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・勝手に休んでいたり時間通りに開いていなかったりもします。
・移動仮設型ブックカフェつくってます。→「さわさわ気流舎(仮)計画」

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わたしは7月の初めからひと月あまりリトアニアに滞在していました。この旅の目的は“アートと治療”です。今回のワークショップの前半は、これの報告をしたいと思います。
リトアニアという国を知っていますか。
東ヨーロッパのバルト海に面した小さな国です。バルト三国のひとつです。人口は約300万人。ポーランド、ベラルーシ、ラトビアと接しています。宗教はカトリック。言語はリトアニア語です。
この国のことを少し紹介したいと思います。この夏は日本の雑誌、フィガロやミセスなどでも特集が組まれていました。女性をターゲットにした旅行や買い物の案内ですが、バルト三国はスカンジナビア・ツアーの新しい目玉としても注目されています。
リトアニア語は古代サンスクリットがルーツです。これには古代の民族移動の複雑な歴史があるのですが、詳しいことはわかっていません。非常に古い言語をルーツに持っていますが、現在のリトアニア共和国は新しい国です。1990年にソビエト連邦から独立して建国されたのです。このリトアニアの独立のプロセスは、現代史に奇跡のような光を放っています。それは非常に興味深いものです。
今回のわたしのアートの部分は、戦前の首都カウナスの美術館の企画展に参加することでした。これのタイトルは“二つの島国”。リトアニアでアイスランドと日本のアーティストが出会うという企画です。
わたしはそこで“易”をモチーフにしたインスタレーションを制作しました。今年の初めから、わたしがこのワークショップで話してきた“易”が、ここにひとつのコンセプト・アートとして結実したのです。
日本のアート・グループには、ぼくの他に森妙子さんと江上弘が参加しています。アイスランドのアーティスト、ミレヤのアートスペースのタイトルは“インフィニティ”でした。それにたいしてぼくは、日本の空間に“インサイド・エンプティ”と名付けました。この展覧会は7月18日にオープンして9月1日まで、カウナスのチュリオニュス現代美術館で開催されています。
展覧会の後、わたしはヴュルニスに戻り、2週間にわたって鍼灸治療をしてきました。ここでは去年に続いて2回目の治療のワークショップです。これはとても好評でした。言葉の壁を越えて“氣”の文化の交流が奇跡のように起こりました。
現代の政治的に呪縛された“医・食・住”からどのように自分の身体性を取り戻すか。“養生と自然療法”による“氣”の身体性への回帰。わたしはリトアニアの旅をとおして、その可能性をより深めることが出来ました。
美味しいリトアニアの地酒を土産に持っていきますから、お楽しみに。
報告:川崎三木男(鍼灸師・美術家・数寄者)
日時:2013年8月22日(木)19時〜
会費:無料(+投げ銭)
※1ドリンクオーダーお願いします。
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