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Mon, 22 Dec 2003

魔法と物理とヘルメット

本書の著者名を聞いて、書評委員会は一瞬どよめき、自分の知らない時代のできごとが、三十年たっても深い刻印を残していることにぼくは改めて驚いた。それは多くの点でマイナスの刻印だっただろう。全共闘騒動の最大の損失は、山本義隆が研究者の道を外れ、後進の指導にもあたれなかったことだ、という人さえいた。(山形浩生
このような質・量ともに群を抜いた科学史書が、アカデミズムの外部で書かれたことに心からの敬意を表する(野家啓一)
私自身はこの著作をこれ以上には論評する気がない。(養老孟司)
その本をまだ読んではいない。それなのに、光沢のある白いカバーに包まれた三冊の本を、机の上に置いただけで、心安らぐ気がした。ブラインドを透かして机上に射し込む秋の光が、ゆらゆらと揺れ、白い三冊の本が海に浮かぶヨットの帆のようにさえ感じられた。…空気が急速に冷気を含んでいく中で、私は白い本の扉を開く夜を心待ちにしている。(道浦母都子)

本の名は、
山本義隆「磁力と重力の発見」みすず書房
パピルス賞、毎日出版文化賞、大佛次郎賞受賞。

駿台「物理入門」は受験生時代の僕のバイブルでした。
いつか読まなくては、がまた一冊(というか三冊)。

著者からひとこと

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