定以上必要なんじゃないかなぁ等、色々考えちゃいますね。所有?って何だろう?って。
かとう wrote: むむむ
ですね、ホントに。所有って何だろう、って僕もよく思います。法学や経済学では古代ローマからマルクスにいたるまで、古典的な問題みたいですけど。よくわからない。まぁ、所詮人間の観念的なお約束であって、だれが所有していようと自然は変わらずにあり続けると思うと少しは気が楽になります。あ、でも実際には所有者によって環境破壊もあったりするからダメか…。ぐるぐる。