ちかごろの気流舎




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Fri, 25 Jan 2013

畑で聞いた 豆の話




3世紀に中国から海を越えてやってきた小豆は、
やがて福島県いわき市にも根づきました。
自家採種を繰り返すうちに赤い皮に黄色のぶちがでてきて、
もとの小豆とは違ったものになってきた。
皮が薄くて煮えるのが早いので、
里帰りしてきた娘にもサッと煮豆を食わせてやれる。
――これがいわき市の在来小豆「むすめきたか」の由来だそうです。

在来種(※)の豆のことを「地豆(ぢまめ)」と呼びます。
「馬のかみしめ(馬の噛んだようなあとがある)」
「みずくぐり(大雨にあたってもサヤが腐らない)」
「鶏頭大豆(花のケイトウのようなヘンな莢の着き方をする)」など、
地豆にはいろんな名前があり、その由来のひとつひとつに
土地の文化がつまっています。

 また、豆は食べ物であり、「種」でもあります。
 北海道に渡った開拓移民は、ふるさとの豆を持って海を渡りました。
「豆を植えると畑がよくなる」と昔から農家の人たちは知っていたからです。
やせた土地でも育つ豆はまさに命綱となりました。
そうやって北海道に根づいた豆はおよそ600種と言われています。

今回は、ちょっと珍しい豆を眺めながら、食べながら…。
在来種の豆の話、北海道の豆農家の話、豆料理の話、
葉と根をちょんぎったら豆がスゴくなる話など…、
農業を「生業」として生きる人たち。その人たちに
畑で聞いてきたことを話したいと思いました。

豆話に花を咲かせませんか。
豆って本当にかわいいです!
そしてすっごく美味しい!


 【日時】2013年1月26日(土) 19時~ カンパ制(+1drink)
 豆話:紅梅亭こんび、ホリム・ベイ(畑で農家に話を聞いてきた人×2)
 豆料理:ピット(料理作るのが好きな人)
 (青大豆か紅大豆を使った豆ごはんのおにぎり(予定)ほか)


※)在来種:
その地域に古くから伝わる品種で、自家採取で種をつないできたもの。
大量生産に向かないものがほとんどだが、「日持ちする」「美味しい」
「虫や水の害に強い」など魅力的な特徴があるものも多く、地域の人に愛されている


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