ちかごろの気流舎

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気流舎の文化エリート主義を論難する

…なんてだいたいほら、
「論難する」なんてムズカシイ言葉を
つかっていることからしてもうダメだ。

気流舎はステイ・アンダーグラウンドな路上派を気取っているが、
しょせん文化エリート主義なのだ。インテリなのだ。
文化相対主義を装ってはいるが、そのくせ
おたく文化やヤンキー文化やギャル・ギャル男文化とかの
お隣り文化のことを下に見て馬鹿にしているのだ。

気流舎のことを単なるお洒落カフェだと思っている
お客さんや雑誌に対してすら阿呆じゃないかと
悪態をついているのだ。（気をつけろよ！）

これはヒッピーにたいする典型的な批判でもある。
「しょせんヒッピーなんて白人中流階級のお遊びだろう？」
ドロップアウトにしたってそもそも
大学とか会社とかドロップする環境があったからこそ
はみ出しているわけで、黒人・下流などの
サバルタンははみ出す以前に語ることすら
できないんじゃないのか？

…ってまたほら、
マイナーな本をさりげなく持ち出して教養を
ひけらかそうとしていることからしてもうダメだ。

アカデミズムに対しては
「お前、踊れないだろ」と
小馬鹿にしつつ、
踊っているやつらに対しても
「お前、読んでないだろ」と
やっぱり小馬鹿にしている。
小馬鹿ってあたりがまた嫌味。

踊りながら読め！
読みながら踊れ！
DANCE WITH BOOKS！


…ってだからほら、
こうやって高みに立って
命令してるあたりがまた…
（ぐるぐる。タイトルに戻る）

10 Comments, 0 TrackBack | category: /misc | permalink

かとう wrote: No title

そしてこーやって
ぼくはちゃんとそーゆう視点もわかってますからね、
自分のことも客観視できてますからね、
っていう態度もまた…

あーもう嫌だー。


全然そんなことないんだから。
本なんて読んでないんだから。
踊ってなんてないんだから。
本なんて読む必要もないし
踊る必要もないんだから。

かとう wrote: No title

ほんとはね、

踊らないで読んでばっかのひととか
読まないで踊ってばっかのひととか
踊らないし読まないし
だいたいそんなこと関係ないけど
楽しく生きているひとに

あこがれているんですよ。

キャヤー wrote: かとうさん

かとうさんはインテリである以前にやさしい人だとキャヤーは思います。やさしい人　ってどんな人か定義できないし、感じる部分だと思うのですが、インテリじゃなくてもインテリでもやさしさを感じられる人はイイ感じだと思います。素直さ？率直さ？やさしさってなんだろー
いまなぜやさしさに話が脱線しちゃったか自分でも良くわからないけど、
下北の路上でカメラ撮ってまわってるかとうさんは、ほんと楽しそうですよ！撮られる方も楽しくなっちゃう楽しさ全開☆

bonobo wrote: 楽しいと思うことを

そういうことを自覚した上で、踊るにしろ読むにしろ、
楽しいと思うことをやればいいんじゃないかと思います。
気流舎はお店なんだから、おしゃれで快適で文化的で
カウンターカルチャー的な「空気」を売り物にしてていい
と思います。この社会に、そういう入り口をつくる。
お店と加藤さん個人は違っててかまわないわけだし。

bonobo wrote: 僕なんか

僕なんか加藤さんみたいな美意識に欠けていて、家とかも
ぐっちゃぐちゃだし、うらやましいですよ。自分が店を
やっても、拾ってきた不ぞろいの本棚や家具使ったりして
貧乏くさくなりそうで、お客は来ないでしょう。
うちで使ってる家具はだいたい粗大ゴミでの拾い物なんだけど、
僕個人のライフスタイルとしてはそれでいいんだけど、お店と
してはそれじゃ成立しないと思うわけで。

tu-ta wrote: かとけんさんのループについて

このループ
あんまり深刻にならない程度に楽しんでください。
で、昨日、某所でG８反対の作戦会議の準備のような会議ありました。

なんかG8をゆさぶるくらいのことがないかなぁと思います。

そういうことがちゃんと考えられたら、ループに思い悩んでる暇もなくなるかなぁ？

かとう wrote: No title

＞キャヤーさん
やさしいお言葉ありがとうございます。
やった。キャヤーにほめられた♪
歓びに素直に楽しく生きたいといつも思ってます。
でもあのとき楽しさはホー娘。がくれたのよ。

＞bonoboさん
そうですね、「入り口をつくる」というのは
ぼくもとても意識しています。
だからお洒落カフェでもいいんですけどね。
馬鹿にせず自分が入り口になるというのは
なかなかムズカシイものです。
そこを楽しめばいいのか。

＞bonoboさん2
美意識もじゃまに思うこともあったりします。
ジャンク・スタイルでもいごこちのいい空間は
つくれると思いますよ。やはりそーゆう不揃いさとか
ぐちゃぐちゃな感じを肯定的に楽しめるかどうかで。
ぼくは結構そんなのも好きです。

＞tu-taさん
いやこれは実践と思索の葛藤なのでG8とかは
まことに悩ましい葛藤の契機でもあります。



まぁ楽しけりゃいいやねぇ〜

Kachina wrote: 憩いの

わたしは踊っているかとけんさんも
読んでいるかとけんさんも実際には観たことがなくて
話をきいてくれるかとけんさんと
美味しいチャイを淹れてくれる、かとけんさんの
大ファンで、ついリンドウをあげたくなります。

気流舎はそういう憩いの場でもあるのではないですかねえ。

難しいことは、盛り上がる仲間同士で、その場は面白いけれど
書いちゃうと蚊帳の外のひとは引いてしまいますので
こっそり話しているといいかもしれません。

で、火曜日の読書会は何章からですか。
すんごい楽しみにしてつい先週も行きそうになってしまいました。
先週はおやすみでしたね。

響 wrote: No title

踊らずに読んでばっかりで
アカデミズムに息苦しさを感じている私からすれば、
かとうさんは踊りつつ読んで、
読みつつ踊ってる人のように感じられて、
とても羨ましく思いました。

かとう wrote: No title

＞Kachinaさん
ありがとうございますー。
そうそう憩いの場くらいのスタンスが
こちらとしても楽ですね。
リンドウきれいに咲きましたよ。

次回の読書会は明日21日（火）の21時〜
第一章をやりますので、できれば読んで来てください。


＞響さん
そうなんですか？
それはもう響さんも踊ればいいんですよ！
やっぱり頭と体のバランスは重要で。