!!気流舎共同運営への呼びかけ!!
・最新情報は twitter(@kiryuusha)をご利用ください。
・勝手に休んでいたり時間通りに開いていなかったりもします。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画」

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祖母とのはなしをもうひとつ。
長いこと茶道をたしなんでいる祖母が
「お茶にしましょうか」といえば、
それはお抹茶のことだ。
といっても和室で正座して…
なんてことはなく、テーブルで
やかんからドボドボ入れたお湯を
チャチャッと点てて出してくれる。
その気楽さがいい。
本当はね、これこれこうして
こんなこともしないといけないんだけどね、
といって「本当の」作法をはなしてくれる。
なかでも感心したのが、「景色」のはなし。
お茶会の席ではただお茶を飲むだけではなく、
茶室にあるものを愛でる。茶碗から
掛け軸から茶杓の節にいたるまで、
とにかくいろんなものを品評しあう。
そのときに使うことばというか概念が、
「景色」なのだという。
お茶碗の模様だけでなくてね、
お抹茶をすくったあとの粉のくずれた様まで
「景色」といって観賞するのよ。
そんな話をこちらは椅子に座って
足を組んで背中をまるめて
へぇ、それはすごいね
なんていいながら
ズズっと飲んで聞いている。
まぁでも、難しいこといわずに
おいしく飲めばいいのよ。
抹茶の山に「景色」を見る
茶道の高い精神性に感動しつつ、
それを笑ってはなす祖母との
まるで無作法なお茶会は、
楽しくて、おいしい。
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