ちかごろの気流舎




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Mon, 26 Mar 2012

『ショック・ドクトリン』勉強会



2011年3月11日におそった大震災、
そして原発事故はさまざまな波紋を投げかけました。
残念ながら“復興”という2字だけでは
語りきれない違和感を、そして苛立ちを覚えます。

この違和感はどこからくるのでしょうか?
イベントでは昨年9月に翻訳が刊行され話題になった
ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』(岩波書店)
通じ、その理由を考えてみたいと思います。
本書のキーワードは“惨事便乗型資本主義”、
すなわち「大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革」のことです。
新自由主義は人びとのショック状態につけ込んでやってくる。
ピノチェト独裁政権下のチリ、9・11後の米国と
イラク戦争、スマトラ沖津波、ハリケーン・カトリーナ…
それらを例に検証されます。
大災害がおこり被災者が茫然自失とするなか、
コミュニティーが解体され、市場原理による“復興”がなされる。
放射能をばらまいたあげく、廃炉ビジネスや
TPPを推進しようとするどこかの国の現状を思い起こさずにはいられません。

2011年3月11日を経験して、
私たちはオルタナティヴな連帯の重要性を今一度、
再確認することになりました。オープン当初からそのような試みの場で
あった気流舎で本書を読みコミュニティーのこと、
そして社会や経済のことをもう一度、考えてみたいと思います。


日時:2012年4月7日(土)19:00~
場所:気流舎
会費:無料(ドリンクオーダー)
※ 全2回の予定で、今回は上巻をとりあげます。
※ 読んで参加すると理解が深まると思いますが、
 興味のある方は誰でも気軽にご参加ください。

主催:「気流舎『ショック・ドクトリン』勉強会」


1 Comment, 0 TrackBack | category: /shop/event | permalink

Comments

tu-ta wrote: いきたかったのに

行けませんでした。
で、遅れて読み終わって読書メモを書きました。
読んでもらえたらうれしいです。
金曜日、行きたいけど、行けるかなぁ?

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