ちかごろの気流舎




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Fri, 14 Mar 2008

おしゃれエコってどうよ。




greenz.jp といっしょにイベントをやることになりました!
greenz.jp は近しいひとたちがやっていて
面白いしカッコいいなと思うのですがー…

可能性を感じるがゆえにじつは
ツッコミたいこともいろいろあります。

たとえば昨日のエントリー。
未来の世界では、バナナの名刺でごあいさつ。「バナナ・ペーパー」
おいおい、ちょっと待て。
バナナを語るなら『バナナと日本人』は読んだのか?

バナナ

熱帯東南アジア原産、人類最古の栽培植物の一種とされる。19世紀、中米エクアドル一帯で米系企業が大農園の栽培を開始し植民地経済に組み込まれた。日本では日露戦争の頃から台湾の仙人種が輸入された。戦後1963年に輸入が自由化されるまでは、高級フルーツというイメージが強かった。この自由化とともに日本人の消費が激増し、アメリカ系の多国籍企業デルモンテ、ドール、ユナイテッド・フルーツ社と日本の住友商事が、ミンダナオのダバオ地区に日本向けのバナナ農園を設けた。自営農家も農園労働者も、低賃金で新植民地主義的な経済に組み込まれることになった。
—『社会学事典』弘文堂より「バナナ」の項
執筆は『バナナと日本人』の鶴見良行


もちろんここで言う「新植民地主義的な」というのは
グローバリズム的な、あるいは〈帝国〉的なと言ってもいい。
バナナもチョコレートもこーゆう背景を抜きにして
語るのはまるで「フェア」ではないだろう。

しかもこのバナナ・ペーパーの工場は
トヨタ自動車の助成でつくられているではないか!
グリーンウォッシュの疑いはないのか?
こんなものが本当に未来か!?


…とかね。


で、そんな話を greenz.jp のライター山本ペロさんに
話していたら面白いからイベントでやろう! ということに。
日頃からせっせとおしゃれエコにいそしんでいる方も
なんだかなぁ、と違和感のある方も
いっしょに考えてみませんか?


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【気流学舎 031】
「『おしゃれエコ』は我々をどこに連れて行くのか?!」
〜 気流舎と greenz.jp 、大いに語る 〜

日時:2008年3月21日(金)20時〜
場所:気流舎
話す人 気流舎店主 かとけん
    greenz.jp 編集長 鈴木菜央
    (greenz.jp 山本ペロ)

参加自由、申し込み不要、
できましたらワンドリンク(投げ銭歓迎!)

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こんにちは。greenz の山本ペロです。
いっつも気流舎を愛用させて頂いてます。
チャイはおいしいし、欲しい本はたっくさんあるし、
店主はスマートだし…!

ところで、ある日、いつものようにチャイを
飲みながら、かとけんさんとお話していたら、
「この greenz の記事ってさ…」と
私の書いた記事について話はじめました。
そのお話がとってもおもしろかったので、
ぜひ、うちの編集長とトークを! と思い、
今回のイベントとなりました。

題して
「『おしゃれエコ』は我々をどこに連れて行くのか?!」

「エコかっこいい」「エコリュクス」「エコセレブ」…。
2008年のキーワードは「エコ」だ、と誰かが言っている
とおり、今年は、「オッシャレー」なのとエコが
合体したモノが、幅をきかしていくようです。

そこで! そんなステキ? かつ、
そこはかとなく? アホちっくな風潮を
下北沢のオルタナティブ古書店・気流舎と、
「エコスゴくてワクワク」な未来を伝えるWebサイト、
greenz.jp とで、がっつり語っていきます。

果たして、この日本に、
本当に持続可能な未来はやってくるのか?!
突っ込み大歓迎。乞ご期待。
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1 Comment, 0 TrackBack | category: /shop/event | permalink

Comments

tu-ta wrote: おもしろそうだ

ぼくもそのあたりのことには言いたいことがい~っぱいあって、ぜひ参加したいんだけど、別の会議が入ってて、んで、それだけじゃなくて、その日、その時間に仕事が終わりそうにないという悲惨な状況もあります。

で、そのあたりのことをいろいろ書いたりしてます。

ソトコト次世代エネルギー特集
» http

「うさぎ!」の姉妹編にでてくる「環境にやさしい車」の話もあるよね。
これもここで紹介してます。

企業的な社会、セラピー的な社会」(小沢健二)メモ
» http


どんな話になるのか、ぜひ、終わったら紹介してください。

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