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一銭大学Vol.2「楽園」-タイとラオスの歓楽地で『すばらしい新世界』を読んで考えたこと-


去年12月にオルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』の文庫本を持って、タイとラオスを旅しました。
夜のバンコク(タイ)、昼のバンビエン(ラオス)などで頁をぱらぱらめくりながら、<楽園>について考えたことを旅の報告も兼ねて今回の一銭大学でみなさんと共有したいと思います。
『すばらしい新世界』はハクスレーが1932年に発表したディストピア小説の古典です。
舞台は西暦2540年。厳格な階級制、フリーセックスの奨励、快楽薬SOMAの配給によって築かれた安定社会に疑問を抱き始めた者たちの苦悩が描かれています。
旅で小説を読むことの面白さは、フィクションと現実体験の二重性が混じり合う瞬間にあると思っています。今回の旅でまさにこの体験をしました。
確かにタイとラオスには<楽園>があった。
しかし、果たしてそれは本当に<楽園>なのか?
その<楽園>のもとに犠牲になっているものは何か?
そもそも<楽園>って何だ?
今回、幸運にもバンコクとバンビエンで最新作『バンコクナイツ』を撮影中の映像制作集団「空族」と合流することができました。彼らの今作のテーマはずばり「娼婦・楽園・植民地」。彼らの問題意識に今回の旅はかなりの影響を受けました。その話も絡めていきます。
空族
http://www.kuzoku.com/
バンコクナイツ
http://www.bangkok-nites.asia/
楽園、ユートピア、パラダイス、理想郷、桃源郷 ……
表現の仕方はさまざまですが、より良い未来を構想するためにもこのテーマについてみんなで話し合いたいと思います。
当日はラオスの市場で買ってきたトゥアナオ(豆の発酵物)を使って、カおスフーズPitがカオソーイ(タイ北部、ラオスの麺料理)をつくります。
一銭大学 人間解放学部
部長 ハーポB
【 一銭大学Vol.2「楽園」-タイとラオスの歓楽地で『すばらしい新世界』を読んで考えたこと-】
○ 日時:2016年1月15日(金)20:00~
○ 場所:気流舎(下北沢)
○ 参加費:無料(+投げ銭)
※1ドリンクオーダーお願いします。
○ 食事:カおスフーズPit
「トゥアナオを使ったラオスのカオソーイ」
★参考文献(講師)
オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』 (光文社古典新訳文庫)
『現代思想2016年1月臨時増刊号』「総特集 見田宗介= 真木悠介ー未来の社会学のために」
★前回の一銭大学「流民」の補講レジュメを配ります。
タイ・ラオスの山岳地帯に住む「流民」の存在も、今回のテーマに関係してきます。
一銭大学Vol.1 「流民」- 沖浦和光の歴史観に触れる-
http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi/shop/event/151020c.html
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