ちかごろの気流舎




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Thu, 23 Aug 2012

「贈与と共有」研究会



日時:8月25日(土)
場所:気流舎
時間:19:00~
参加費:投げ銭(One Drink Order)


新しい「生の形態」は如何にして発明できるのか?

今回、私達が設けたこの研究会はそのような「問い」に裏打ちされています。
ネオリベラリズムや管理社会、そしてポスト311という時代状況を生きる私たちは、
如何にしてこの社会経済的な閉塞状況を突破できるのでしょうか。

私たちが直面しているカタストロフ的な状況に対して、既存の法的-制度的な枠組みを
参照項にしてもがいていても、そこでは本来創造的なはずの私たちの欲望は、
すでに出来上がったルールの中での権利要求の主張へと矮小化されてしまうでしょう。

前提とされているルールの創造的な書き換え作業の只中で、
新しい「生の形態」は出来事として発明されなければならないはずです。

「贈与と共有」「新たなる共同性」というテーマとともに、多数多様性に依拠した
発明の企てを、皆さんと一緒に始めていきたいと思います。

ウエケン(気流舎)


★「贈与と共有」研究会

「新たな共同性」をキーワードに、以下のテーマを考えます。

・自立した地域経済、共同出資のあり方。
・エネルギーの循環、共生の知恵としての政治。
・農業、漁業や食べ物。第6次産業化と食物連鎖。
・身のまわりの道具、住まいのこと。未来の民藝的空間。
・芸術創造とアソシエーション。自治空間のデザイン。
・結社/ギルド/組合の変遷。スピリットの問題。
・コモンズとしての自然。贈与と富のシェア。

★ 参考文献
中沢新一『野生の科学』『カイエ・ソバージュ』『狩猟と編み籠』など
D.ルイス-ウィリアムズ『洞窟のなかの心』
賀川豊彦『友愛の政治経済学』
柳田國男『全集1 産業組合・農政学・農業政策学ほか』
岩崎敏男『二宮尊徳の相馬仕法』
南方熊楠『神社合祀に関する意見』
中倉智徳『ガブリエル・タルド 贈与とアソシアシオンの体制へ』
M. モース『贈与論』
P. クロポトキン『相互扶助論』
その他

※ 参考資料は基本的にコピーを配布します。本を持っていない人にも入りやすく。
まったく手がかりのない人も参加できる、開かれた研究会です。
テーマはある程度自由に展開していきます。

8/25(土)は初回の導入。ブレインストーミング的な内容として『洞窟のなかの心』
『カイエ・ソバージュ』をふまえた洞窟論/テラス論からスタートします。
「結社=組合(association)」と「家族共同体(family)」。
「聖地(洞窟空間)」と「炉の周辺(家庭空間)」。
「生成変化(transformation)」と「物質変成(transmutation)」等々。
旧石器時代から続く共生の知恵と未来に必要となる「生の形態」を併せて考察します。

気流舎、野生の科学研究所くくのち学舍グリーンアクティブ等に関心がある人も
そうでない人も。面白いこと考えている人や実践している人。
新しい自然-社会的実践や思想の創造に興味のある人。大歓迎です。

コーディネーター:石倉敏明(明治大学野生の科学研究所 研究員)


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