!!気流舎共同運営への呼びかけ!!
・最新情報は twitter(@kiryuusha)をご利用ください。
・勝手に休んでいたり時間通りに開いていなかったりもします。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画」

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ゲスト:若尾好き
司会:鈴木並木
09月28日(日)19:00〜21:00(試合展開により延長の場合あり)
@下北沢・気流舎
無料(ドリンクをオーダーすることを推奨)
参加自由/申し込み不要/途中入場・退出自由
筒井康隆のなにかのエッセイで、「ただし非常にやりにくいのである」だとかいう
感じの書き出しのものがあって、なんで文頭からいきなり「ただし」なのかは各自
調べていただきたいと思いますが、わたしももろもろの説明抜きで、ただし非常に
やりづらい、と言いたい気分なのです。今回。
だってですよ(説明してる)、ゲストさんのお名前が「若尾好き」で、若尾文子の
話をするっていうんですよ。そんなの、面白いに決まってるじゃないですか。ネタ
もいっぱいあるだろうし、仙台の実家を見に行った話とか、黒川紀章の選挙運動を
手伝ったときの様子とかについても聞かせてくれるに違いないし。
いや、聞くのはいいのね。楽しいから。自分でもなんかしゃべんなくちゃなんないっ
ていうのがなあ……。好きな女優の、ここがこう好きです、って話すの、恥ずかし
いもん。ん? でもあれか? 毎回毎回、好きな映画の、ここがこう好きです、って
話してるんだから、同じか? じゃああれか? やっぱり茉莉子か。茉莉子しかい
ないか。わたしが「様づけ」で呼びたい女優は。
ということで、めでたく1周年を迎える今月の「映画のポケット」、岡田茉莉子と
若尾文子のふたりを採り上げます。組み合わせの必然性のなさに酔いしれていただ
ければこれ幸い、であります。
*若尾好き(わかおずき):
地元福岡で映画館主だった祖父の影響で、幼少期より映画を貪り喰らう。とはいえ、
とりわけ「作家」を意識して映画を観るようになったのは高校時代から。当時は、
フェリーニと黒澤明に傾倒するごく平凡な映画青年だった。
高校卒業と同時に上京し、邦画の奥深い世界に開眼。中でも、(今は無き)並木座
で観た溝口健二特集の名画群に茫然自失となる。この特集を通して若尾文子という
女優の虜となり、どんな駄作であっても、そこに若尾文子さえ存在していれば全て
を許してしまうという「若尾文子原理主義者」として自己を形成するようになる。
20代半ばにベルリンに亡命。東欧における若尾文子主義の普及に努めるが、「キタ
ノ旋風」の前に敗北を喫し、一年で帰国。以後、ツァラトゥストラのように、(イ
ンターネットという名の)山中に籠る。
「一時期と違い、これほどまでに再認識された若尾文子について、今更何を付け加
えることがあるのか」という怒号に対しては、森恒夫の遺書をもって応答するのみ。
「今ぼくに必要なのは、真の勇気のみです。はじめての革命的試練。—跳躍のため
の。」
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